みどりの野原

野原の便り

1月15日 オオハクチョウ・コブハクチョウ

2013年01月15日 | Weblog
半日の野鳥観察会 その後は昼食会の予定

私の目につくのはムクドリやツグミだが、皆さんのおかげでいろいろ見れた。
ヒバリやカワラヒワの他ハクセキレイの幼鳥はいかにも子供っぽくて可愛かった。

池ではマガモ・コガモ・ハシビロガモ・ミコアイサ♀・カイツブリ・オオバン・ハシビロガモ
ゴイサギの成鳥のそばに幼鳥のホシゴイが2羽いたのをスコープでしっかり見せてもらった。


いつものコブハクチョウが間近に。
聞くところによると、オオハクチョウも来ているらしい・・


いたいた。ヨシの陰でお昼寝中 起きたらいいのにねえ。
 

声が聞こえたのかどうかお目覚めしたよう。 
マガモも頭の緑色が輝いてきれい。
出てきてくれないかな~。


ご要望に答えて泳ぎ出したオオハクチョウ。早い~。

 
コブハクチョウとオオハクチョウの2ショット。 オオハクチョウはまだ羽根もグレイの幼鳥だ。
どこから来たのか珍しいお客様だった。

池への途中のお家の前になっていた大きい柑橘 シシユズじゃないかな?
何人かで見に行った。
ワイワイ言ってたらお家から出て来られたおじさんがハサミを取りに入って・・

 
何と5個もくださった。 部厚い皮 ジャムにも砂糖漬けにしてもおいしそう。

でも私たちだけでもらうのも悪いからみんなで抽選にすることに。
当たるかなあ・・

くじ引きを作ってくれて、順番に名前を書いていく。
発表。1番○○さん 2番○○さん・・・5番まで呼ばれたがついに私の名前はなかった。
パス(辞退)した人もいたので10数人で5個だったのに・・

やっぱり今年はくじ運が悪いなあ。


「せんかたない。酒でも飲んで気を晴らそう」と言うことに・・
(1月13日信貴山のブログ参照)
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1月14日 雪

2013年01月14日 | Weblog
朝から降っていた雨がいつの間にか雪になり


気が付けばベランダの植木鉢や屋根にふんわりと積もっていた。(昼前)
今年初めての積雪だ。


それも昼過ぎには止み、4時頃出かける時はまだ残っていた雪

夜帰ってきた時には「溶けたかき氷状態」の雪が道の端に残っているばかり。

積もった雪はいつかは消える。
はかなさを感じた今日の雪だった。
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1月13日 高安山~信貴山 朝護孫子寺 おみくじは凶

2013年01月13日 | Weblog
西信貴ケーブルで高安山へ。ここから朝護孫子寺へ歩くのは初めて。


西信貴ケーブル 早くも虎が現れる。
山上駅からのどか村に向かって歩く。


枯れたヨモギの葉を揉んで・・モグサに。(Yさん) 昔は臼で搗いていたそうだ。
もっと揉んでいくと葉はボロボロと崩れて粉になって落ちる。そして毛が残る。なるほど。
幼い日、お灸をすえられたことがある。
今、父母が生きているうちに「私がどんな悪いことをしたのか」聞きただしておけばよかった。
熱かったかどうかも忘れたけれど・・

 
よく見れば、コセンダングサのくっつき虫も、シシウドの花序も、端正なバランスのとれた美しい形をしている。
 
冬枯れの中にもアオモジの蕾・ハンノキ雄花と雌花の蕾が出番を待っている。

 
展望台 インパクトのあるデザインだ。
あいにく見晴らしは良くなかったが、あべのハルカスらしいビルがうっすらと見えた。


途中で見つけたガガイモの果実 
種子がサヤの中にきっちり納まっている様子は感動を覚える。

その形式から国の登録有形文化財になっている開運橋を渡ると寺域に入る。
 
      灯籠が並ぶ     寺紋は「毘沙門亀甲紋」というらしい。

 
世界一の福虎 自然に動いているのかと思っていたら電動で首が動く仕掛けになっているとのこと・
大きい虎・小さい虎・石の虎・・信貴山は虎だらけだ。
『聖徳太子が討伐に向かう途中に必勝祈願をしたところ、毘沙門天が現れ必勝の法を授かった。その日が奇しくも寅年、寅日、寅の刻であったことから信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰されている』

