箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

一服の清涼剤

2019年01月26日 15時49分26秒 | 教育・子育てあれこれ




夢みたものは ひとつの幸福

ねがったものは ひとつの愛

山なみのあちらこちらにも しずかな村がある

明るい日曜日の 青い空がある

日傘をさした 田舎の娘らが

着飾って 唄をうたっている

大きなまるい輪をかいて

田舎の娘らが 踊りを踊っている

告げて うたっているのは

青い翼の一羽の 小鳥

低い枝で うたっている

夢みたものは ひとつの愛

ねがったものは ひとつの幸福

それらは すべて ここに ある と


(立原 道造 『夢みたものは」)


立原道造は、建築家であり、詩人でした。わずか24歳という若さで亡くなっています。

今なお多くの人に愛される繊細な詩を残しました。

冒頭の詩はメロディをつけ、合唱曲にもなっています。

自然の中で見つける一服の清涼剤になります。

ときには、こういう詩を読んで、心を洗いたいものです。