みどりの野原

野原の便り

7月6日 緑地保全管理講習⑥

2007年07月06日 | Weblog
今日は一日実習 ちょっと蒸し暑いけど曇りで作業はしやすい


           剪定スタイル

午前は
垣根の剪定。
梅の飛び出し枝を切る。
ツツジの飛び出し枝を切る。
藤棚のフジの延びたツルを1,5mぐらいに切る。
ジャスミンのアーチを切りそろえる。
芝生草取り
片付け

午後は
高いシラカシの切り詰め。
マテバシイの切り詰め。
コニファの先刈り
シラカシやマテバシイの切った枝をチップにする。
片付け
剪定バサミなどの手入れ
先生のお話 


伸びた枝を切る時、
遠慮して切ってると、講師の先生が元からバッサリ切られたりする。
やっぱり経験の積み重ねが必要だ。

藤棚は長い脚立に上って、さらに棚の上に乗って切らねばならず、
シラカシなどは脚立だけでは無理のように見えた。
とても素人には無理なんじゃないの?クレーンかなにかないと。

ところが、

私が他の作業をしていて、ふと見ると、藤棚もさっぱり。

シラカシは丸坊主になっていた。
すごいわ。
命綱・ヘルメット姿で木登りをしてのこぎりで太い枝を切ったそうだ。


 まる坊主のシラカシ         

その太い枝はチップにする機械にかける。
5センチぐらいある葉の付いた枝も、バリバリと飲み込んで端からチップにして吐き出す。すごい威力。
この機械に入れる作業ならできるので、がんばってやった。



            チップの機械        

ニワウメが熟した実をいっぱいつけていた。食後のデザートに少しいただいた。
さっぱりとしておいしかった。

午後から小雨が降ったが、いつしか止んで、作業にはいい天気だった
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7月5日 7月の表紙絵 ヤブガラシ

2007年07月05日 | Weblog
7月の花
ヤブカラシ(ブドウ科)



またの名をビンボウカズラ。嫌われ者の草ではありますが、よく見ると葉や花の姿
はなかなか端正だと思いませんか?

つぶつぶのようなのがつぼみで、赤いのが花?花びらは?雄しべや雌しべは?

気をつけて見ていると、ちゃんと花びら(黄緑色)も雄しべも雌しべもあります。
ただ、花びらや雄しべは早く落ちて、雌しべだけが残っていることが多いです。

花の底に溜まる蜜を目当てに昆虫がたくさんやってきます。
舐めてみるととても甘い! 虫が集まってくるのも納得です。

何気なく見ていたヤブガラシでしたが、ある時「巻きひげ」について面白いことを
聞きました。

巻きヒゲは葉と対生してついていますが、長い茎に対して、巻きヒゲ・巻きヒゲ・
花・巻きヒゲ・巻きヒゲ・花 と順番に付いているのです。(例外あり)
 
なあんだヤブガラシか、と思って通り過ぎていましたが、おもしろいですね。
一度、巻きひげや花を見てみてくださいね。
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7月4日 緑地保全管理講習⑤

2007年07月04日 | Weblog
午前は樹木医のA先生の街路樹の管理の話

先ず、センター横の川沿いの桜並木などの現状を見る。


枝の切り方の悪いもの。そのために腐りが入ってきているもの。
植えた時の支柱がそのままで、木に食い込んでいたり、成長の邪魔になっているもの。

ツタやクズが巻きついているもの。
根元からいっぱい芽が吹いて伸びているもの。
木の間隔が狭いために重なっているもの。
根元に他の木(クワ)が育っているもの      
枝がバランスよく伸びていない。株立ちになっている。   など

又、植えマス(コンクリートなどのマスで囲った中に植え込んである)が小さいため
根が水を吸いにくく、先端が枯れているイチョウ

 
   ギンナンがたわわ。     でも先端が枯れ、キツツキの穴がいっぱい。
                  (写真でわかりにくい)

今まであまり気に留めなかったが、よく見るとひどいことになっているのがわかる。


スライドでも狭い植えマスに大木になるものを植え、冬には切られ、棒のようになった
街路樹など紹介された。

私の知っている街路樹も似たような状態で、そんなものかと思っていたが、
本来の姿を崩さないように、枝をすかす(枝を込み合わないように切り取る)という
方法があり、そうやっている所もあると聞き、そんな方法もあったのかと知る。

バッサリ切ってしまう方が費用がかからないらしい。

その場所に合った樹種を植える。
植えっぱなしにしないできちんと管理が必要と聞き、本当にそうだと思う。

枝の切り方や切る時期、始末の仕方なども聞いた。

街路樹って本当に過酷な条件の中で暮らしているんだなあ。

管理者は責任を持って街路樹を管理してほしいと願う。


街路樹などの健康状態を調べる「診断協会」なるものもあるという。

私の気になっている畝傍御陵前のエンジュの老木(6月22日のブログ)。
管理は橿原市だろうか。
一度電話して、「このままでは危ないこと。根元からのヒコバエから2世を育ててほしい」と電話してみようかな。


