みどりの野原

野原の便り

7月14日 クマゼミの幼虫、羽化

2021年07月14日 | Weblog


夕べ、「これあげるぅ」娘が葉っぱに乗せて持ってきたものは・・クマゼミの幼虫
庭に落ちていたらしい。(娘 虫嫌い)

真夏には裏庭のライラックの木でクマゼミが大合唱する。
でも、木の根元は、草花で埋もれているので、幼虫の抜け穴など見えない。
うちの庭で羽化も見たことがない。


幼虫をカーテンに止まらせて、羽化を観察することにした。
少し歩いて落ち着いた。

羽化の観察・・とはいえ、動きもないので仕事をしながら、たまにチラ見。


30分ぐらい目を離していて、ふっと見たら殻から抜けていた。イナバウア~。
翅はクチャッと縮んでいる。オレンジ色の体は艶やかで石鹸彫刻のよう。


真下に反り返る。体の後部が少し殻の中に残っている。
わいわいとやかましい観客の声も聞こえているのかいないのか・・


体が起き上がった。脚はまだ体に密着している。


また反り返り


また起き上がり・・脚が体から離れてきて、翅も少しずつ伸びてくる。


23:10 ようやく体が抜けた。


下からライトを当てる。透明の翅、エメラルドグリーンの翅脈 サンゴ礁色。
翅は開いている。


抜け殻に摑まっている成虫


23:53 翅が閉じて体に沿った。体色はまだ薄い。

深夜0:21頃まで見ていたが、眠くて起きていられない。 寝るよ~。

7月14日 朝、起きたらクマゼミ成虫がいない。
どこへ行った?雄なのだから鳴けばわかるのに・・
カーテンの下やすき間を見たが見当たらず・・
・・と、カーテンを開けたら、網戸に止まっていたのだった。


体は真っ黒。精悍なクマゼミ 雄 誕生
撮影の後、ベランダに放したら、元気よく飛び立っていった。声なしで・・ 

しばし家族を楽しませてくれたクマゼミ君。
可愛かったけれど、「よそへいってや~」と娘。

今年の夏はあの賑やかな声もうれしく聞くことができるかな??

コメント
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