箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

三中1月のある日

2019年01月24日 16時08分46秒 | 教育・子育てあれこれ






学級閉鎖は、市内中学校では、三中がいちばん最初となりましたが、今日あたりから他の中学校でも閉鎖のクラスが出始めました。

今日、三中のあるクラスでは、家族の誰かがインフルエンザにかかっている生徒が9名もいました。

手洗い・うがいをして、しんどい場合は家で休養されるようお願いします。



さて、時々、三中には卒業生が訪ねてきます。

今日は、高1の生徒が、旧3年の先生を訪ねて来ていました。

さすが、高校生です。

靴の脱ぎ方が違います。ちゃんとつま先を外に向けて脱いでいます。

三中生でこれができる生徒は、さほど多くないのです。




また、今日は3年生の一斉出願(私立高校)の日でしたが、3年A組と3年B組は今日まで学級閉鎖ですので、C、D、E組だけが出願に行きました。

A、 B組は明日に出願します。

受験番号をもらった子は、三中1階被服室に戻ってきて、受験番号を見せ報告してから帰宅します。

「合格してくるんやで」と、私も被服室から祈っていました。






また、本日14:30から新入生保護者説明会を行いました。

約150名の親御さんが来られました。


私からのごあいさつを紹介します。

<新入生入学説明会(H31(2019).1.24)>

本校は昭和48年(1973年)4月1日に、箕面市で4番目の中学校として、この瀬川の地に開校しました。

昭和60年代が生徒数の一番多い時期で、1200名ほどの生徒数でした。今年度が550名です。

今年の4月の入学生は、第48期生になります。

さて、お子様は4月より中学生になられるわけですが、私は、中学生の成長で重要な課題は、二つであると考えています。

それは、
① 自分のことを、どれだけ自分でできるようになるか。
② 自分の行動に責任をとれるようになるか。


①自分のことを、どれだけ自分でできるようになるか。

これは、他者とつながりながらも、自分でできることは自分でやる。しかし他者の助けが必要なときには、つながりをもとに、他者に援助を求めることができという意味です。

②自分の行動に責任をとれるようになるか。

これは、失敗したり、人に迷惑をかけたりしたときには、思春期以前の子は親という大人が責任をとってくれるのですが、成人になると自分で責任をとらなければならないという準備期であるという考えかたです。

①と②を身につけるためには、親は可能な限り、子どもへの小言や注意するのを減らさなければなりません。

子どもを見ていたら気になるでしょうが、グッとこらえて口出しをしない。注意をせずに、自分でやらざるをえないようにもっていくのがポイントです。

なお、思春期の子どもの行動を受け入れ、中学生と接するには、子どもの心情や気持ちをわかることが求められます。

「中学生になると、子どもが何も話してくれないので、何を考えているのか、わかりません」と言われる親御さんもいますが、わからなくても察することはできると思います。

この「わかろうとすること」が大切です。察しようとすることと、察しようとしないことで、親子関係はずいぶんと変わってきます。



今日は、担当者から三中についての説明をさせてもらいます。よろしくお願いします。