La douce vie

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Japan Open 2009 雑感

2009-10-07 | figure skathing、ice show
カーニバル・オン・アイスの感想にアボット選手のことを書いてない!
しかも、思い出せない・・・。
実は、友人と話していて気がついたのですが、アボット選手の顔って昔いっしょに仕事をした人(日本人)に似ていて、無意識に苦手意識が働いているようなんです。ごめんね、アボット、あなたにはなんの恨みもないのよ。

荒川さん:「It's beautiful day」。TVでやっと見ることができた!高橋選手がサポートしてる!艶やかで躍動感にあふれ迫力があって美しい。

コンテスティ選手:今回もアクが強い面白いプログラムですね。若干、スケートにスピード感を感じません。

本田さん:アランフェスの曲が沁み渡ります。あっという間でした。

ジェフ君:「エクローグ」本当は競技で使うはずだったプログラム。ジェフのスケートは上手い上手いと言われますが、上半身の身のこなしの素晴らしさに目をとられてさりげないけど足元が上手いというのが私の印象。ピアノの美しく繊細なメロディがジェフの素晴らしさを引き立たせます。あぁ、このプログラムがもう競技で見ることがないなんて...。本当に素晴らしかった。

小塚選手:FOIで見た時はまだ練習中といったところで、技から技へつないでいく、といったこなす感が強かったのですが、今回は上半身の動きがかなり丁寧になっていると感じました。ジェフやランビエールといった顔ぶれの中での演技。後半で立て直していったのは偉いと思います。

アボット選手:相変わらずエレガントで器用で・・・・ごめんね。


ベアトリス・リャン選手:初戦の緊張がプログラムに出て行ってしまった模様。グランプリシリーズに期待してます。

グレボア選手:プラチナブロンドが気になってしょうがない。2A-3Tを跳んでましたね。突然の来日有難う!

中野選手:TVで見て最初の3Aで転倒した後に肩が外れてることが分ったので演技を中断するかと思ったのですが、自分で入れて演技を続けましたね。中野選手の頑張りには頭が下がる思い。しかし、痛みが残っていたのもあるでしょうし、綿密に組まれたプログラムを挽回するのに必死でジャンプのタイミングを見失ったり、いろいろチャレンジしたいことがあったでしょうけれど、恐らくほとんど出しきれない印象でした。肩の負傷が軽いことを願っています。
できれば、「火の鳥」の最後はドーナッツ・スピンが見たいかも。途中のドーナッツ・スピンはまさに「火の鳥」でしたから。
久々のパンツルック。上半身がゴージャスな分足元が気になってしまい、もしかしたら全身赤もしくは赤いスカートでもいいのではないか、なんて余計なことを思ったりする。

レピスト選手:全体的になかなかよい仕上がり。どうも、この2年ばかり、この選手の何かが気になってしょうがないと思っていたのですが、判明しました。ジャッジに向ける顔の角度と表情がいつも同じ気がするのですよ。顎をちょっと引いた角度が一定。それと、これは前から分っていたのですが、腕の動きが少しやわらなくなると嬉しいなあ。

ジョアニー・ロシェット選手:「サムソンとデリラ」素晴らしい。演技の繊細な表現までよく仕上がっています。昨シーズンの「アランフェス」はイメージが違うなぁ、と思っていたのですが、今回はぴったり。水色の衣装も金髪にあっていて素敵なデリラです。

浅田真央選手:まず最初に最後の話。最後にワンハンドビールマンの復活は嬉しい限りです。
中野選手同様、最初の3Aに失敗した後、立て直すことが難しく、スピードが落ち、ジャンプのタイミングを失った感。浅田選手のジャンプはタイミングが命なので、スピードやらなんやらがずれてしまうと回転不足を取られそう。

以前から主張していますが、浅田選手は3Aだけの選手ではないということ。3Aはわくわくするジャンプなので跳んでほしいけど、3Aの前にステップを加えたり、3Aを2回跳んだり、それは素晴らしいけれど、そのことによって他の要素に無理が生じるのがもったいない。

グランプリシリーズにはどのように修正してくるか、楽しみにしています。

Carnival On Ice 2009

2009-10-05 | figure skathing、ice show
今回も頂き物のチケットで行きました。前回で慣れたせいかそんなに小さく見えない。(笑)
豪華な豪華な顔ぶれです。チケットを手に入れてくれた家族に感謝。
今回も順番や記憶が入り乱れていると思いますが会場で見た記憶を中心に。

