みどりの野原

野原の便り

1月8日 長居公園 タイワンツバキ ユリノキ イスノキの虫こぶ ココスヤシ モクセイの副芽

2022年01月08日 | Weblog

2年ぶりの長居公園

駅から公園までの道を、思い出しながら歩く。


タイワンツバキ 開花中


ラベンダーの開花期は長い。
後は、サンシュユの果実ぐらいで、花や果実はあまりない。

植物園は3月末までリニューアル工事中で、勝手が違い、控室に入るのもちょっと戸惑った。

午前中下見。午後の植物園案内は学芸員さんと共に長居公園をまわる。


青空にユリノキの果実


翼の付いた果実 出っ張ったことろが種子の入っているところ。
硬くて、取り外すのは大変


果実を切ってみると、中は2室に分かれ、種子が2個あるはず・・
でも、1個しかないものや、しいな ばかりのものも。


ユリオプスデージー キク科
下の茎は木のように硬い。
ネットで調べると「常緑低木」としているものが多いが、多年草としているものも。


茎の断面 形成層は見え、年輪らしくもある。
でも成長はせいぜいこれぐらいで、樹木ほど長生きもしない。

形成層があり、肥大成長するのが木本。
・・とはいうが、木本か草本か分け方は研究者によっても違うらしい。
調べる時、木本として載っていたり、草本とされていたり。
植物の大きさだけで決まらないし、多年草との分け方がむつかしい。


イスノキには何種類かの虫こぶがあった。
この虫こぶは初めて見た。
「日本・・虫こぶ図鑑?」のような分厚い図鑑にも載っていなかった。
切ると、中に虫がいた。


枝が枝垂れているイスノキがあった。
そのまま「枝垂れイスノキ」というイスノキの品種らしい。
常緑樹の枝垂れは珍しいとのこと。(ネット)
その他いろいろ観察。

参加人数はコロナで冬ということで、以前よりは少なかったが、すごく熱心な方々だった。

他に面白かったもの。


ココスヤシ (最寄り駅にもあったが伐られてしまった)
根元にたくさん果実や果皮が取れた種子が落ちていた


ココスヤシの種子 丸い穴は「発芽孔」と教えてもらった。
本来は3個あるはずが、2個のもの、1個しかないものもある。
こんな小さい孔から芽が出るのか・・
「ココス」はポルトガル語の猿「coco」に由来(ネット)
写真の方向から見ると猿の顔に見える。と仲間の言。

種子を見たことがあるのに、虫の孔かと思っていた。


もう一つ教えてもらったモクセイの仲間の冬芽
葉腋にずらりと並んでいるのは冬芽。
一番大きい芽が本来の芽だが、下に予備の芽「副芽」を付けているのだ。
それも1つではなく、ここでは3つも付けている。
何と慎重な、備えの良い木なのかと感心。
石橋を叩いて渡る・・


ラクウショウとメタセコイア 並んで樹形がよくわかる。

コメント
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