みどりの野原

野原の便り

7月26日 金剛山

2007年07月26日 | Weblog
千早駅からロープウェイで5分あっという間に金剛山駅へ。


ロープウェイ 千早駅 まだアジサイが満開 

朝から蒸し暑かったが、さすがに吹く風も少し涼しい。
でも、ガスってる。あたり一面真っ白。見晴らしは全くきかない。
雨が降らねばいいが・・・今にも降りそう。

今は花は少ないが、ヒグラシの声のシャワーの中、木や草を観察しながら歩く。

ヒヨドリ花で吸蜜するアサギマダラを間近で見れた。ふうわりと飛ぶ姿も優雅。
ゆっくりと飛ぶチョウには毒を持っていると聞いたことがある。
早く飛ばなくても、毒を持つことを知っている鳥は食べないからという。

アサギマダラの幼虫はアルカロイドを含むガガイモ科の植物を食草とする。
成虫が蜜源とするヒヨドリバナの蜜もアルカロイドが含まれているという。

どうやって「毒を体に取り込んで身を守る」ということを思いついたのか?
「このチョウが毒を持っている」ことを鳥がどうして知ったのか?
生物の不思議。

  
     ヒヨドリバナで蜜を吸うアサギマダラ            セミの抜け殻

金剛山は登山回数を競う場所でもあるみたい。

「金剛山錬成会登拝者名」と書かれたところには、1万回以上というところにも
お一人の名が書かれている。ヒェ~!

よく登ってくるというおじさんにカードを見せてもらった。ほぼ毎日登っておられる。

  
       登山回数表                  捺印所

花は今は少ない時期だが、遠目にクマノミズキが満開だった。
ホタルブクロやキツリフネ・ショウマの仲間・ツルアジサイ・ヤブカンゾウ・ノカンゾウ他、
小さな花が咲いていた。

   
       ヤブカンゾウ               ノカンゾウ          ギンリョウソウ

今日の先生はすごく細かく分類されるので、なかなか違いがわからなかったが、
自分なりにいくつか確認もできたし、勉強になった。

クロモジやウワバミソウにも、ウスバクロモジ・ヒメウワバミソウというものがある
というのもはじめて知った。(違いはわかっていない)

帰り道は恐怖の階段。延々と下まで階段ばかり。膝が悲鳴をあげそうだった。

下り道の途中で「毎日登山?」らしい人にも何人かすれ違った。
この道を?毎日? 何千回? 信じられな~い。

今にも降りそうだったが、振られず幸いだった。
下界ではにわか雨が振ったらしい。

コメント (6)
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