Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

犯人は?

2009-11-18 21:29:46 | Weblog
今、ラジオで電子マネーの特集をしている。
やっぱりEdyが一番普及しているそうですが、私はEdyを持っていません。
持ってるのはPasmo。
でもそのPasmoをなくしました。昨日5000円チャージし820円使っただけなのに。
最後に見たのは、多分自分の机の上なので、家の中にはあるはず。
昨日着ていた服にはポケットはついていないし、昨日持って歩いたバッグの中も確認したので、「最後に見たのは机の上」は正しいのです。

どこへ消えたのでしょうか・・・・。
猫がチョイチョイっと前足でどこかへ隠してしまったのでしょうか?

さぁ、キミたち、白状したまえ。  

「ジャック・メスリーヌ」観てきた

2009-11-18 19:59:18 | 映画
フランス映画「ジャック・メスリーヌ」観てきた。
いや~~よかった、本当によかった。
2部構成の映画。11時から13時05分まで、30分おいて13時35分から16時05分までの長丁場。
「映画観るのもラクじゃないよ」と思いつつ、電車に揺られて日比谷まで。
しかし上映中、もう引き込まれっぱなし。
J'ai été scotché dans le fauteuil du cinéma.でございました。

この、ジャック・メスリーヌという人物、実在の方です。
50歳以上のフランスをはじめヨーロッパのかたがたの記憶にはバッチリと残っている、犯罪者。
社会の敵ナンバー1(L'ennemi public numéro 1)です。
32回の銀行強盗と4回の脱獄、億万長者を誘拐し、批判的なメディアを攻撃するという彼。でも、どこか義賊的な要素も持っていたそう。変装の達人でもありました。

さて、詳しくは公式サイトをご覧いただくとして、私は今日、この映画の主演Vincent Cassel(ヴァンサン・カッセル)を見直しました。
見直すというと、この映画を見る前は私の中で低い評価だったと言わんばかりですが、彼を評価する材料は映画「クリムゾンリバー」と「ジェボーダンの獣」しかありません。副次的な材料と言えば、彼はモニカ・ベルッチの夫ということ(笑)
きっと、私の中でモニカ・ベルッチの評価が低いから、それにつられてヴァンサン・カッセルの評価も低かったのです。

が、今日でがらりと変わりました。
彼はよい役者です。まだ偉大な役者と言うには早いかな?(←偉そうですね)

この映画を撮るにあたり、彼はまず20キロ体重を増やしたそうです。
20キロ太った状態で撮影に入り、まずは彼の晩年(晩年と言っても、40台前半)シーンから撮影を開始し、9ヶ月に渡る撮影期間中にみるみる体重を落とし、アルジェリア独立戦争に従軍していた若いころへと撮影がすすむのです。
役者魂というのはすさまじいです。

知った俳優さんたくさん出演されていましたが、セシル・ドゥ・フランスとマチュー・アルマリックは好きな役者さん。
彼女とはフランス映画祭で、一方的に会っていまして(笑)マチュー・アルマリックは「潜水服は蝶の夢を見る」で感動させられました。

時間と交通費をかけて、日比谷まで観にいった甲斐が本当にありましたよ。
公式サイトをご覧になって、少しでも惹かれた方、どうぞ劇場へ。