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そもそも思春期とは、子どもから大人になる準備のための期間です。
体格が大きくなりますが、心の面では体の成長についていかない場合が多いものです。
なので、個人差はありますが、バランスが取れない場合が多くなります。
もう自分は大人であるという感覚から自立を強く求めます。
しかし、現実には親に頼らなければ生きていけないということも、一方では意識します。
ひたすら親を信じて、甘えて、依存していた子どもの頃から、態度をときには180度変え、親や学校の教師に反抗するようになる子もいます。
社会のありようにまで、疑問をもつ子もいます。
一方で、自分までも認めることができず、親を一人の人間として見るようになり、自分のことも、一人の人間として追求してやまないのです。
上に述べた思春期の特徴は、とくに男子の場合に顕著に出ます。(もちろん一般的に男子に傾向として強く出るという意味で、個人差があることを踏まえの話です。)
たたし、一人ひとりその特徴は一様の表れ方を示すわけではないので、親がとるべき対応も一様ではないです。
小学生の頃のように、あれこれと口出しすることはできません。
しかし、一つだけ共通しているのは、親が心からわが子を愛しているということを伝えることです。
適度な距離を見きわめ、温かく子どもを見守り、寄り添うことは、思春期の子どもには、ぜったいに必要なことです。
子どもが自立と依存の間に挟まり、どう折り合いをつかるのかを模索しているのが思春期です。