 
千手の公孫樹といわれるイチョウ   カヤの大木

いろんなお堂に立ち寄ったり、横を通ったりとひと巡り。

 
朝護孫子寺へお参り。

掲げられた「毘沙門天王」の扁額の両脇には「ムカデ」が。
なぜムカデがいるの? 会員の中の物知りガイドさんも「??」
ネットで調べてみた。「ムカデは毘沙門天の使者」というのが答えらしい。
『鉱山に関係する人が毘沙門天を信仰し、ムカデは鉱山の神であることからのつながり?』
又、『多くの人達の足並みをそろえて歩み、困難に挑む・・等々な意味を持つムカデが毘沙門天の使者となった』との説も。
いろんな使者がいるものだ。

ここでおみくじを引いたところ、何と「凶」あれもこれもうまくはいかないらしい。
その最後に、「せんかたなく酒などのみてうれいを忘れんとするばかりなり」って~?
やけ酒でも飲んでおけってこと~?「酒飲んでもええで~ってお許しがでたんや」と外野の声。


通りかかった胡麻毘沙門の前で厄除けのお祓いを受けて通り抜ける。

帰りは信貴山口駅まで歩く。

 
途中にあった千体地蔵尊      東信貴ケーブル跡 の傾斜30度の坂道を下りに下って信貴山下駅に出る。 
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1月12日 ツバキ

2013年01月12日 | Weblog
ツバキ・サザンカ・カンツバキ・・
なじみはあるけれど、特別の興味もなかったが・・

縄文時代には固い木を棍棒のような武器として使われていたという。
古事記にもツバキを詠み込んだ歌があるそうだ。
万葉集の歌の中にはツバキを栽培していることのわかる歌もある。
豊臣秀吉の頃には園芸種が作りだされていたらしい。
江戸城にはツバキ園が作られていたなど・・
ツバキは多くの人に人気があったことがわかる。
そして、良質の炭として・ツバキ油として・防風林や防火樹として・紫染の媒染剤・高級墨の原料として・・
古くから衣食住にいろいろ利用されているのを改めて知る。

ツバキ科植物は照葉樹林の代表植物
ツバキ属の他、ナツツバキ属・ヒメツバキ属・ヒサカキサザンカ属・タイワンツバキ属・モッコク属・サカキ属がある。

日本原産のツバキ属植物(日本の固有種)として
①ヤブツバキ(ツバキ属では最北部に分布。北限は青森県の夏泊半島 一重)
②サザンカ(自生地は四国・九州にあり、近畿には自生地はない)
③ユキツバキ(日本海側の多雪地域の山地)
④ヒメサザンカ(琉球列島固有種 芳香あり多花)
⑤ユキバタツバキ(ヤブツバキとユキツバキの自然交配種)    をあげられた。

ツバキ属の分布地域は日本の他、中国(チャ・キンカチャ・ユチャ・・)やベトナムやインドネシアなど。

日本の園芸種は秀吉の時代にすでに作りだされていたそうで、江戸時代以降多くの園芸品種がつくりだされた。
咲き方・あまり開かないものから平開するもの・一重・八重・千重・斑やフクリン・シベの様子・花弁とシベの繋がり方・色・大きさ・香り・咲く季節・・・様々な園芸品種が生まれている。

また、日本から宣教師が「東洋のバラ」と持ち帰ったツバキが、ポルトガル・イギリス・フランス・イタリア・アメリカ・オーストラリアなどに拡がった。栽培地はカメリアベルトといわれるそうだ。
学名の中のカメリアとは宣教師の名前が由来。

茶花に使われるワビスケツバキ(侘助椿)は有楽(太郎冠者)から作りだされた園芸種で小型で早咲き。
「花が小さくあまり開かないものがワビスケ」と思っていたが、
オシベが退化し花粉ができないものを言うそうで、交雑種のため不稔とのこと。
名前の似たものにワビシンツバキ(侘芯椿)があるが、これはヤブツバキ系の園芸種で、葯が退化しているが、ワビスケとは区別する。
紛らわしいものに紺侘助は花粉が付くためワビスケツバキとは言わない。

ツバキ愛好家である講師のお宅にはツバキの古木や由緒のあるツバキを多数植栽され、その種からまた新たなツバキが生まれているそうだ。
ツバキは変化しやすい性質をもち、椿ほど花形の多いものはないとのこと。

サザンカは原種は一重(5弁)の白花 
ツバキとの交雑種にカンツバキ・ハルサザンカなどある。
今頃(12月~2月)咲いているのはたいていカンツバキだそうだ。
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1月11日 近江今津 水鳥と かわいいもの・・ 訂正あり

