みどりの野原

野原の便り

5月2日 藻川の河口域を猪名川合流点まで歩く

2010年05月02日 | Weblog
初めて歩く藻川は猪名川の分流の1級河川
猪名川と分かれて、再び猪名川と合流する。

猪名寺駅から藻川下流部へ猪名川との合流地点まで歩く。
淀川水系でも本流と違う自然が見れるという。


上園橋の辺りを川原へ下りる。
草の茂みをかき分けるように川岸に出ると、子供や長靴の人は川に
入って生き物探し。
私は水に入る準備をしていないので(朝はまだ寒かった)草原の昆
虫探しをした。
ヘビはいない?と聞く人もなくずんずん入っていくので私も後に
続く。
イネ科の葉とセイヨウカラシナが少し、ギシギシが少し・・といっ
た草叢でたいしたものもいそうになかったがアオクサカメムシの他、
何種類かの虫を捕まえた。


初めて見た変な虫 長い白いヒゲをゆらゆらしながら飛んでいた。
ヒゲナガガ と教えてもらった。なんでこんな長いヒゲをつけてる
の?動きも悪そうだし、ヒゲが目立って不利そうなのに。

 
河畔にあったオニグルミ   左)雌花         右)雄花
エノキやシナサワグルミやアキニレなどもあった。

 
        堤防ではヘラオオバコが目立つ

 
川岸で目立ったイグサの仲間 コゴメイ(帰化植物)
                    右)茎の髄が隙間だらけ

淀川では堰によって海水と淡水が混じることはなくはっきりと分か
れているが、藻川ではだんだんと海水と混じり合い、下流に行くに
従って淡水から海水の混じる汽水域へと変化する。
それに従って、水の中の生物も真水にしか住めないもの~少しの塩
分に耐えられるもの~真水では住めないものへと変化する様子が
観察できた。

初めに降りたあたりにはミナミヌマエビやスジエビなど淡水で生活
するものがいた。

ツルヨシ(藻川でも上流部)・ヨシ・セイタカヨシの3種類のヨシ
が見れた。ヨシの笛を教えてもらった。

汽水域になるとクロベンケイガニやコウロエンカワヒバリガイなど
干潟で見た生き物が。これらはここから下流に住む。
シラスウナギの幼生もつかまった。ほんの5・6センチ 可愛い。

私はシラスとシラスウナギそれにシロウオとシラウオもゴッチャに
なっていた。

  
ヨーロッパフジツボ これも汽水域に住む生き物だ
  右)合流点 ここから下流はコンクリート護岸の猪名川となり、
神崎川に合流して大阪湾にそそぐ。
    
コメント
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