みどりの野原

野原の便り

7月20日 平城宮址の植生・平城駅まで

2008年07月20日 | Weblog
歴史的な見方以外に、平城宮址の植生など考えていなかった。

ほとんどが水田だった平城宮址は、特別史跡として買収され国有化
された後、表面を耕してシロツメクサやナガハグサ等の牧草を播種
されたそうだ。

気候や冠水などで生育に適さず衰退したものもあり、その後、雑草
が繁殖して複雑な群落を作っているとのこと。

わざわざ牧草を播かれたとは思いもしなかった。
ほっておいてはダメだったのかな?
どこでも強いと思っていた牧草も、土地に合わないこともあること
もわかった。

年2~3回はトラクターで草刈りもされるそうだ。

土の下の遺跡は注目されるが「表面の草地がどんな形で維持される
のがいいのか」などは考えたこともなかった。

荒れ地にある植物に混じって水田近くの雑草も見られる。
中にはあまり見られなくなったものが細々と残っていたりする。

   
     ガガイモ?           シナダレスズメガヤ
シナダレスズメガヤは「ウィーピング ラブ グラス」ともいう牧草

 
      ヒメガマ          溜池も小川もある

ブタナのお花畑やばコガマ・ヒメガマの群落もあった。

その後、水上池~磐姫皇后御陵 あたりの植物や水草を観察。

水辺にはトンボも何種類もいた。
平城駅まではほとんど木陰のない道を田んぼを上からのぞきながら
ひたすら歩いた。暑かった~。

先住の「お堂」優先 車道は遠慮して左右に避けている。
 
  平城宮址近くのお堂       平城駅への途中にも

コメント
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