2013年01月11日 | Weblog
雪が積もっているかな?
少し期待してきたが、積もってはいなかった。


道の横に除けられた雪 2年前だったかは一面の雪の中を歩いたのだったが。

今津港から湖岸を歩く。
松並木のあるこの道は北陸街道で今津は宿場町だったらしい。
金沢藩の領地だったことなど説明があった。

湖岸の道沿いに 雨乞いをしたという「二つ石」・木津浜跡(こうつはま)・竹生島遙拝所・木津港常夜燈・御蔵屋敷跡などが残る。

 
「大水別神社」水別はみくまりと読むらしい。水分と同じように水の神様を祀るものだろう。
                     右)木津港 常夜燈
湖の近くだから水には不自由しないだろうと漫然と思っていたが、渇水には雨乞いも行い、流域に多量の雨が降れば、洪水も起こると聞いた。
瀬田川1か所しか流出口がない琵琶湖ではなかなか水が引かず、その間、田んぼも作れない。
そんな話や琵琶湖の水面の水位は海抜で約85mぐらい。というのも初めて聞いた。 (不正確ならごめん)
駅前でさっそくイソヒヨドリ観察。地面に降りていた。今津港そばではカワアイサの群れが・その後もオオバン・カンムリカイツブリ・オカヨシガモ・ヨシガモ・キンクロハジロ・スズガモ・・など水鳥やエナガ・カシラダカ・ツグミ・アトリなど鳥合わせでは42種類もの名が挙がった。


湖の向こうに雪の伊吹山が白く光る。

 

 
湖岸で  ハマナデシコ?      ハマダイコン? 

私の好きなヨシガモが見れてうれしかった。でも1羽傷ついたヨシガモが他の鳥が飛び立った後も石のところで動けずにいるのが気になった。
そして、今回アトリを初めてスコープで見せてもらった。可愛い~。惚れた。

そして途中のビチョビチョの木ベンチで可愛いものが生えているを見つけた。
なんだこれは!苔か?菌か?初めて見る。ルーペで見るとなおさらきれい。
帰って調べたらいっぺんにわかった。

 
ハナゴケ科のイオウゴケという地衣植物らしい。ハナゴケ科のアカミゴケに訂正 下記に訂正文あり
硫黄分の多い温泉地などに生えると書いてあるが、このベンチに硫黄分があるの?なぞ。
少し離れたところにもあったがその辺だけだった。
茎に見える子柄の先に付いている赤いものは子器という胞子を作る袋のようなもの?
これをモンローリップというとの記載があった。そういえば厚めの唇に似ていなくもない。
今日はこんな面白いものを見つけたのと、可愛いアトリ君に出会えたので大満足。

自分で調べて「これだっ」と確信したつもりだったが、名前が間違っていたことが分かった。
生えている環境がおかしいなと少し疑問に感じたが、「見た目」が似てたので間違えてしまった。
イオウゴケ→ハナゴケ科のアカミゴケに 訂正します。(2月9日)
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1月10日 畝傍山 バショウ

2013年01月10日 | Weblog
畝傍山 本番
昼過ぎには降りる必要があったため、途中の説明はなし。
山頂では「埴使神事」の説明とツガやリンボクなど2.3の木の観察のみ。

時間のない中、ただ1つ、今日紹介するのを楽しみにしていたもの。
それは、山を下ったところにあった「バショウ」だったのだが・・、実の房はなくなり、残念なことになっていた。
 
バナナに比べ耐寒性があるとはいうものの、地上部は冬は枯れ枯れに。
           右)高いところには実の付いた花序がぶら下がっていた。   

 
折れた花茎に付いていた花序はちぎられて黒く変色した実がしょぼしょぼと残っているだけ。

それでも実の中に種子があり、見てもらえたのは幸いだった。 

 
傷んでいたが蕾も転がっていて苞の内側に花が段々に付く様子も観察できた。
     これは雄花
実を食べる目的ではなく観賞用に植えられているバショウは木本ではなく多年草。
茎は偽茎とよばれるもの。バナナとバショウの違い。花・実の付き方。
花茎の元の方に雌花が付き実になる。後、先の方には雄花が咲き進む。
地上部は枯れても株は生き残り、根元の幼木などから又成長することなど説明した。


