スタッフの一人が作成してくれた資料に基づいていくつかの植物の種子散布などを観察。
草刈り後だったが、アメリカフウロ・オッタチカタバミ・カラスノエンドウ・ユウゲショウ・メリケントキンソウ・ヒナキキョウソウなどの種子散布の仕方を見ることができた。
ヒナキキョウソウの果実の「窓」も観察。
メリケントキンソウのチクチクも経験してもらい、クリの果序に付いた雌花を探す。
田んぼの畔にはカワヂシャ。その中にオオカワヂシャも1株入り込んでいた。
カワヂシャのつぼみが、虫こぶになっていた。
カワヂシャツボミタマフシ
割ってみると、黄色い幼虫がいた。
咲き残りのサラサウツギ。
ここで失敗をやってしまった。
ウツギとは空木(中がうつろの木)の意味だが、「○○ウツギ」と名の付く樹木は多くの科にあり、空木(茎が中空)でないものもある ことを言ったまでは良かったが・・
そこのサラサウツギの枯れ枝を見ると白い髄が詰まっていたので、それを見せて「サラサウツギは茎が詰まっている」と言ってしまった。
帰ってから家にあるサラサウツギを切ってみると・・
見事に中空。細い枝も中空だった。節のところは詰まっていた。
しまった!と思うも後の祭り・・
次回、同じ人たちが参加されたら説明しなおすのだが、そうとも限らず・・つらいなあ。
ナツメの花 大きい三角はガク。若い花の花弁は雄しべを包んで立ち上がっている。
黄色い花盤からは蜜が出ている。
少し咲き進んで、反り返った花弁(矢印)ちっちゃくて可愛い。
ザクロも花盛りだった。雌しべのない花もあるようだ。
そして、今回の私の発見(知らなかった)は・・ヒペリカムの仲間(園芸種)のこと。
家にはビヨウヤナギがある。
今はなくなったがキンシバイも植えていたことがある。
最近は従来のキンシバイより花の大きい園芸種「ヒペリカム ヒドコート」(和名タイリンキンシバイ)が出回っているのは知っていたが・・
ビヨウヤナギそっくりなものがあるのは知らなかった。
「ヒペリカム カリシナム(和名セイヨウキンシバイ 又 ヒメキンシバイ)」
雄しべが赤っぽい。立ち上がらず、這うような樹形。
帰って家にあるビヨウヤナギと比べてみた。
家の「ビヨウヤナギ」
葯は黄色い。背丈ほどの高さで咲いている。
2つの違いは分かったが、和名がセイヨウビヨウヤナギでなく「セイヨウキンシバイ」なのはなんで? 紛らわしい・・とブツブツ
「園芸種でいいやん」と思っていたが、聞くと気になってしまった。
今月のクラフトは「わら細工のカメ」
藁や縄など材料は事務局で準備してくださった。
ここで1匹作り、余った材料で家でも小さいのを作ってみたが・・
う~ん。不器用丸出しのカメさんだ。