この冬いちばんの寒波が来て、昨日の夕方から降った雪が、少し積もりました。
中島美嘉の曲「雪の華」に次の歌詞があります。
「舞い落ちてきた雪の華が
窓の外ずっと降りやむことを知らずに
ぼくらの街を染める
誰かのために
何かをしたいと思うのが
愛だと知った」
このように、雪には人に何かを知らせたり、わからせたりするはたらきがあると考える人がいます。
「雪の結晶は、天から送られてきた手紙である」と言ったのは、中谷字吉郎博士(北海道大学)でした。
中谷博士は、天から降ってくる雪を観察して、いくつかの結晶に分類しました。
結晶は、空の気温や湿度によって、その形が変わります。
雪の結晶の形や模様は、大気の気象条件を示す暗号だそうです。
そこで、中谷博士は暗号を解くために低温実験室を作り、世界で初めて人口雪を作りました。
自然界の事象には、まだまだわからないことがたくさんあります。
かくして、自然の謎解きは無限に続くのです。
人間は自然と対話をして、自然とつきあっていくのです。