昨年から田舎の当麻や東京の中野で、デスカフェをやるようになって、考えることのベースに常に死生観を、持つようになりました。
毎回テーマを変えてカフェを開くのですが、テーマを考える上でいろいろなことから、ヒントを発想することもあって、そうなった部分が大きいです。
今月の当麻のデスカフェのテーマが、「あなたが死ぬ時、愛されたことを思い出しますか?それとも、愛したことを思い出しますか?」です。
これはもう随分と昔に読んだ、辻仁成の小説『サヨナライツカ』の中の詩の一節が、頭に残っていてヒントになりました。
それで、もう一度読み直してみたのですが、頭を過ぎるのは昔思いを寄せていて、もう会えなくなった相手こと。
いや、小説と同じようにいつだって、頭の中にあります。
その相手がいたからこそ、今の行動があるとさえいつも思っています。
私も愛したことを思い出すのでしょう。
山ノ神とはきっと別の愛で…。
サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
『愛人ラマン』
毎回テーマを変えてカフェを開くのですが、テーマを考える上でいろいろなことから、ヒントを発想することもあって、そうなった部分が大きいです。
今月の当麻のデスカフェのテーマが、「あなたが死ぬ時、愛されたことを思い出しますか?それとも、愛したことを思い出しますか?」です。
これはもう随分と昔に読んだ、辻仁成の小説『サヨナライツカ』の中の詩の一節が、頭に残っていてヒントになりました。
それで、もう一度読み直してみたのですが、頭を過ぎるのは昔思いを寄せていて、もう会えなくなった相手こと。
いや、小説と同じようにいつだって、頭の中にあります。
その相手がいたからこそ、今の行動があるとさえいつも思っています。
私も愛したことを思い出すのでしょう。
山ノ神とはきっと別の愛で…。
サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
『愛人ラマン』