みどりの野原

野原の便り

10月24日 6年目の観察地

2014年10月24日 | Weblog
ここでの定点観察も6年目

毎年月を変えて行い、コースを多少変更してからは10月ははじめて。
去年雨で中止になった分をとり返すほどの晴天に恵まれた。

暖かい田んぼ道の斜面にはアキノノゲシやコウゾリナなどの秋の花と共にホトケノザが満開。スミレやタツナミソウまで咲いて春かと見まがうばかり。

 
      アキノノゲシ          タツナミソウ


畑にはヘチマやゴマやタカキビ(写真)などが稔り、下見の時のトウガンはもう収穫されたようだ。

あまり変化がなさそうな所も年々変わっていく。
自然の土手だったところが高い護岸の畦になったり、尾根道を歩いていたころはイノシシの柵が張られて観察しにくくなったり・・
これらは理由があることだろうからやむをえないことではあるが、あったものがなくなってがっかりすることもある。

今回はこの変化が思わぬ朗報となった。

去年まで稲を栽培されていた田んぼが休耕田となり、湿原状態になっていたのだ。
去年この畦の草の中にオグルマを見つけたのだが、今年、時期が少し遅くて花は終わりがけだったが何本かあり、田の水の中にはミズオオバコの白い花が点々とあって、下見の時には狂喜した。
そして、2年前、違う田んぼの水路に1.2本見つけていたオギノツメが今年はその場所にはなくなっていた代わりにここでたくさんの個体を見ることができた。という思わぬ誤算。

 
   オグルマ 花が少し残っていた。     ミズオオバコ


       オギノツメ

サクラタデはもう花も終わった状態だった。

山裾ではアキノキリンソウやツリガネニンジンが花時には少し遅いが咲いていた。


ヨシノアザミ?ヒメアザミ?
今年他でも気を付けて観察して、わかったつもりだったが、標本を持ちこんで確かめようとしたがはっきりわからなくて、また持ち越しとなった。 
個人的には総苞などからヒメアザミのように思うが。う~ん難しい。迷うことばっかり。

参加者の方にも教えていただきながら回ったが、なかなか図鑑通りにはいかないので素人は困るのだ~。

珍しいものが見られたので参加者の方も喜んでくださった。

 
  おまけの クロコノマチョウ           フクラスズメ   
コメント
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