本日、御茶ノ水の「アテネフランセ」で、フランス語検定準1級2次試験(面接)を受けてきました。
アテネフランセへは初めて行きます。前日アテネフランセのホームページから地図をプリントアウトしておいたにもかかわらず、御茶ノ水駅を出て、一瞬違う方向へ歩いていました。やはり、集合時間には十分な余裕を持って臨むことの重大さを思い知りました。
アテネフランセへ向かう途中、白黒のノラ猫さんに遭遇。
「御茶ノ水のノラかぁ・・・」と思いつつ歩みを進めると、駿台法科学院の向こうにレトロな建物が出現。
中に入ると「仏検受験の方は地下の食堂で待機してください」との掲示が。
これはドラム小僧さんが下さったコメント通りでした。(ドラム小僧さん、有難うございました)
地下の食堂へ行ったら、すでに何人もの方がいらっしゃいました。
私は11時18分集合でしたが、待合室に着いたのが10時40分ぐらいでした。
集合時間は9分ごとに区切られていて、10時42分集合の受験生の方たちが、受付を済ませ、一箇所に座って待機されていました。
試験のシステムはこうです。
集合時間になったら、待合室のコーナーに座っている係りの人に受験票と身分証明書を提示し、実際に受験する教室の場所を示すカードを受け取ります。
受験に関する注意事項(受験会場へ行ったら、参考書などは見てはいけない、試験開始3分前に問題を渡すので、考えを整理するために書き込みなどをしてもよいが、実際の試験の際には、そのメモを参照することはできないなどなど)の説明を受けます。
時間になると、待機していた部屋から、受け取ったカードに示された教室へ各自向かいます。教室の前に係りの人がいるので、もう一度受験票と身分証明書を提示し、椅子に座って待ちます。試験開始3分前に問題を渡されます。そして3分後、入室・・・・となります。
地下食堂の待合室では、皆さん、比較的ボーっとしてましたね。
もう、この期に及んで何するの?って感じ。
ひとつ、面白いことがありました。
試験の進行についての説明の中に「試験はえいごで書かれています」というものがありました。待合室にいた人全員が「はぁ?」という表情。
そりゃそうですよ。フランス語検定の問題が、なぜ英語で書かれているのでしょう。皆が皆少々動揺していたように思います。
すると、高校生らしき受験生の付き添いでやってきた、多分母親らしき女性が近くにいた係官にそのことについて問いただしてくれました。
そして「英語で書かれている」ではなく「A5の紙に書かれている」という意味だったことが判明、やれやれ・・・。
やっぱり、母は強しですね。
さて、実際の面接試験ですが、渡された問題は次のようなものでした。(問題用紙は回収されたので、うろ覚えです)
A:近頃子供が犠牲になる犯罪が増えています。そのことについてどう思いますか。
B:少し前から「勝ち組」「負け組」ということが言われていますが、そのことについてどう思いますか。
以前、LiberationかNouvel Observateurの記事で「La tirbu gagnante et la tribu perdente」という記事を読みました。そのときに、「ああ、勝ち組負け組みってフランス語でこう言うんだぁ」と思ったことがありました。これがなければ、今日の問題の中にあった「"gagnant""perdant"」を「勝ち組負け組」とすぐに訳せなかったでしょう。やはりここでも日ごろのちょっとした積み重ねの重要さを感じました。
さて、いよいよ私の番です。
面接官はフランス人女性と日本人男性。
フランス人女性の方は、以前、NHKのフランス語会話に出演されていたジャニックさんでした。テレビ通りのソフトな口調でした。
私は、Aの方(子供が犯罪の犠牲になってる)を選択。
実際の面接では何をどう話したのかはよく覚えていませんが、まずは「Trois minutes c'est trés court pour donner une forme à ma pensée(考えをまとめるのに3分間は非常に短いです)」と時間稼ぎ。
でも、そんなの焼け石に水(une goutte sur la pierre blurante)状態。
私が朦朧としながら喋った内容はこんなもんです。
「子供たちは、第三者による犯罪の犠牲になるばかりでなく、自分の母親や家族による犯罪の犠牲にもなっている。これは子供の危機であると同時の親(大人)の危機でもある。今の大人は子供をどう扱ってよいのか、分からないのかもしれない」
ああ、もうあとは忘れました。
3分間、みっちり喋ることはできませんでしたし、試験官が出してくれた関連質問にもきっちり答えることができませんでした。
1次がギリギリだったので、多分今回は合格はムリかと思われます。
でも、来年の受験に向けて何をすればよいのかがはっきりしたことだけでも大きな収穫です。受験してよかったと思います。
