先日電車で出会った知人が「藤原京のハスがきれいだったよ」というので、見に行った。
早い目に家を出て、畝傍御陵前駅から歩き、昼過ぎに家に帰った。18000歩余
涼しかったので楽だった。
先日、通った時、5本筋塀があったお寺。多分「畝傍御坊」と言われるところだろうと気になっていたので、先ずはそこへ。
「浄土宗本願寺派 金剛閣 信光寺」 「大和5か所御坊」の1つ。格式を表す5本筋塀
慶長17年、旗本神保氏が御堂を建立。改修や修理をしながら維持されてきた。
周囲に集合を巡らせた大規模な寺院で、畝傍小学校の前身の拡道舎も開設された。
昭和15年の皇紀2600年の橿原神宮の神域拡張に伴って寺域も縮小された。
今の本堂は平成10年の台風の被害を受けて平成13年再建されたものとか。(説明板から抜粋)
右)境内には古そうな石塔や五輪塔もあった。
境内のソテツ 小胞子嚢穂が突っ立っていた。 右)砂利の中にコミカンソウが多数。
元薬師寺へ向かう。
途中の田んぼの端にホテイアオイの花が見えた。
右)いつもはホテイアオイに囲まれる元薬師寺の周り。今年は青々とした稲田。
コロナ拡大防止のためにホテイアオイの植え付けをされなかったようだ。
東の端に蓮田はあって、花が咲いていた。
飛鳥川から東へ。ちょっと遠回り。
山裾にはクサギが多く、つぼみを付けていた。 イヌビワもたくさんの果嚢を付けていた。
山の中に神社 神社名はわからない。階段を登るとすぐに拝殿。右)本殿
丘を下ると、向こうに耳成山。手前に藤原宮跡が見えてきた。
右)「藤原宮跡の端の方」とだけ聞いたのだが、向こうにハス田が見えた。
ハスを見に来ている人、カメラを構えた人もいる。
広い範囲に咲くハスの花「きれい!」
ハス田に浮かぶ畝傍山 畝傍のお山より高く咲くハス。
北を向けば耳成山がバックになる。 これは東だったか?
どちらを向いてもハスの風景が撮れる。どこを切り取ればわからないが・・
ハスを堪能して帰路に。
万葉歌碑2基 左は藤原宮跡の東南の池のそばにあった作者不詳の万葉歌碑(司馬遼太郎氏揮毫)
「藤原の古りにし郷の秋萩は、咲きて散りにき 君待ちかねて」
右)醍醐池畔にあった持統天皇の歌碑(犬飼孝氏揮毫)
「春過ぎて夏来るらし白楮の衣乾したり天の香具山」持統天皇の碑
橿原や飛鳥にあるたくさんの万葉歌碑、機会があればまわって見たいと思う。
大極殿跡のヤドリギ 前はもっと低い枝にもあったが、今は高い所ばかり。無数に着生している。
おふさ観音の手前に「子安地蔵尊」の小さい社があった。その前に「乳汁野八景」と書いた6角の石柱。
なんだ? 前は小さい公園で、大日堂もあるので、昔はお寺があったのかも。
石柱の他の面ももっとしっかり見てくればよかった。
「子安地蔵尊」「乳汁野八景」不思議な空間であった。
すぐ「おふさ観音」ムクゲが満開。 風鈴祭り実施中。人は数人。
無風で風鈴の音はなし。
飛鳥川沿いを歩き、少し違う道を行くと、ハマボウが開花中の家があり。
時間が遅い(昼頃)せいか、もうしぼみ始めていたが、黄色い花はきれい。
うちにもハマボウがあるが、まだ花が咲いたことがない。
中学校に植えられたドイツトウヒ 若い球果が垂れていた。
右)下に落ちていたクマゼミ もう一生を終えたのか?写真を撮った。雄だ。
そして、背中側の写真を撮ろうとひっくり返そうとしたら、翅を震わせジジっと鳴いて飛び去った。
なんだ、寝っ転がっていただけか?