みどりの野原

野原の便り

2月22日 耳成駅~吉備池~大福駅 寄り道ウォーキング

2021年02月22日 | Weblog

耳成駅から吉備池を目指し、大福駅まで。
途中の寺院や神社や池など寄り道しながらウォーク。今日は2人歩き。


市杵嶋神社 
『創建年代は不明だが、土地の伝承として、藤原宮の東北(艮うしとら)の鬼門にあたるため、藤原京の防衛の守護神として宗像神(市杵島姫命を勧請したのが創建ではないかと言われている』由緒書きによる。
祭神の市杵嶋姫命は、天照大神と弟のスサノオノミコトとの誓約(うけい)によって生まれた3女神の内の一人。
・・というのは、読んだことがあったが、市杵島姫命=弁天様と書いてあるものもある。

市杵島姫命と弁天様は、元々別神であるが、神仏習合また本地垂迹という思想で、美しい女神である・水を司る・芸能・学問などにご利益がある、などの共通性があることから、同一視されるようになったらしいことがわかった。


三輪神社 横大路と中ツ道の交差するところに建つ。


横大路は江戸時代には伊勢参拝道として賑わった。
お伊勢参りの人たちのランドマークとなったケヤキの古木。すごい貫禄!


ケヤキの古木 今は注連縄が架かり、御神木になっている。


横大路と中ツ道の交差する西南の水路の中に見える大きい石は「礎石」らしい。


石碑には「阿弥陀寺 子安 子育地蔵堂」、お堂には「子安 子育 地蔵尊 西之宮阿弥陀寺」と書かれている。
地図には「西之宮地蔵尊」と書いてある。
安産や子育てにご利益のあるお地蔵さまが祀られているようだ。


屋根の鬼瓦には石工の名前がはっきりと見える。


阿弥陀院 詳細は不明 クスノキの大木 ケヤキも大きい。


黒田池 ダイサギが1羽 ガマの穂綿が風に舞っていた。


なわや高橋」わら細工やマクラメ・一閑張り・クラフトバンド手芸などの材料販売、体験もできるそうだ。


春の小川はさらさらいくよ~♪ さらさら流れる小川。
オオカナダモのような藻も揺れていた。


吉備池が見えてきた。吉備池廃寺跡


水が抜かれて水鳥はいない。


堤防には大津の皇子の歌碑 大伯皇女の歌碑(写真)が建つ。 

発掘調査によって、大規模な金堂や塔の基壇などが確認され、伽藍配置も明らかになっている。
『大規模な伽藍から、天皇の発願による最初の寺院であり、舒明天皇11年(639)に建立が始まった「百済大寺」の跡であると考えられる』(説明板)
九重の塔が建っていたらしい。673年には高市の地に移築され、高市大寺となったらしい。

そばの吉備春日神社にも立ち寄り、公園でお弁当。


階段を登って、少し高台にあるお寺 薬師寺


お寺の建物ではなく、民家のよう。表札の位置に「薬師寺」の木札がかかる。


境内のイチョウの大木 ケヤキの大木を見ると、かつては立派なお堂が建っていたのだろうと思える。

集められたらしい石仏が雛壇のように並んでいた。
薬師寺・石仏 のいわれはわからなかった。


蓮台寺 


ゴヨウマツの大木。他にも見どころがあったらしいが見逃し。


光専寺 鬼瓦


ソテツが見事

ほどなく大福駅。
暖かい春日で歩きやすかった。
寄り道した神社や寺院、規模は大きくはないが、大木が残るなど、昔は・・と思える風格があった。

途中で見つけたツクシはやせっぽちで小さく、摘みたいようなものはなかった。

コメント (2)
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