最初は厳しい先生だと思っていたA先生(ごめんなさ~い)。
お話を聞くにつれ、やっぱり樹木医ってすごいなと思う。

午後は農薬や果樹についてのK先生の講義だった。

特に午前の講義がよかった。

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7月3日 K大インストラクター講座⑤

2007年07月03日 | Weblog
今期最後の講座
前回に続き、2班に分かれて模擬観察会の予定だ。

まず講師よりポイントを説明、10分間の班毎のミーティングの後、
お互いに案内役と小学生役になり、計画のうち1つずつ模擬観察会をやってみる。


            模擬観察会

A班はお気に入りのタラヨウの説明。字を書いてみたり、なぜ字が書けるかを説明したり。

B班は2人1組になり、目隠しした人を木に連れて行き幹や葉などの感触から、木を当てる
ショートプログラムを取り入れた。
そこから木肌の違いなどにうまく結びつけて説明した。

講師からは、子供が質問したとき、それを大事にして、他の説明に結び付けていくように
といわれた。

その後、たわわに稔ったヤマモモを試食して、隣のヤマモモとの違いや、戦略を考えた。


       木の下には落ちた実がいっぱい

「し・ら・か・し」の文字を頭にして詩つくり。面白いものがでていた。

実際にやる時のポイントや注意を説明され、これで春季の講座は終了となる。
今後の活躍を期待しよう。

私はヤマモモをカップ3杯ほどもらってきたので、自己流でジャムを作ってみた。
目の粗いザルがないので、種を取るのが厄介だったが、真っ赤なジャムができた。

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7月2日 奥明日香 上~冬野 ヤマアジサイ

2007年07月02日 | Weblog
金亀バス(コミュニティバス100円)で上(かむら)まで行き、そこから山道を登
って、尾曾の威徳院~畑~良助法親王墓~冬野~竜在峠のだいぶ手前で引き返す
コースを里山の人たちと歩く。

降水確率80%の予報が外れて、全く降らなかったのは助かった。

上(かむら)からは古道を上る。
途中、キレイニ草が刈ってあって「アレーッ。この辺に○○があったのに・・・」
というところもあったが、
畑への古道、冬野から竜在峠への稜線の道は、草に覆われているところもあった。

この道は、本居宣長も通ったといわれ、松尾芭蕉も吉野へ花見に行くのに供を連れ
て通った昔の街道である。
「雲雀より 空にやすらふ 峠かな」という句を残している。

昔は、父も明日香から吉野の親戚へ行くのに、山越えをしたと聞いているので、こ
の山道を通っていたにちがいない。

とにかく、今はたまにハイカーが通るぐらいで、あまり利用されなくなり、冬野集
落も、今は2軒?が住んでおられるのみ。あとは空き家となっている。
それでも時々家や畑の管理に帰っておられるらしく、家の周りの木も剪定され、草
もきれいに刈ってあった。


     草の道


明日香でもこのあたりまで来ると、自然度はかなり高い。

マタタビ(白い葉・花・実)
キツリフネ(花・実)も多数あり    ムラサキニガナ
白いホタルブクロ(見ごろ)多数あり  サワギク(残花・綿毛)
トチバニンジン(実が色づき始め)   ハナイカダ(実)何箇所かで見られた。
オカトラノオ(1箇所群生)       タケニグサ(ツボミ・花)
白い穂のショウマはアカショウマと教えてもらった。

今日の目的のヤマアジサイは見ごろで涼しげに山を彩っていた。
イワガラミも幹に絡み付いて高いところまで花が咲いていてみごとだった。

ウバユリはまだつぼみ。花穂が上向きにつくヤマゴボウはこれからだんだん色づく
だろう。
地味なものではハエドクソウの花もあちこちで見られた。

     
      ヤマゴボウ             キツリフネ



     
       ホタルブクロ           テンナンショウの仲間  

     
ヤマアジサイとカタツムリの仲間        ヤマアジサイ
(ヤマタカマイマイ?ウスカワマイマイ? )    


帰り、良助法親王墓から車で帰る人たちと別れ、私と妹はまた元の「上」まで歩い
た。

良助法親王墓の裏手で、妹が山の中に立派なツチアケビを見つけた。
長いのは茎の高さ60センチぐらいあるみごとなもので。6本ぐらいあった。



畑の古道は、行くときはゆっくり歩きで気にならなかった坂が、くだりはかな
りの急坂だ。

行きしなに気が付かなかった、キブシの実・ウリノキの実・マタタビの実も見れた。普通の実と虫こぶになった実、両方が見られた。

歩いた甲斐があった。




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7月1日 甘樫の丘

2007年07月01日 | Weblog
一大イベントが済んで、夕方、「甘樫の丘へ行くんだけど」と、犬を連れて帰って
きた娘から電話があり、迎えに来てもらって甘樫の丘へ行くことになった。

ちょっと野外には向かない服装だったけど、まあいいか。

    アオギリ

展望台へ行ったり、広場で久しぶりのバドミントンやキャッチボールをしたりした。

ビーグルの「ベーグル」は相変わらず吼えまくっている。
なぜだかミミズを見つけると体をこすり付けたくなる変な癖がある。
白柴の「コロ」は無口でほおってもらったボールをキャッチして遊んでいる。

時々一緒になるのにこの2匹、仲良くならないのが困りものだ、

       ベーグル(右)とコロ(左)

ベンチの下で娘のだんなさんが「アリジゴク」を見つけた。
よくお寺の軒下で遊んだものだ。

 
アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)

そのうち小雨が降ってきて、薄暗くなってきたので家へ帰った。


帰り道 法然寺のニンジンボク(西洋ニンジンボクかもしれない)満開だ
(7月2日 これはセイヨウニンジンボクだそうだ。インターネットでみると、ホル
モンのバランスを整えるハーブとのことだった。
香りがあるように書いてあったが、香りは薄い)
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