「茎のように見えるのは葉鞘の巻き重なった偽茎」と説明したのがよくわかる切り株が近くのお家の庭にあった。
前来た時はまだ切られてなかったので、私も偽茎の断面は初めて見る。

バショウの話、みなさん珍しがってくれたのでまあよかった。
「バナナと思っていた」と言う人が多かった。

さて、12月の始め、下見の時のバショウの状態は・・   
 
    まだ葉も緑     実と花が付いた花茎 花茎はまだ短い。
 
なんと偽茎が倒れて実の付いた花茎が目の前にぶらさがっていた。
    苞やしべの取れた後もおもしろい。
わお!これはいい。めったに近くで見られない花や実に大興奮。


 散っていた苞(バナナの苞はもっと紫色) 

 
長さ6センチぐらいの果実 皮を剥いてみたら白い果肉状のものがあったのでかじってみる。
少し甘みは感じたがカスッとしてすぐに固い種が当たった。
                   右)バショウは種がある(バナナは野生種以外は種はない) 
もっと太った実なら追熟すれば食べられないことはなさそうだった。 

本番のためにとそっと枯れ葉で覆っておいたのだが・・誰かが・・文句は言えないが・・
こんなことなら持って帰ったらよかったと思うものの、手ではどうしようもなかったかな。
実が黒くなってるのは仕方ないにしても・・やっぱり残念だ。     
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1月7日 七草がゆ

2013年01月07日 | Weblog
七草がゆ摘みを兼ねてウォーキング。
ナズナは畑によく生えているので・・
畑のおじさんに声をかけて探そうと・・
「七草を探している」というと、あっちあっちと指さして「セリがある」と教えてくれた。
畑の端の湿地状の場所。「いいよ」というのでセリ摘みをさせてもらう。

 
きれいなセリがいっぱい。ここで一握り採り、畑に生えていたハコベを摘み・・
そのそばでナズナもゲット。
おじさんが「大根はいるか?」というので、可愛いスズシロ(ダイコン)をいただき・・
セリ・ナズナ・ハコベラ・ススシロ が集まった。
 
帰りに田んぼの横でやっとホトケノザを見つけ、                            (左)ゴギョウ(ハハコグサ)も1つだったが摘み・・
スズナ(カブラ)は冷蔵庫にあるのを利用して七草が揃った。

  
お正月の御馳走?で疲れた胃にやさしい七草がゆの出来上がり。
(七草の割合が多い!)おいしくておかわりしてしまった。
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1月6日 蛇に因んだ植物 海の向こうの見聞録

2013年01月06日 | Weblog
2日続きで長居へ。


今年の干支「ヘビ」を図案化した植物園のタペストリー

「ヘビ」に因んだ植物展示
ヘビイチゴ ヤブヘビイチゴ マムシグサの他

 
   ヘビノネゴザ      ヘビノボラズ 
ジャゴケ(苔類)の他、ヘビキノコモドキ(キノコ)・ヘビヌカホコリ(変形菌)など見たことがないもの。


シロミノヘビイチゴもあるそうな。見てみたい。

他にヘビに関する名前は・・ジャニンジン・オヘビイチゴ・ジャノメギク・ジャバラなど思いつくが・・まだあるかな?

さて、今日は、博物館で3時半から海外での体験や見聞した事を発表されるというので聞きに来たのだ。
友達も発表する。
1.アメリカ・シカゴの博物館など博物館を巡り、バックヤードなどの見学などのお話は専門家らしい目線で。
2.シンガポールのブロウ自然公園とウビン島のお話は、去年ウビン島に行ったので懐かしく。
3.カニクイザルやオランウータンなどの話は我らが友達が発表。
  その旅行のいくつかはご一緒しているので懐かしい写真の数々・・
4.オーロラ観察・砂金採りに行かれたアラスカ紀行の話も珍しく。
5.セブ島に自宅がある方の身のまわりの自然の紹介を聞くと行ってみたくなり・・

滞在型でゆっくり歩きまわるのが夢だが、まあ贅沢は言わないでおこう。
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1月5日 鳥と実

2013年01月06日 | Weblog
長居公園で、
 
  タイワンツバキ蕾と花    アズキナシほとんど落葉
植物園で「木の実と鳥」を観察。
今年は木の実はやや不作。木の実の無くなり方が早いとのこと。
クスノキの実は鳥に人気があるらしいが、果実が大きいので小さい鳥は食べられない。
ヒヨドリ・ツグミ・ハシブトガラス・シロハラなど大型の鳥向き。
それでも大きすぎて食べこぼしが多いのだとか。
食べる木の実の大きさはクチバシのサイズ(幅)によって違うらしい。
クスノキの実は食べてもらうのを待って長い間木に残る。

