遅れていた南大東島の続きです。 1か月後に、本来の日のところに戻します。
朝9時、予約しておいた地底湖ツアーのガイド東さんのお迎えの車が来た。
ツアーは安全上から定員4人まで。
今回のメンバーは6人だ。私は12年前にも地底湖へ行っている。なので今回他に行きたい人があれば私は遠慮しないと・・と思っていたが、3人は他へ回るとパスされたので行けることになった。
私含めて女性3人とひとり旅の若い男性1人の4人のツアーとなった。
まず事務所の中のテントで着替え。
「持ち物は何もいらない」といわれた通り、ほんとに何もいらなかった。
つなぎ(中は下着のみ)「洞窟の中は暑いので汗をかきます」・長靴・ヘルメット・ヘッドライト・首から下げるライト・手持ちライト、これが全装備
(12年前は「つなぎ」はなく、長靴・ヘルメット・ライト3つを借りた。カメラは持って入れた)
カメラもメモ帳も持って入れないのが残念だが、ガイドさんが随時撮ってくれるという。
*今日の写真 上の2枚を除いて、東さんにいただいたCDからの借用です(了解済み)
暗い中での写真は撮りにくいので助かりました。
南大東島はサンゴ礁由来の島なので、穴ぼこだらけ。鍾乳洞や雨で浸食されてできたドリーネといわれる「陥没した窪地」がいたるところにある。(100ヶ所以上)(埋め立てや農業改良工事で急激に減少しているらしい)
星野洞は観光用に整備されているが、今日行くところはまったく人の手つかずの自然の洞窟だ。
それはサトウキビ畑の繁みの中に突然ぽっかりと口を開けている。
サトウキビはまだ成長途中で肩あたりぐらいの高さ。 右)探検隊 いざ出発!
入口から後ろ向きに岩を掴んで足がかりを探しながら穴の中へ降りていく。
「しっかり岩をつかんで。足は信用してはいけません。よく確かめて」と東さん。
足元は岩がゴロゴロしている。「足は信用しないように。2度踏みして。手は必ず壁を持って・・」
だんだん奥へと入っていく。「壁のない所は鍾乳石を持ってください」(普通の鍾乳洞では鍾乳石には触れもしないが)
「上から下がっているつららは捕まると折れたりするので、必ず下から出ている石筍か上から下までつながっている石柱に掴まってください」
変な形の鍾乳石 落ちたしずくの跳ね返りが固まったもの。
この穴は外気が入ってくるので乾燥するためほとんどが死んだ(成長を止めた)ものだという。
(星野洞は観光用に整備されているが2重扉で外気が入らないようにしているので湿度100%)
先の折れた鍾乳石は昔子供が遊びに入って折ってしまったものだとか。ワイルドな遊び場だ。
折れた鍾乳石にライトを当てると石が透明に光って美しい。
右)天井にキラキラと砂金のように光るものが・・残念ながら水滴です・・ほんとに?
滝のような鍾乳石 白いものはまだ成長しているらしい。
狭い隙間・滑りやすい斜面・足場のない所は鍾乳石に掴まってぐるっと回って・・なんてところもあった。
どこをどう通っているのか言われるままに歩いているが、1本道ではない。慣れたガイドさんならでは。
岩の間からのぞくと水面が見えた。 波紋
もう少し行ったところにも地底湖。滑りそう・・ 砲弾型の変わった鍾乳石 でもこれも前に見た地底湖ではない。
狭い隙間
そして、ついに見覚えのある地底湖へ。
水は澄みきって、上から垂れる水滴の波紋がないと水面とはわからないぐらい。 波紋が美しい。
右)地底湖の上から下がっている鍾乳石はまるで酒トックリのよう。
地底湖はどこかで海につながっており、潮の満ち引きで水面も上下する。
不思議な形は鍾乳石が水に浸かったり出たりしているうちにこんな形になったようだ。
底は塩水、上は真水と2重構造になっているらしい。雨が多ければ真水の部分が増える。
水の中の鍾乳石は昔は水の上にあったものということ。(水の中では鍾乳石はできないので)
「私、12年前、この地底湖の中にハマったんです」覚えてますかというと、あああの辺でしたねと・・覚えておられた。
岩を飛び損ねてジャブンと水の中にはまったのだった。
そこは深くはなかったが、胸にぶら下げていたデジカメが1台パーになった。
メディアはすぐに取り出したので写真は無事だったが。この地底湖に入った最初の人になった。
今も笑いの種になっている。
今回も渡ってもいいと言われたが、やめておいた。 若い男性だけが向こうまで渡った。
「その辺にしゃがんでください」とガイドさん。 そして懐中電灯3つとも消すように言われた。
「真の闇」とはこのことだ。
じっとしていると、時折しずくが水面に落ちる音が聞こえる。それ以外の音は全くなし。
もしこの間にそばの人がいなくなって1人取り残されたら・・ゾ~ッ。
何分ぐらいかわからないがめったに出来ない「闇体験」だった。
それから少しずつ登って、ついに入口の光が見えた。
岩を登って地上に出た。お~帰ってきた~。
その間2時間 2度目の地底湖探検だった。 南大東島4日目ー2に続く。
