みどりの野原

野原の便り

7月29日 済浄坊の滝~クマタワ

2008年07月29日 | Weblog
鎧岳がぐんぐん近づいてくる。
山肌に花をたくさんつけたヤマユリやオレンジ色のオニユリが車窓から
見えた。やっぱり山はいいなあ。

 
        鎧岳            道端のノカンゾウ

今日歩くのは済浄坊渓谷から登ってクマタワまで。行けるかな?
車で来たのでまた元に戻ることになる。
昨日の午後は激しい夕立と雷だったので、今日も午後からは天気が
荒れるかも。その時は無理をしないつもりで。
とはいうものの、着くまでに小雨が降ってきた。

さいわい歩きはじめるころにはうっとおしいながらも雨は上がった。
歩くのにはちょうどいいや。

 
      済浄坊の滝
済浄坊渓谷は大和の水に選定されている。水辺で一休み。
昔は修業の場だったのかも。近くに祠もある。

  
      滝横の岩壁        剥がれる岩
このあたりは室生火山帯にあたり、有名な柱状節理の断崖がたくさんある。
岩は摂理に沿って板状に剥落しやすくなっている。
 
 
        滝2               滝3
大きな岩盤の上を滑り落ちるように流れ落ちる。
 
        滝4               滝5
滝の近くにはショウマの仲間やダイモンジソウ・イワタバコ・ギボウシ
の仲間など、豊かな水とともに植物が育つ。

 
そばの草ががさっと動いたと思ったら、大きなヒキガエル。
手のひらよりも大きかった。  ジャゴケに滴る水はホタルのように
光っていた。

        
       ヒグラシ        抜けがらは薄くて柔らかだった
森の中ではカナカナの声が響いていた。
このヒグラシは下に落ちていた。手に取るとジイと鳴いた。
でもこれはヒグラシかな?

屏風岩からクマタワに至る車道にでた。車の代わりにオニヤンマが
川に並行する道の上を行ったり来たりしていた。
ミヤマカワトンボのメスも何匹か見た。

 
      ノリウツギ      ヒノキ林の中 ベニナギナタダケ           

クマタワで車道は終わっていた。
ここから9キロ下ると室生寺へ。左へ登ると標高1,016mの国見岳・
住塚山に至るらしい。
ここから引き返す。滝の道は滑らないように気をつけながら下った。

誰とも出会わず、済浄坊渓谷は貸切り状態だった。
コメント
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