みどりの野原

野原の便り

8月6日 台湾②-2 高雄を拠点に 屏東 町歩き・六合夜市・マッサージ

2011年08月06日 | Weblog
三地門の村から下り、バスに乗り屏東駅近くで降りる

「屏東の町にも日本家屋が残っているところがあるねん。回ってもいいか?大丈夫?」と娘。いいよ。・・ということで屏東の町歩き
いくつか建物を見た後「ちょっと回ってくるからお母さんこの辺で草でも見ててくれる?」 いいよ。

1人で歩道を歩いていたら赤い実がゴロゴロ落ちていた。何や何や!

 
拾ってみると柿のようだが表面はフェルト状に毛が生えている。毛の生えた柿や。ケガキ? まだ木に付いているものもあった。

 
日本の柿よりは丸くヘタは同じ形。少し香りあり。(ネットではジャコウ臭と書いてあった) 拾って帰ってホテルで切ってみた。中も柿だ。食べられるのかな?
「止めときや」横から声。
家に帰って調べたらやっぱりケガキで「カキ科の常緑高木で果肉は生食に・種は焼いて食す」とあった。残念。ただ「あまりおいしくはない」とも書いてあったが。


長いオシベとガクが落ちていた。 掌状複葉の葉 これは何?

 
フクギ ホテルから駅への途中にもたくさん実が落ちていた。よく熟してオオコウモリがいたら喜びそう。右)切ったところ。

 
角地に立つ洋風建築 立派な建物だ。 屏東美術館 無料で誘われるままに入った。


    屏東駅 ここから在来線に乗り、高雄駅で下車。

 
駅からタクシーで高雄市立歴史博物館に駆けつけたのに、もう特別展の入館時間は過ぎていて、娘が見たかったらしい「高雄臨港線動体鉄道場景模型展」は見れなかった。17時15分にもなっていたから仕方ない。常設展は見れるというので、ひと回り。
高雄の町の昔の写真と今の写真がパネルをひっくり返して見られるようになっていたのが面白かった。 右)細かい刺繍を施したよだれかけや子供の帽子 なんて贅沢な品物なの?

中正大橋を渡りホテルに戻る。シャワーの後、地下鉄で1つ乗換えた駅の近くの海鮮料理の店へ。友達の御主人洪さんお勧めの店で予約してくださっているらしい。

 
着くと、なるほど評判の店らしい。人があふれていたが、予約してあるのですんなりと座れた。ここは刺身も置いてある。それだけ衛生的にも信用できるということか。

ちょっとずつね。ちょっとずつね。と言いながらエビや貝やその他を注文。
なにしろ2人なのでちょっとずつでもたくさんになる。


魚は何かはわからないが小ぶりなのでちょうどいい。おいしかった。
汁の中に入っている粒粒は何? 納豆?豆?と何かの木の実 何だろう?

 
タニワタリの芽(沖縄でも食べた)      ウリ さっぱりとしている。

窓から花火も見えたのはおまけ?
お勧めだけに味はよく、1皿の分量も昨日よりは少なめで食べやすかった。
またまたお腹いっぱい。やっぱり食べすぎだ~。

叉地下鉄に乗って高雄の駅で降り、駅に近いバスターミナルで明日の東港行きのバスの時間を確認。

 
帰る途中にある「六合夜市」を歩く。すごい人。年中やっているらしい。
食べ物屋が多い。魚・肉・鳥・果物・シュースや氷・カラスミも特産物らしい。サトウキビジュースもあった。
「何か食べたいものがあったら言いや」というけどお腹いっぱい。

途中でマッサージ店を見つけ、値段も高くなかったので足のマッサージをしてもらうことに。
足を湯に浸け、その間に首や肩も暑いおしぼりを当ててマッサージ・・気持ちいい~。
その後 足。ふくらはぎから指先まで。極楽極楽。
30分250元だったがもっと時間が長かったように思う。

すっきりしてホテルに着いたらもう夜11時。
途中で買った大きいマンゴーを2人でムシャムシャ。 果物だったら入るわ~。

洗濯もしてちょっと寝るのが遅くなった。
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8月6日 台湾②-1 高雄を拠点に山地門へ   続きは次に

2011年08月06日 | Weblog
さて、今日は高雄~東の山手の原住民の村があるという「三地門」へ。
高雄~(MTR)~美麗島(乗換)~高雄(在来線に乗り換え)~屏東駅=(バス)=三地門

町を抜けると果樹園が広がる。やがて山が近づき・・大きい川にかかる三地門大橋を渡り・・バスはぐんぐん高度を上げる。
運転手さんとお客さんが話をして、バス停じゃないところで降ろしてくれた。
この辺が中心なのかな? バス道で少し店が見えるが訳がわからない。

 
とんぼ玉の工房らしいところがあって入ってみることに。 通路に埋め込まれたガラス玉

5.6人の人がとんぼ玉作成中。お客さんなのかな?と思ったらみんな店の人のよう。
200元約(600円)で体験できるというのでやってみることにした。

 
装置はだいたい飛鳥でやるのと似たようなものだが、(右)ガラス棒を余熱するものがある。
バーナーはガスバーナーほど炎の勢いはない。
バーナーのそばに玉を転がす金属台がある。剥離剤は同じ。

