耳成駅から吉備池を目指し、大福駅まで。
途中の寺院や神社や池など寄り道しながらウォーク。今日は2人歩き。
市杵嶋神社
『創建年代は不明だが、土地の伝承として、藤原宮の東北(艮うしとら)の鬼門にあたるため、藤原京の防衛の守護神として宗像神(市杵島姫命を勧請したのが創建ではないかと言われている』由緒書きによる。
祭神の市杵嶋姫命は、天照大神と弟のスサノオノミコトとの誓約(うけい)によって生まれた3女神の内の一人。
・・というのは、読んだことがあったが、市杵島姫命=弁天様と書いてあるものもある。
市杵島姫命と弁天様は、元々別神であるが、神仏習合また本地垂迹という思想で、美しい女神である・水を司る・芸能・学問などにご利益がある、などの共通性があることから、同一視されるようになったらしいことがわかった。
三輪神社 横大路と中ツ道の交差するところに建つ。
横大路は江戸時代には伊勢参拝道として賑わった。
お伊勢参りの人たちのランドマークとなったケヤキの古木。すごい貫禄!
ケヤキの古木 今は注連縄が架かり、御神木になっている。
横大路と中ツ道の交差する西南の水路の中に見える大きい石は「礎石」らしい。
石碑には「阿弥陀寺 子安 子育地蔵堂」、お堂には「子安 子育 地蔵尊 西之宮阿弥陀寺」と書かれている。
地図には「西之宮地蔵尊」と書いてある。
安産や子育てにご利益のあるお地蔵さまが祀られているようだ。
屋根の鬼瓦には石工の名前がはっきりと見える。
阿弥陀院 詳細は不明 クスノキの大木 ケヤキも大きい。
黒田池 ダイサギが1羽 ガマの穂綿が風に舞っていた。
「なわや高橋」わら細工やマクラメ・一閑張り・クラフトバンド手芸などの材料販売、体験もできるそうだ。
春の小川はさらさらいくよ~♪ さらさら流れる小川。
オオカナダモのような藻も揺れていた。
吉備池が見えてきた。吉備池廃寺跡
水が抜かれて水鳥はいない。
堤防には大津の皇子の歌碑 大伯皇女の歌碑(写真)が建つ。
発掘調査によって、大規模な金堂や塔の基壇などが確認され、伽藍配置も明らかになっている。
『大規模な伽藍から、天皇の発願による最初の寺院であり、舒明天皇11年(639)に建立が始まった「百済大寺」の跡であると考えられる』(説明板)
九重の塔が建っていたらしい。673年には高市の地に移築され、高市大寺となったらしい。
そばの吉備春日神社にも立ち寄り、公園でお弁当。
階段を登って、少し高台にあるお寺 薬師寺
お寺の建物ではなく、民家のよう。表札の位置に「薬師寺」の木札がかかる。
境内のイチョウの大木 ケヤキの大木を見ると、かつては立派なお堂が建っていたのだろうと思える。
集められたらしい石仏が雛壇のように並んでいた。
薬師寺・石仏 のいわれはわからなかった。
蓮台寺
ゴヨウマツの大木。他にも見どころがあったらしいが見逃し。
光専寺 鬼瓦
ソテツが見事
ほどなく大福駅。
暖かい春日で歩きやすかった。
寄り道した神社や寺院、規模は大きくはないが、大木が残るなど、昔は・・と思える風格があった。
途中で見つけたツクシはやせっぽちで小さく、摘みたいようなものはなかった。