朝9時、予約しておいた地底湖ツアーのガイド東さんのお迎えの車が来た。
ツアーは安全上から定員4人まで。
今回のメンバーは6人だ。私は12年前にも地底湖へ行っている。なので今回他に行きたい人があれば私は遠慮しないと・・と思っていたが、3人は他へ回るとパスされたので行けることになった。
私含めて女性3人とひとり旅の若い男性1人の4人のツアーとなった。
まず事務所の中のテントで着替え。
「持ち物は何もいらない」といわれた通り、ほんとに何もいらなかった。
つなぎ(中は下着のみ)「洞窟の中は暑いので汗をかきます」・長靴・ヘルメット・ヘッドライト・首から下げるライト・手持ちライト、これが全装備
(12年前は「つなぎ」はなく、長靴・ヘルメット・ライト3つを借りた。カメラは持って入れた)
カメラもメモ帳も持って入れないのが残念だが、ガイドさんが随時撮ってくれるという。
*今日の写真 上の2枚を除いて、東さんにいただいたCDからの借用です(了解済み)
暗い中での写真は撮りにくいので助かりました。
南大東島はサンゴ礁由来の島なので、穴ぼこだらけ。鍾乳洞や雨で浸食されてできたドリーネといわれる「陥没した窪地」がいたるところにある。(100ヶ所以上)(埋め立てや農業改良工事で急激に減少しているらしい)
星野洞は観光用に整備されているが、今日行くところはまったく人の手つかずの自然の洞窟だ。
それはサトウキビ畑の繁みの中に突然ぽっかりと口を開けている。
サトウキビはまだ成長途中で肩あたりぐらいの高さ。 右)探検隊 いざ出発!
入口から後ろ向きに岩を掴んで足がかりを探しながら穴の中へ降りていく。
「しっかり岩をつかんで。足は信用してはいけません。よく確かめて」と東さん。
足元は岩がゴロゴロしている。「足は信用しないように。2度踏みして。手は必ず壁を持って・・」
だんだん奥へと入っていく。「壁のない所は鍾乳石を持ってください」(普通の鍾乳洞では鍾乳石には触れもしないが)
「上から下がっているつららは捕まると折れたりするので、必ず下から出ている石筍か上から下までつながっている石柱に掴まってください」
変な形の鍾乳石 落ちたしずくの跳ね返りが固まったもの。
この穴は外気が入ってくるので乾燥するためほとんどが死んだ(成長を止めた)ものだという。
(星野洞は観光用に整備されているが2重扉で外気が入らないようにしているので湿度100%)
先の折れた鍾乳石は昔子供が遊びに入って折ってしまったものだとか。ワイルドな遊び場だ。
折れた鍾乳石にライトを当てると石が透明に光って美しい。
右)天井にキラキラと砂金のように光るものが・・残念ながら水滴です・・ほんとに?
滝のような鍾乳石 白いものはまだ成長しているらしい。
狭い隙間・滑りやすい斜面・足場のない所は鍾乳石に掴まってぐるっと回って・・なんてところもあった。
どこをどう通っているのか言われるままに歩いているが、1本道ではない。慣れたガイドさんならでは。
岩の間からのぞくと水面が見えた。 波紋
もう少し行ったところにも地底湖。滑りそう・・ 砲弾型の変わった鍾乳石 でもこれも前に見た地底湖ではない。
狭い隙間
そして、ついに見覚えのある地底湖へ。
水は澄みきって、上から垂れる水滴の波紋がないと水面とはわからないぐらい。 波紋が美しい。
右)地底湖の上から下がっている鍾乳石はまるで酒トックリのよう。
地底湖はどこかで海につながっており、潮の満ち引きで水面も上下する。
不思議な形は鍾乳石が水に浸かったり出たりしているうちにこんな形になったようだ。
底は塩水、上は真水と2重構造になっているらしい。雨が多ければ真水の部分が増える。
水の中の鍾乳石は昔は水の上にあったものということ。(水の中では鍾乳石はできないので)
「私、12年前、この地底湖の中にハマったんです」覚えてますかというと、あああの辺でしたねと・・覚えておられた。
岩を飛び損ねてジャブンと水の中にはまったのだった。
そこは深くはなかったが、胸にぶら下げていたデジカメが1台パーになった。
メディアはすぐに取り出したので写真は無事だったが。この地底湖に入った最初の人になった。
今も笑いの種になっている。
今回も渡ってもいいと言われたが、やめておいた。 若い男性だけが向こうまで渡った。
「その辺にしゃがんでください」とガイドさん。 そして懐中電灯3つとも消すように言われた。
「真の闇」とはこのことだ。
じっとしていると、時折しずくが水面に落ちる音が聞こえる。それ以外の音は全くなし。
もしこの間にそばの人がいなくなって1人取り残されたら・・ゾ~ッ。
何分ぐらいかわからないがめったに出来ない「闇体験」だった。
それから少しずつ登って、ついに入口の光が見えた。
岩を登って地上に出た。お~帰ってきた~。
その間2時間 2度目の地底湖探検だった。 南大東島4日目ー2に続く。
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