「どれにする?」見本を見て選ぶ。
・・で、どうするのかといえば、元になる大きい玉は向こうの人が作ってくれ、上に細いガラス棒で模様をつけるのを自分でするのだった。
さて、大玉に細い棒で模様をつけるのだが、思うようにはいかない。
台の上で転がしてまん丸から少し俵型にする。・・う~ん見本とは似ても似つかないぐちゃぐちゃ模様になったが、仕方ない。飛鳥の経験が役に立たなかった(2年ぐらいやってない)
後は店の人に任せて出来上がるまで上の方に行ってみることにする。
私たちがやっている時に欧米人の10人ぐらいの団体が入ってきた。

 
三地門原住民文化館 スレート多用の建物 静かで人気はない。入場料50元(約150円)(20元の買い物券付き)
期待して入ったが現代美術のようなのが展示してあり、2階もガラス玉や土産の民芸品のようなものが並んでいるだけ。客は誰もいない。訳がわからないまま出る。

 
雰囲気のよさそうなところがあったので昼ごはんにする。景色もいいし静か。
お客は私たちだけ。 メニューを見て何品か頼んだ。アサリ・タケノコ・檳榔花

 
メニューの1つ 檳榔花 柔らかくてホワイトアスパラガスのような歯触り。
何かとよく見れば・・ヤシの花柄だ。初めて食べた。 店を出てから近くにあった。
 
 
店先で葉に何か包んでいるのは食べ物らしい。買ってみようと思ったが、蒸すか焼くかしないと食べられないようであきらめた。


とんぼ玉を受け取った。大玉の横に小さい玉をつけてネックレスにしてくれてあった。
思った通りのぐちゃぐちゃ模様。色だけはきれい。(翌々日レストランへ付けていこうと思ったら、パリッと割れた。帰ってアロンアルファでくっつけた)

三地門ってこんなものなのか。トンボ玉が原住民の芸術なのか・・もうひとつ納得できないまま帰りは山の下まで歩くことにした。

途中でバス道から中に碁盤目に区画された住宅地があり中に石板家屋があると書いてあった。

せっかくだから行ってみようと叉坂を登る。
地図だけを見るとどこにでもある住宅地のようだったが、中は結構古い建物がぎっしりと並んでいた。原住民が何かの都合でここに集められたのかもしれない。

石板家屋を探してうろうろしていると雨が降ってきた。
雨具を着るのにおじさんのいる軒先を借りて石板の家を聞くとすぐ近くだった。
娘が行ってみたがたいしたことはなかったみたい。

 
そこにいたおじさんが噛んでいた檳榔(噛みタバコ)写真を取らせてもらった。
檳榔ヤシの実を白いものを塗った葉で巻いてある。どんな味なんだろう。
葉は何の葉?と聞きたいところ言葉が通じない。おじさんは家の前の葉を指さす。ただ「葉っぱだよ」ぐらいに言ったのだろう。
軽トラの上には檳榔ヤシの実が枝のまま置いてある。実はこれね?「うんうん」その程度しか話せないのがもどかしい。

帰って調べたら
「葉はキンマ(コショウ科)で白い粉は石灰。ヤシの実にはアルカロイドが含まれ、ニコチンと同様の作用がある。石灰はこの成分をよく抽出するために加える。噛んで口に溜まった赤または黄色のつばは吐き出し、最後のカスも吐き捨てる。軽い興奮酩酊感が得られる」
「檳榔子(ヤシの実)は依存性があり発がん性も示す。日本では漢方に配合されるが、嗜好品としての使用は麻薬法で禁止されている」とのこと。

吐き出す赤いつばが美観を損ねるので町ではあまり使われないそうだが、六合夜市でも売っていた。(上記右の写真 葉巻きと実に挟んだものがある)

そこへ向かいの奥さんが出てきた。きれいな民俗衣装! 原住民の村へ来た感が。

奥さんが「あっちへ行ってみたらお祭りをやっているよ」みたいに言う。「あなたも踊るの?」と聞くとうんうんと。雨も上がった。角を曲がって阪を登る。


大屋根の下で近所の人が集まっていた。普通の服に混じって民族衣装の女性・男性も頭に草で作った冠をつけていたり、ベストを着ていたり。
「収穫祭」と書いてあった。観光客用ではない村祭りのようなものらしく、今から輪転がし競争が始まる所だった。
しばらく見てから下った。その後あの奥さんも加わって踊りもあったのかもしれない。

 
奥さんの民族衣装はお祭り用だったのかも。途中で出会った青年も写真をお願いした。

帰り道のバス通りの横にもトンボ玉や壷などの模様があった。これらはやはり原住民の工芸なのだろう。

 
   ヤブガラシ・・でも葉が違う  カラスウリ・・ガクがトゲトゲ(痛くはない)
日本のとは同じ仲間でもずいぶん感じが違う。
ゲットウやヒカゲヘゴ・タチアワユキセンダングサ・こんな所で久しぶりにアカザを見た。
 
        下の村            スレートを積んだ垣

叉雨が降り出して、どんどん下って行ったら、だいぶ遅れて下りてきた娘に「目の届く所にいてよ。道から転げ落ちたかと探したのに」と叱られショボン。ゴメン。      

それから、来る時バスで通った三地門大橋を渡り、分岐地点に来たけどバス停はない。
少し歩いて家のあるところにバス停を見つけホッ。まもなくバスが来たのも幸いだった。
バスに40分ほど乗り屏東駅へ。                次に続く
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