夕べ、「これあげるぅ」娘が葉っぱに乗せて持ってきたものは・・クマゼミの幼虫
庭に落ちていたらしい。(娘 虫嫌い)
真夏には裏庭のライラックの木でクマゼミが大合唱する。
でも、木の根元は、草花で埋もれているので、幼虫の抜け穴など見えない。
うちの庭で羽化も見たことがない。
幼虫をカーテンに止まらせて、羽化を観察することにした。
少し歩いて落ち着いた。
羽化の観察・・とはいえ、動きもないので仕事をしながら、たまにチラ見。
30分ぐらい目を離していて、ふっと見たら殻から抜けていた。イナバウア~。
翅はクチャッと縮んでいる。オレンジ色の体は艶やかで石鹸彫刻のよう。
真下に反り返る。体の後部が少し殻の中に残っている。
わいわいとやかましい観客の声も聞こえているのかいないのか・・
体が起き上がった。脚はまだ体に密着している。
また反り返り
また起き上がり・・脚が体から離れてきて、翅も少しずつ伸びてくる。
23:10 ようやく体が抜けた。
下からライトを当てる。透明の翅、エメラルドグリーンの翅脈 サンゴ礁色。
翅は開いている。
抜け殻に摑まっている成虫
23:53 翅が閉じて体に沿った。体色はまだ薄い。
深夜0:21頃まで見ていたが、眠くて起きていられない。 寝るよ~。
7月14日 朝、起きたらクマゼミ成虫がいない。
どこへ行った?雄なのだから鳴けばわかるのに・・
カーテンの下やすき間を見たが見当たらず・・
・・と、カーテンを開けたら、網戸に止まっていたのだった。
体は真っ黒。精悍なクマゼミ 雄 誕生
撮影の後、ベランダに放したら、元気よく飛び立っていった。声なしで・・
しばし家族を楽しませてくれたクマゼミ君。
可愛かったけれど、「よそへいってや~」と娘。
今年の夏はあの賑やかな声もうれしく聞くことができるかな??