CubとSRと

ただの日記

日本人は変わった?

2019年12月14日 | 重箱の隅
 テレビや新聞には、視聴者の声とか投書欄、なんてのがある。
 でも、ネットじゃ、あれ(視聴者の声とか投書欄)だけのまとまった文、コメントとして書き込める、なんてことはないし、できたとしても滅多に書き込まないでしょ?
 2チャンネルの大半はたかだか数行で、まとまった意見じゃなくって、コメント全体で何となく「民意」、それも「ネット民意」みたいなものが形成されるだけだし、そうでない個々のブログなんかはそうそう多くの人の目に触れるわけでもないし。
 そんなんじゃ国民みんなが思う「民意」たる「世論」なんて、形成されるわけもない。

 ネット見てて、「これが世論だ!」なんて思っても、現実は必ずしもそうではない。
現体制破壊を目的としている筈(革命を至上命題としているわけだからね)の共産党みたいなのが何となく(つまり、民意?)の支持を得ている。

 「現体制に守られながら現体制転覆を目論んでいるってのはおかしいんじゃないか?」
 って、何でみんな思わないんだろう。そうじゃないですか?chinaは現体制を守るために現体制転覆を目論むものは徹底的に弾圧するよ?
 天安門事件なんかなかったんだ、と言い張るし、南京では二十万人の市民のうち三十万人が殺された、なんてごり押しして、
 「一人でも二人でも虐殺されたなら虐殺はあったということであり、だから三十万人虐殺されたということは国民の心の中で真実なのである」
 なんて神秘的(?)な説明をする。
 国外に対してだってできる限りの力のごり押しをする。「アパホテルには泊まるな」と観光局に言わせている。あ、脱線した。

 「ネットで国民の気持ちは変わってきた」、って、この頃、目にするけど、ホントかな?それ、ネット民同士が「情報交換をしている」から?
 単に情報を受け取って、池上某のテレビ番組と同じく「ああ、そうなのか」とか「そうだったのか!」と言ってるだけなんじゃなかろうか。
 
 それでも「これまでのマスメディアからの情報を鵜呑みにしてきたのとは確かに違う」、と思いたい。それは山々だ。
 けど、それだってマスメディアが流さなかった類の情報、というだけのことであって、鵜呑みにすること(その姿勢そのもの)は全く変わってないんじゃないか。

 「幼稚だ」と言われようが「拙劣だ、偏向だ」と言われようが、まずは森ではなく木を見る。枝葉の中に隠れている幹を見ようとする。幹を見るための定位置を探し、確保する。
 そんなこと、そうそうできることじゃない。けど、しなきゃ、つい「そうだったのか!」に流される。

 世界の力関係を見るためにまず各国の姿を見る。
 各国の姿を見るために、まず自国を見る。
 自国の姿はまず歴史から見る。

 自国の歴史を見るためには「見方(考え方)」を持たなきゃならない。実例を挙げれば、日本の場合は永く「皇国」である(あった)ことを忘れちゃならない。
 「皇国の歴史」を、自分の教養による「見方」で以て見る。
 見方(考え方)は自分の教養そのものなのだから、初めは「幼稚」「拙劣」「偏向」、なんて言われたって、それはしょうがない。実際そうなんだから。
 でも、「始めなければ始まらない」んだから。「為せば成る。為さねば成らぬ」、です。何事も「成らないのは為さぬ」から。宝くじを当てるコツは、まず宝くじを買うこと。
 誰かに、問題を提起されてそれに感想を述べるだけのことだって、しないよりは数倍良い。
 けど、自分が問題を見つけ、僅かで拙劣かもしれない「教養」による考え方(見方)で、とにかくも見出した問題を解こうと悪戦苦闘しなければ、本当のところ「そうだったのか!」に丸め込まれて流されてしまうだけなんじゃないか。

  2017年1月29日の日記より
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「真実は一つ!」 いやいや「事実は一つ!」だよ

2019年12月14日 | 重箱の隅
「嘘つきは誰だ」、なんていうけど、「嘘」は「真実」と同じで、状況、心情などの種々の条件によって決定される。
「完全なウソ」はない、と思ったほうが良い。
嘘の中に僅かな真実を混ぜ込むのが詐欺師の手口だ。ハイ、そこまで。
脱線しないうちに。
 ・・・・・・・・・
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和元年(2019)12月13日(金曜日) 通巻6304号 

(読者の声1)82年前の今日。南京陥落の日です。
 日本軍が南京入城、蒋介石軍は武漢へ逃げ、さらに重慶へ逃げこんだ。
毛沢東は、そのもっと遠隔地の延安の洞窟にこもり、ひたすら身を守っていた。
ところが、戦後の歴史では「敗残逃亡紀」が「長征」となり、洞窟の逼塞は「耐久戦」と書き変えられた。
笑い話から82年、ありもしなかった南京大虐殺の政治洗脳が、日本人を去勢させた。こういう風に老生は近代史を見ておりますが、如何?
  (FH生、茨城)

(宮崎正弘のコメント)
まったくその通りです。三十年以上も前から渡部昇一先生たち先人の努力によって、中国の嘘放送は満天下にさらされています。
しかし、だらしないのは日本のメディアでしょう。かれらが中国とGHQの合作洗脳工作に、まだ脳死状態が続いていますから。



(読者の声3)戦争の分析
 3.プロパガンダ
政治的な謀略宣伝にも注意が必要です。日本悪者論が否定されたので、被害者偽装が行われています。
しかし南京市民30万人大虐殺事件などは物証皆無、人口統計から科学的に否定されました。歴史の真実は神ならぬ身、人間には分かりません。
そこで明白な事実から因果関係を構築し、その事件の真実の可能性を狭めることが歴史研究者の仕事と考えています。
  ( 落合道夫)
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