開演前に一部客席から拍手が置きました。そのあたりを見るとタラソワコーチ入場。コーチへの敬意と真央ちゃんをよろしくお願いしますよ、というファンの気持ちが伝わってきました。タラソワコーチにも痛いほど伝わったと思います。

かなりずれた話しですが、昨年のGPFで韓国でのFSの後のキスクラで凍りかけた空気をティッシュを使って笑いをとるという「真央のためならなんでもやるわっ!」というコーチの気概を感じたものでした。

オープニングは大人数でのバレエジャンプやらロシェットとジェフの二人のパートがあったりで最後にトップバッターの小塚選手が残ります。

小塚選手:
HIP HOPの練習はこのためだったのですね!彼の今にぴったりのプログラム。
途中でシャツを脱いで、また着た時にうまく着ることができなくて、ジャンプの前に邪魔にならないよう再び脱ぎ捨てて・・・という、次に見るときにシャツ脱ぎをどうするか対策を考えてそう。テレビでの解説ではリバーシブルだとか。気がつかなかった。

グレボア選手:
髪が金髪に。ブラウン系かブラック系の髪色の印象が強いのでちょっと違和感。この後も何度かあったけれど曲が始まるのが早すぎたのか静止することなくプログラムが始まって、ダンサブルでEXらしく華があったと思います。

リャン選手:
この選手を見ると、アメリカの層の厚さを感じる。スパイラルでバランスを崩したものの繊細な表現ができていたと思います。

本田選手:
FOIでスピードのあるイーグルで涙がちょちょぎれそうになった「ハナミズキ」
プロになってから一番好きなプログラムです。

中野選手:
新SP。
ジャンプ、スピン、スパイラルどれも素晴らしく、帰るまでジャパン・オープンでトラブルがあったことに全く気付きませんでした。遠目からも衣装の美しさも印象的でした。昨年のジゼルを見た時にあまりにもプログラムの完成度が素晴らしく、「ドーナッツスピンを最後にしなくてもいい(中野選手の素晴らしさはドーナッツスピンだけではないという意味で)」と思っていたので、新しいスピン構成も満足してます。
ただ、贅沢を言えばSPに音楽のいろんなパートを詰めすぎというか、感情移入する前に音楽が変わってしまうというか、中野選手の演技が素晴らしい分そこがもったいな気がしました。競技がはじまれば慣れていくかと思いますが。

コンテスティ選手:
昨シーズンのFS。あ、嬉しい!と楽しく見ました。

レピスト選手:
新体操の赤いリボンを使った演技。彼女も曲かけが早すぎてやり直し。今までみた彼女の衣装の中で一番好きかも。

高橋選手:
新生「eye」。まだ、見るとドキドキしてしまいます。ジャンプはクリーン、FOIでは出なかった3Aも跳んで会場がわっと湧きます。
全体的な動きは以前のワイルドさからエレガントというか洗練された感じ。演技も「eye」から「eye Royal」になったという感じでしょうか。構成が変わって、SLSTが長くなりました。一年間高橋選手の演技と言えばDOIの「eye」だけだったわけで、それを繰り返し見ていた私にとっては、以前のダンスがなくなったところがにちょっとショック。ストレートラインステップに入る前の首と足をくにゃっと曲げるところやサーキュラーに入る前のぐるぐるっと回って手を伸ばして(ファンのハートを)つかむところ。素敵になったところ沢山と変わってしまったところに対するさみしさと、喜びとさみしさの入り混じる奇妙な感覚に。こちらも慣れていくうでしょう。アンコールも「eye」で。

荒川さん:
フラメンコ。やはり動きがきびきびしていて素晴らしい。2Aの大きさは特別ですね。情熱と気品にあふれた大人の美しさ。中野選手同様、今の荒川さんにはレイバックのイナバウアーを入れないプログラムを作ってもいいんではないかと思います。荒川さんが前半のトリですか・・・。なんちゅう贅沢な。アンコールは「YOU RASE ME UP」

製氷作業。製氷車が4台も出ていてびっくり。そんなに必要か?

