みどりの野原

野原の便り

4月7日 甘樫丘

2009年04月07日 | Weblog
今年度から里山クラブ員全員で取り組むことになった「里山作り隊」の
初活動日。


       甘樫丘遠望
午前は、講座を修了して里山クラブ員になった14期生の自己紹介などや、
里山づくり隊の活動についての打ち合わせ
お昼は、花見しながらお弁当を食べた。

午後は、花修景計画(*後記)も合わせ、里山作りの区域確認のために
みんなで歩いた。

(*甘樫丘公園などの背景の森を飛鳥らしい里山に整備していく取り組み。
  里山クラブも整備活動を行う)

 
       豊浦展望台からの景色 サクラ満開

山の中ではミヤマキケマンやジロボウエンゴサク・セントウソウなどの
花もひっそりと咲いていた。

ウラシマソウもだいぶ伸びてきた。ツルニンジン・ハナウドの葉もあった。
今ある小さな草花を大切に、植えたりするのは最小限にして、わざとらし
くない自然な感じの森にしたいな。

ヒガンバナの名所だからと自然にはない白や黄色の園芸種を植えたり、
プランターに植えたりするようなやり方は反対です。
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4月6日 談山神社~飛鳥へ   記事追加

2009年04月06日 | Weblog
妹が桜井駅から談山神社までアッシー君をしてくれ、YさんOさんを
案内した。

 
満願寺 八講桜(樹齢300年 満開)      不動の滝
不動の滝の近くには不動明王が祀られている大石「破不動」がある。
中央でぱっくりと割れているのは談山(かたらいやま)が鳴動した時
に破裂したと言われている。

 
     摩尼輪塔(重文)   石燈籠(後醍醐天皇の御寄進と言われる)

談山神社のある多武峰は平地に比べて桜の開花もだいぶ遅く、
まだまだつぼみからちらほら咲きが多い。
 
       ウメとサクラ            カンヒザクラ    


ウズズミサクラ(小つづみ桜)はほとんど蕾
咲いたところを見たことがないので見たいけれど・・・

御破裂山~飛鳥へ降りる
このコースはずいぶん久しぶりだ。降り口も道路に分断されていた。

 
     ユキワリイチゲ             ヤマルリソウ

 
       ミヤマカタバミ           ショウジョウバカマ

 
     ツルカノコソウ(咲きかけ)          シャガ

 
     クサノオウ(咲きかけ)

談山神社付近は道路工事が続いていて、道もだいぶ変わっていた。
上(かむら)~細川~上居(じょうご)~石舞台へ下る。

冬野行彦さんからのコメント紹介
上居(じょうご)って変わった読み方ですよね。
それに対応して下居(おりい)という場所があります。桜井から談山
神社に登る道の、ちょうど音羽観音へ行く辺りです。
また、上(かむら)に対して、下(しも・またはしもむら)と言う地名
もあります。聖林寺のある辺りです。
昔は多武峰に参るのに、明日香から参るのが表参道、桜井から参る
のは裏参道だったようです。
それで、明日香側を上、桜井側を下と言うのですね。


 
川向こうにわさびがあった。 石張りになって風情半減の冬野川

お天気は最高で可憐な早春の草花に心をいやされた。
都会暮らしのお二人も喜んでくださった。

道路が完成するとまた環境が変わり人の出入りも増えて今の風景
は変わっていくのかなあ。
コメント (2)
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4月5日 大福駅から万葉の森

2009年04月05日 | Weblog
大福駅から万葉の森へ
 
光専寺(藤原鎌足公の掛け軸がある)  ソテツ雌株 樹齢300年?

 
蓮台寺 石造五輪塔(国重文)  
徳治二年(1307年)卯月八日の銘がある。行基が開基の名刹の
一つらしい。

御厨子神社
    
      ミツバアケビ        月輪石(神が降り立つ磐座か)

万葉の森

     カツラの花

西井牧場
 
      牛舎(70頭の牛がいる)     お尻がずらり

 
コンクリートの隙間に 何スミレ?    アリアケスミレかな?

一足早く帰り 畑へ先日草刈り機を購入、妹が山の斜面の草を刈っておいた
ところでタケノコを探す。
上の草や枯葉をのけると、ツンととがったタケノコの頭が覘く。

  
        頭が覗く                掘り出した

 
        タケノコ初収穫   夕方 飛行機雲が葛城山の方に走る
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4月4日 山門水源の森

2009年04月04日 | Weblog
青春18キップを利用して計画してくださった「山門水源の森」Nさん
ツアーに参加

小雨の中、フル装備で森の学舎へ。

外からの植物侵入を防ぐため、靴を洗って入山
中西ガイドさんが案内してくださった。

一時はゴルフ場になりそうだったこの森を、県民の「貴重な自然を残
したい」という願いがかない、県が買い上げ、保全活動が始まった。

里山として利用してきた山と、ミズゴケなどが厚い泥炭層となってい
る高層湿原がある。

「外からのものは一切入れません」と言われる通り持ち込んで植えた
りせず、間伐や刈り取りなどで森に光を入れたりすることによって、
小さな草花も芽吹く。それを保護する。