エンジュはすぐに萎びてしまい、そうなると鳥は消化できないので食べない。


木の実はやや不作と聞いたが、センダンはたわわ。青空に映えて美しい。
木によっては上部の実は食べ尽くされているのもあった。
ヒヨドリ・ムクドリなどやメジロも来ていたが、実が大きいのでメジロなどは実をつつくだけ。
種子の散布には役だっていないようだ。
ヒヨドリやムクドリにとってもぎりぎりの大きさで食べこぼした実がたくさん落ちていた。
落ちた実はタヌキが食べるそうだ。


オリーブは完熟で果肉も柔らかくなっていた。
これも大きいので大型のヒヨドリ・ツグミ・ムクドリ向き。
鳥は実を丸飲みして胃ですり潰し固い種だけをうんちと共にだす。
潰す力の弱いものは丸飲みしても実を消化できずそのままで排出することもある。
完熟オリーブを味わってみたが・・苦い・・

 
実をいっぱい付けたアキグミにはメジロがたくさん来ていた。
メジロにとってはこの大きさでぎりぎりらしい。

ナンキンハゼの下にははじけた黒い殻(果皮)がいっぱい落ちていた。
鳥は白い実を丸飲みして白いろう質の部分(外種皮)を消化し、栄養とする。
爪でろう質を削り取ろうとしてもなかなか取れないのに、うんちに混じって排出された種子はろう質がきれいにとれて真っ黒で艶がある。
発芽を抑制する白い部分が取れて発芽しやすくなって散布するわけだ。
これを食べるキジバトは消化力が強い。
カラスは枝毎落としてから実を食べる。カラスの知恵


鳥のフンに混じっているのは何の種かな? 
黒い種は丸くて筋(稜)があった。これはクスノキの実のようだ。
他の種も混じっている。
サンシュユなど赤い実と一緒に食べた時は黒い種がピンク色に染まることもある。


虫の少ない冬に咲くビワの花やサザンカは大量の蜜を出して鳥を誘い、蜜をなめに来るメジロやヒヨドリなどの鳥によって花粉を運んでもらう。
 人間には甘い(舐めてみたが甘い??)コムラサキは鳥には不人気だそうだ。
受粉や散布を鳥に頼っている植物。それを利用して蜜や果肉をもらう鳥、利用し合って生きている。
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1月4日 東青山廃線跡

2013年01月04日 | Weblog
子供達の趣味に付き合って・・犬の散歩を兼ねて、東青山へ廃線跡を見に行くことになった。

 
山道に駐車 雪がチラチラ・・ウラジロやコシダの群落の多い山道へ。

  
イズセンリョウも多い。蕾や実があった。


急な山道の途中の滝

 
歩き始めて15分、突然横に広場が現れた。ここが旧東青山駅舎跡だった。
長いホームには雪が積もっていた。


「西のトンネル跡」 

 
   広場に残る手洗い場    これもホームの続き? 
山を背にした売店跡?らしい崩れた建屋などもそのままに。

 
葉痕の上に3つ並んだ冬芽 トゲ ジャケツイバラ? 
でもツル状ではなかったなあ。不明  右)ゴンズイ?
ジンチョウゲも蕾を付けて・・確かに生きているものがいる。
春になれば木々も芽吹き、辺りも明るい雰囲気になるかな?


少し歩いた所に「東のトンネル跡」
廃駅跡は侘びしい。

東青山駅(現)へ移動
 
東青山駅 少しの間に特急のよく通ること。駅前にひろがる四季の里は人気もない。
                  右)駅の東 これは現在のトンネル

その近くに旧トンネル跡。
1971年(昭和46年)ATS故障が発端となったトラブルでトンネル内で近鉄特急同士が衝突する惨事が起きたらしい。
それをきっかけに近鉄大阪線が完全複線化されたという。

 
 トンネル前からバラス道(旧線路跡)が続く。
「この先立ち止まり」の手前を山道へ。ここからはハイキングコースだ。
 
湿地もあるがなにしろこの時期で・・なにもない。 
    右)せせらぎコースを通って四季の里の広場に戻った。雪が降っている。


帰り道も雪が降り、道端が真っ白になっている所もあった。
一日中 -1℃~0℃の寒い日だった。
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