アレクセイ・ヤグディンさん:
ここ何年か日本で見たプログラムの中で一番体が動いていたように思われます。改めてスケーティングの上手さも実感したし、ジャンプも3回転跳んでくれました。

ロシェット選手:
踊りまくりのプログラム。上手いなぁ。素晴らしい体のキレ。艶やかでパワフル。

ジェフ君:
ロック調。ラフな動きがサマになってます。ジェフの大きな動きは遠目から見ても映えます。プロになると体の動きが悪くなってしまう人も少なくないのですが、荒川さんといいジェフといい素晴らしいです。

織田選手:
新SP。マキシムの「死の舞踏」はスルツカヤの印象が強いのですが、さすがモロゾフ。編曲が上手く違う編曲でも素晴らしい編成になってると感じました。アンコールは新FSチャップリン。意外と長くてびっくり。SPの衣装は昨年のケヴィン・バン・デル・ペレンの禿山っぽい感じ。

浅田選手:
扇子をパタパタさせるプログラム。後半の音楽は今までになくPOPなダンスです。タラソワコーチはEXまで難しいことをさせて、真央ちゃんに余裕を与えないなー。

安藤選手:
新SP。こちらも出だしやり直し。曲だし担当さん・・・。結構アクの強い感じの曲。安藤さんはこういうアクの強い曲の方が体の動きや姿勢などに合っていると思います。目のあたりにペインティングを施して。テレビで見たところ蜘蛛でした。安藤さんは胸になにかついている衣装が好きですね。SAYURIは牡丹?バラ?その前のシェヘラも蓮のような。
アンコールは新FS。オリエンタルっぽい曲でSP以上にあっていると思いました。4年前にスケーティングアイドルとしてマスコミの注目を一身に浴びた安藤さん、今回はいろんな選手に注目が分散されて、マイペースに調整できているような。大きな舞台で力を発揮できる準備はできていそうです。

ランビエール選手:
トリは安藤さんか真央ちゃんかと思っていたのですが、なんだかどちらかを選びきれなくて、ランビエールに任せちゃったような気が(笑)昨年あたりから日本代表と錯覚してしまいそうなステファン。
シャンソンのEX。途中で転倒したのですが、そこすら演技かのようにリカバリ。家族も「あれは演技?」と聞いてきました。
アンコールは新SP。「ウィリアムテル」と聞いた時はなぜCMやなにかの効果音的に使い古されたこの曲をと思ったのですが、そのステップを会場で見た時あまりの圧倒的な支配力に驚愕しました。
個人的意見ですがオリンピックという祭典ではレベルをとるということよりもこんな風に会場の奥までいる観客の心を鷲掴みにするようなプログラムの方に軍配が上がる気がしてならないと思わせるほど相当奥の席に座っていた私の心を鷲掴みにされました。


エンディングも「トゥーランドット」の日本語版でポップになった曲で。
こちらもオープニング同様凝った振りつけはなく。最後の方でランビエールの長い長いスピンの周りをスケータたちが囲む感じ。やはりカーニバル・オン・アイスの主演はランビエールだった印象。私はランビエールが大好きで勿論主役の座を与えられて当然の資格があると思うけど、オリンピック女王と世界選手権女王の荒川さん、安藤さん、真央ちゃん、高橋選手と日本でもスター選手がいるのにこれでいいのかなー。と複雑な気持ちになってしまいました。主演は自分の力でつかみとれという日本選手たちに対する佐藤さんの叱咤激励なのかもしれません。

恒例のようだった、みんなで手をつないでくるくるもなし。
会場使用時間が厳守されていたのかな。曲だしもあせっている感じがしましたし。

「かぶちゃん農園」ありがとう・・・なんとなく。

最近読んだ本.32

2009-10-02 | book/comic
「探偵ガリレオ」東野圭吾
頭に福山雅治のイメージがこびりついていたので、それを薄らぐまでとっておきました。福山君の声は素敵だけど、私の中で登場人物のイメージとあまりにもかけ離れていたので。そうか、佐野史郎さんがモデルだったのですね。なるほど。

「御宿かわせみ32 十三歳の仲人」平岩弓枝
最近江戸末期の混沌とした雰囲気を感じる話しが多かった中で、今回はかわせみのお石ちゃんのメインの話が多く、面白かった!

「月の裏側」恩田陸
お堀だらけの町で失踪事件が相次ぐ。しかし、失踪した人々は失踪中の記憶を失くしたまま戻り普通に生活を続けている。元大学教授や新聞記者がこの事件に気付き調査をするが・・・。
こういう終わり方なんですかー。

「隠し剣 秋風抄」藤沢周平
短編一話読み切り。秘剣を持つ侍たちの話。終わりの方に映画化された「武士の一分」の話あり(タイトルは違う)
自分は女好きではない、と思っている男の話は読み進むにつれ「やはり女好きには違いない」と思わさせられるところが面白い。藤沢作品の中でもこういうユーモアがある作品があるとは。

「武家用心集」乙川優三郎
短編集。前々から作風に藤沢周平的なものを感じていたが、最初の「田倉田・・・」の話は藤沢周平のようだ。自分の内面を見つめなおす乙川さんの世界観がどの短編にもよく書かれています。