耳鼻科の帰りに、耳成池へ。
古池は水抜きされていた。(耳成池と書いていたが、正式には古池という)
ため池の「掻い掘り」ともいわれる冬場の水抜き。
昔は農作業の作業の一つだったらしい。
池は、流れ込んだ土砂で、放っておくとだんだん陸地化するらしい。
水を溜めておく必要のない冬季に水を抜いて、池底を天日にさらす。
堆積した土砂を取り除き、それは肥料にする。
泥や水を排出することは水質浄化の効果もある。
また、漏水箇所の修理をしたり、捕った魚を利用したり・・なんと合理的な・・感心する。
今は外来魚駆除のために「掻い掘り」を行うこともある。
古池の「掻い掘り」は毎年行われているのか?どんな目的でされているのかはわからない。
水が中心部にしか残っていない池に水鳥の姿はなく、あらわになった池底をアオサギが餌を求めて歩き回っていた。
ついでに醍醐池も見に行く。
醍醐池 ハシビロガモやマガモ・カルガモ・ヒドリガモ など。
池の周囲を歩く。
北側には菜の花?花はまだ咲いていないが、葉が紅葉していて遠目にきれい。
向こうに耳成山
サクラの木の枝に鳥の巣 アオサギ? カラス?
ヤドリギの幼木 まだ1年生?
醍醐池の万葉歌碑 「春過ぎて夏来るらし・・」持統天皇の歌
ちょうど天の香久山もよく見える。
藤原宮跡 大きいヤドリギがついた木は枝がバッサリ切られていた。
木の下にはヤドリギの小枝が散らばっていた。
天香山神社へ
天香山神社 「久」の字はないが「あまのかぐやまじんじゃ」と読む。
天香山神社 拝殿
「波波迦の木」朱桜(にわざくら)とも言われる。ウワミズザクラ
御祭神は櫛真神(くしまのみこと)という占いの神。
古代より国家の大事を占う「亀卜(きぼく)」や大嘗祭の際に「斎田」を決める時になどに関わる神であったらしい。
そばの説明板によると「令和の大嘗祭の、斎田点定の儀の亀卜に際し、皇居宮中三殿へ 波波迦の木 を献進」と書かれ、古より現在もしきたりが続いているのだった。
境内には万葉歌碑もあり、白埴聖地の碑もある。
境内より香久山への登山道もあるようだがここから登ったことがない。
機会があれば登ってみたい。
帰りに選挙も済ませた。
太陽と地球の関係から、今年は今日が節分だ。
節分飾り 鬼の面と豆(左下)
毎年作ってくれる娘の海苔巻きを夕食にいただいた。
恵方は南南東 無言でというのに、途中でしゃべってしまった~。
初午(今年は2月3日)お稲荷さんのお祭りだそうで、
娘が子供の時作った張り子の狐面。可愛くて毎年飾っている。