MIRACLE NATURE@世界自然遺産の島、奄美大島

奄美大島の自然観察とその他。写真、記事文の無断複製複写引用全て禁止です。

シマサルナシの虫こぶ

2010-12-18 18:50:34 | 奄美大島の昆虫 六脚類

シマサルナシは奄美の山を歩くとどこかで会える植物だ。実をつけているのもあるが、これは虫こぶをつけていた。マタタビの虫こぶは有名で虫こぶハンドブックにも掲載されている。それをマタタビミフクレフシといいマタタビミタマバエ(舌を噛みそう)というのに寄生されるとできるらしい(未見、マタタビが分布していないので)その図鑑のマタタビミフクレフシとそっくりのシマサルナシの虫こぶであった。これはいったいなんていう昆虫が寄生してできるのでしょうか、専門家の目に留まれば幸いです。

 

採集してみた。1ミリ以下の穴が開いている。出たのだろうか?

穴の開いてないのを割ってみると3ミリぐらいの蛆が入っていました

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気持ちわるいもの・ヤンバルトサカヤスデ

2010-12-17 19:10:29 | 蜘蛛(クモ)・多足類

あんまり見たくはないが、夜間になるとゾロゾロ現われて壁や塀に集団で張り付いています。別に噛んだり刺したり、農作物に被害を与えることはないが、朝、起きてみると壁に集団で張り付いているのでゾッとします。自然の中ではヤスデは森で慎ましく生きていて落ち葉などを食べて自然に返す役目を担っているがこんなに大発生をすると退治したくなるのが人間の心理です。自然分布は台湾でしたが1983年に沖縄、1992年奄美大島に侵入し、現在では南九州、関東あたりでも発生していると聞く。この11月には鹿児島で電車も止めたとニュースで配信されていた。

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三年振りでカンザシワラビを見た

2010-12-15 18:40:22 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

仲間が調査中に発見し、場所を教えてもらい見てきました。発見したと聞いたときはマツバランの見間違いかと思ったが間違いなくカンザシワラビでした。カンザシワラビの産地は奄美大島でも限られていて、その場所は三年前に観察してきました。この発見場所は新しい記録になると思う、しかし、調査道の真ん中に一本だけというのが気になるところです。まだ、探せば案外近くに生えているのかもしれない。

カンザシワラビ  絶滅危惧ⅠB

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ナギ

2010-12-14 19:41:53 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

葉が平行脈でなり固く、砂漠に生えているような植物に見えるが山地の割と陰湿な場所に生える。本土ではあまり見かけない樹だろう。材は床柱などに利用するという。

ナギ イヌマキ科

葉表

葉裏

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オキナワシタキヅル(オキナワシタキソウ)

2010-12-12 18:52:34 | 奄美大島の植物(草本・木本・シダ・コケ・山野草・雑草・水草)

毎年、花の写真を撮ろうと思っているが花期は梅雨時か夏の暑い日、株数が少なく見られる場所は家より少し遠い場所、雨の日はカブ号で走り回るのはつらい。そのうち忘れて「あ~ぁ今年も撮り損ねた」と思っていたら、近くで、何気なく林縁を見上げたら思いがけなく出会った。こんな所で発見もされずよくも生えていたと思う。いつも徘徊する場所だ。これで来年は遠出もせず花の写真が撮れると思う。しかし、林縁なので草刈りでやられる可能性は否定できない。花の色は白、マダカスカルジャスミンに似た花で芳香あり。オキナワシタキヅル(オキナワシタキソウ) ガガイモ科 蔓植物

花の写真はあちこちで掲載されているが果実は少ないので掲載しときます。

さすがガガイモ科だ、角のような果実がぶら下がっていた。

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