保全活動によって、多様な植物や生物の棲むここちよい森になって
いる。

今頃はまだ山門水源の森は目覚めてないんじゃないかな?と思って
来たが、自然はすごい。ちゃんと春は動き出していた。

 
森の学舎(まなびや)前の湿原(ビオトープ?) キブシの花が真っ盛り 

 
        イワナシ              ショウジョウバカマ

  
     炭焼き窯跡          アカガシ「山門のウィルソン株」

かつては里山として利用されていたこの森の中には炭焼き窯跡が20~
30もあるという。
材の固いアカガシは上等の炭になったらしい。クヌギも利用された。
伐採を繰り返し、ごつごつした山オヤジのようになったアカガシが
たくさんあった。

この森はアカガシ林の北限であり、ブナ林の南限でもある貴重な場所
だそうだ。

 
          イモリ                  山道
雨でぬれた山道をイモリが歩いている。枯葉も黒い、イモリも黒い。
早く逃げないと踏んじゃうよ~。
森を公開するのに周遊路を作ってあるが、必要最低限にして整備し
過ぎてないのがうれしい。

お昼は、湿原のそばで、雨の中の立食。おにぎり弁当で良かった。
午後からは本降りとなってきた。

 
         湿原
北部湿原・中央湿原・南部湿原 がある。
3万年にできた起源の古い高層湿原で、泥炭層は6メートルにも達する
という。
木がだいぶ入り込んでいるところもあり、ほおっておけば木や草に覆
われて湿原がなくなってしまう。
手入れによってかろうじて維持されている。

氷河期の生き残りと言われるミツガシワや貴重な動植物の宝庫となっ
ている。
 
 
       シュンラン               バイカオウレン
    
  
       スミレサイシン             説明を聞く

 
         トクワカソウ          ユキバタツバキ
イワウチワとは葉の付け根の形がちがうらしい。 
             ヤブツバキと多雪地方のユキツバキの交雑種


       満開のシロモジ

雨にも関わらずガイドさんが案内してくださり早春の花がたくさん見
れてみんな大満足の一日だった。企画してくださったNさんに感謝。
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4月3日 上居(じょうご)~石舞台 菜の花・桜満開

2009年04月03日 | Weblog
ちょっとした失敗で(これが多すぎる!) 野外サークルの下見に行け
なくなって・・
偶然電車に乗り合わせた近所の人(Kさん)が行く予定の、明日香村
の上居(じょうご)へ一緒に行くことに。

橿原神宮前駅から歩く。(石舞台まで1時間余り)


見瀬町の民家
昔の街道らしい雰囲気はあるがだいぶ家は建て替わっている。


満開のシダレザクラ(橿原市と明日香村の境あたり)

 
思い出のある飛鳥川 昔はなかった桜並木 見ごろ

上流から種が流れ着いたのか? 川の端にシナサワグルミが何本も
大きく育っていた。

石舞台を通り超してKさんの目的の場所 上居(じょうご)へ

 
       上居の民家         坂田・稲淵方面が見える

目的地付近でいきなり私を呼ぶ声があった。
あらぁ こんなところで・・知ってる人だった。 


このあたりはシロバナタンポポが優先種だ。タンポポ調査用紙持って
くればよかったなあ。

 
見つけたツクシを摘み(少し高い所なのでまだ大丈夫)、ヨモギを摘み、
若いフキの葉も少し摘んだ。 いずれヨモギだんごを・・

斜面にサクラが植えられて何年かすると桜の名所になるかな?

石舞台あたり

 
    菜の花畑と桜が見ごろ     石舞台 サクラが光背のよう
    
 
       お花見のグループも          落花
もう散り始め?と思ったら、花びらではなく「花」が一面に落ちていた。
これは鳥の仕業?
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4月2日 平群⑤ 春満喫

2009年04月02日 | Weblog
20人のグループで平群へ。今日も風が冷たい。

  
イヌノフグリの実 大きくなってはじけてるのもある 大好きな野道 

 
山道では サルトリイバラの若い葉と蕾 シロダモの芽も伸びてきた 

 
弁当は風あたりを避けて少し山へ入る 20人並べば壮観


クスサンの繭(スカシダワラ) 
ウスタビガの繭(ヤマカマス)・ヤママユガの繭(いづれも古いもの)
も見つけた人がいた。 大勢の目があるといろんなものが見れる。

 
山影にパッと明りがついたようなヤブツバキ トウモクレンの目立つ谷間
       
5・6年前に桃源郷のようなところがあると教えてもらい(今日の前半
のコース)それ以来コースを探して何回も行った平群。
今年も平群の春を堪能した。
季節を変えれば花は少ないだろうが、また別の顔が見れるだろう。 
どこへ続いているのか知りたい道もある。また探検に来よう。
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