2月9日、10日の私立高校入試を控え、3年生は今日、面接練習をしました。
面接官には、わたしと教頭、生徒指導の3人がなり、クラスを3グループに分けグループ面接をします。
今日は3Bと3D、22日には3A、3C、3Eが練習を行います。
「あなたは、なぜ本校を志望しましたか」
「はい、・・・」
この、「はい」を冒頭に入れる答え方をしている人が多かったです。
これは、効果的です。
答えようとする意気込みを感じますし、質問に正対して答えようとする力を感じます。
また、話す語尾にアクセントを強く話すようにと、アドバイスをしました。
語尾をはっきり言うと、話した言葉が引き締まり、言葉が消えてしまわないからです。
どの子も真剣に自分がくぐっていかなければならない「関門」に向き合い、わずか15歳(14歳)にして、真摯に答えようとしていました。
この3年生のひたむきな思いに触れ、私は面接官をしながらも心からのエールを送りたいと感じていました。
さて、6限には「その質問何がダメなの?」という学習を、3年生がしました。
写真のなかの質問には、面接官が聞いてはいけない質問が含まれています。
それを、面接を受ける側が判断できるようになってほしいからです。
入試面接にかかわらず、入社面接や採用試験の面接では、面接を受ける側は、入学させてほしい、入社させてはしいという点で、とくに「弱い立場」に置かれがちです。
そのとき、面接官が立場性にのっかり、不適切な質問をする、圧迫面接をしたりする、あるいは問題性を意識することなく、質問をしてくることもないとは限りません。
不適切な質問に対して、面接を受ける側が「その質問には答えられません」とか後で学校に報告することで、本人には不利益にならないよう、しかるべき方法で抗議をあげることができます。