みどりの野原

野原の便り

4月27日 高安山

2009年04月27日 | Weblog
服部川駅から高安山周辺を歩く昆虫部会に参加

4年前から定点観察地になっているとのこと。

山に向かって歩きながら昆虫を観察。
植物部会とは違った細かさ。小さい虫を見つけるのも早い。
捕まえた虫を本で調べたりして種を同定。
説明を聞きながら周りの草花を見る? 花を見ながら聞く?
 
 
    植木畑の芽出し色          網を巧みに操って

 
久しぶりに見たトゲミノキツネノボタン 小さい実にはトゲトゲがある

個人のお家の広い前庭 ここは毎年観察地点らしい。
いろいろ花を植えておられるので虫もよく来るとのこと。

 
ボタンの花の蜜を吸いにきたコアオハナムグリ
         右)体は花粉まみれ。次の花のめしべに花粉を付ける。
           そんな役割を自然に果たしている。

昨日よりは気温も高く、アオスジアゲハやモンシロチョウ・コミスジ
・クロアゲハ・ヒメジャノメなどが見られた。

 
ジャコウアゲハを初めてよく見た。黒に赤の模様は毒毒しいがきれい。
幼虫は毒草ウマノスズクサを食べ、体に毒を蓄えるという。
毒を持っているが故の自信満々の姿? 飛び方もゆったりらしい。
               右)チョウがよく通り抜ける蝶道だそうだ。 

 
シロヒトリの幼虫 真白い体の成虫とは似ても似つかないコゲチャ
の毛皮      右)タケカレハの幼虫 前後に毒の刺毛を持つ。

 
佐麻多度神社の神木 ユーカリ  玉祖神社のクスノキの巨木

 
                   ため池
昔より花卉栽培が盛んで、植木畑のためのため池がたくさんあったが、
近年植木も放置状態になっているところもあり、ため池も道路などで
とりつぶされたりして少なくなってきた。
そこに住む在来の魚や生物も存在の危機にさらされているとか。

 
道路でとりつぶされる運命だったのを、地元で活動してきた人たちの
運動で残されたため池 

       右)とはいうもののがっちりと切り石で固められた池は
         生物には住みやすいものではなさそう。
         水面や石垣で、羽化に失敗したトンボがたくさん見
         られたのは異常だ。

残すならもうちょっとやり方もあったやろうに・・
せめてトンボが登れる水草ぐらいは植えてほしいなあと言い合った。

    
羽化直後のヨコヅナサシガメ 時間がたつと見慣れた黒い姿になるそうだ

気に群れる集団の中に黒と赤が混じっていた。
赤いのは初めて見た。目立つ赤い色は都合がいい?不思議!    
コメント
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