アテネフランセへは初めて行きます。前日アテネフランセのホームページから地図をプリントアウトしておいたにもかかわらず、御茶ノ水駅を出て、一瞬違う方向へ歩いていました。やはり、集合時間には十分な余裕を持って臨むことの重大さを思い知りました。
アテネフランセへ向かう途中、白黒のノラ猫さんに遭遇。
「御茶ノ水のノラかぁ・・・」と思いつつ歩みを進めると、駿台法科学院の向こうにレトロな建物が出現。
中に入ると「仏検受験の方は地下の食堂で待機してください」との掲示が。
これはドラム小僧さんが下さったコメント通りでした。(ドラム小僧さん、有難うございました)
地下の食堂へ行ったら、すでに何人もの方がいらっしゃいました。
私は11時18分集合でしたが、待合室に着いたのが10時40分ぐらいでした。
集合時間は9分ごとに区切られていて、10時42分集合の受験生の方たちが、受付を済ませ、一箇所に座って待機されていました。
試験のシステムはこうです。
集合時間になったら、待合室のコーナーに座っている係りの人に受験票と身分証明書を提示し、実際に受験する教室の場所を示すカードを受け取ります。
受験に関する注意事項(受験会場へ行ったら、参考書などは見てはいけない、試験開始3分前に問題を渡すので、考えを整理するために書き込みなどをしてもよいが、実際の試験の際には、そのメモを参照することはできないなどなど)の説明を受けます。
時間になると、待機していた部屋から、受け取ったカードに示された教室へ各自向かいます。教室の前に係りの人がいるので、もう一度受験票と身分証明書を提示し、椅子に座って待ちます。試験開始3分前に問題を渡されます。そして3分後、入室・・・・となります。
地下食堂の待合室では、皆さん、比較的ボーっとしてましたね。
もう、この期に及んで何するの?って感じ。
ひとつ、面白いことがありました。
試験の進行についての説明の中に「試験はえいごで書かれています」というものがありました。待合室にいた人全員が「はぁ?」という表情。
そりゃそうですよ。フランス語検定の問題が、なぜ英語で書かれているのでしょう。皆が皆少々動揺していたように思います。
すると、高校生らしき受験生の付き添いでやってきた、多分母親らしき女性が近くにいた係官にそのことについて問いただしてくれました。
そして「英語で書かれている」ではなく「A5の紙に書かれている」という意味だったことが判明、やれやれ・・・。
やっぱり、母は強しですね。
さて、実際の面接試験ですが、渡された問題は次のようなものでした。(問題用紙は回収されたので、うろ覚えです)
A:近頃子供が犠牲になる犯罪が増えています。そのことについてどう思いますか。
B:少し前から「勝ち組」「負け組」ということが言われていますが、そのことについてどう思いますか。
以前、LiberationかNouvel Observateurの記事で「La tirbu gagnante et la tribu perdente」という記事を読みました。そのときに、「ああ、勝ち組負け組みってフランス語でこう言うんだぁ」と思ったことがありました。これがなければ、今日の問題の中にあった「"gagnant""perdant"」を「勝ち組負け組」とすぐに訳せなかったでしょう。やはりここでも日ごろのちょっとした積み重ねの重要さを感じました。
さて、いよいよ私の番です。
面接官はフランス人女性と日本人男性。
フランス人女性の方は、以前、NHKのフランス語会話に出演されていたジャニックさんでした。テレビ通りのソフトな口調でした。
私は、Aの方(子供が犯罪の犠牲になってる)を選択。
実際の面接では何をどう話したのかはよく覚えていませんが、まずは「Trois minutes c'est trés court pour donner une forme à ma pensée(考えをまとめるのに3分間は非常に短いです)」と時間稼ぎ。
でも、そんなの焼け石に水(une goutte sur la pierre blurante)状態。
私が朦朧としながら喋った内容はこんなもんです。
「子供たちは、第三者による犯罪の犠牲になるばかりでなく、自分の母親や家族による犯罪の犠牲にもなっている。これは子供の危機であると同時の親(大人)の危機でもある。今の大人は子供をどう扱ってよいのか、分からないのかもしれない」
ああ、もうあとは忘れました。
3分間、みっちり喋ることはできませんでしたし、試験官が出してくれた関連質問にもきっちり答えることができませんでした。
1次がギリギリだったので、多分今回は合格はムリかと思われます。
でも、来年の受験に向けて何をすればよいのかがはっきりしたことだけでも大きな収穫です。受験してよかったと思います。
行ってきました、仏検二次。緊張したのは言うまでもありません。一次がぎりぎりだったので、今日のでき具合では合格は難しいと思います。でも、二次を経験したことは無駄ではない、どころか、大変有意義でした。詳細はまたあとで書きます。