安定は求めない。変化を続けて前へ、前へ!
「HAJIME」オーナーシェフ|米田肇
「挑戦することは歩くことと同じで、必ずどちらかの足を上げないといけない。すると片足立ちで不安定になる。上げた足が着地すれば安定するけれど、また片足を上げて不安定。でも、これをやらないと前に進めない。だから僕は必ず、自分から不安定を作り出していきます。いま安定しているなと思ったら、いま止まってしまっていると気づかないといけない」
大事なのは壁にブチ当たること
|冨永愛
壁を乗り越えることが重要なのじゃなくて、まず壁にブチ当たることが大事なんです」
今の20代はすごく穏やかでクールで、大人で、私たちとは全然違うなぁと感じます。ただ、穏やかなのは、どこか諦めているところがあるからで、クールなのはもしかするとハングリーになれないからというのもあるかもしれません。
私は中学・高校のころにやっとPHSを使うようになった世代。何かを知ろうと思ったときには自分の足で動いて経験して、というのが当たり前でした。今はスマートフォンで調べればパッと答えが出るけれど、でもその答えは、自分でやってみて得たものじゃない。自分でやって駄目だったりうまくいったり、そういう実体験があると自信が持てるから、納得も成長もできるし、妥協だってできるようになるんだけれど……」
私は中学・高校のころにやっとPHSを使うようになった世代。何かを知ろうと思ったときには自分の足で動いて経験して、というのが当たり前でした。今はスマートフォンで調べればパッと答えが出るけれど、でもその答えは、自分でやってみて得たものじゃない。自分でやって駄目だったりうまくいったり、そういう実体験があると自信が持てるから、納得も成長もできるし、妥協だってできるようになるんだけれど……」
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「今」に満足して「時よ止まれ!お前はあまりに美しい」と、嘆じた時、魂を売り渡す。
ファウスト博士は悪魔メフィストと、そう契約した。
メフィストはファウスト博士が満足するためのありとあらゆる要求をかなえていく。
結果は「売り渡さない」の一言だけれど、実は「売り渡してない」だけの話で、ファウストとメフィストの戦い(或いは挑戦)は果てしなく続くのは御存じの通り。
「安定を求めるために不安定を続ける」。簡単そうで難しく、でも、簡単なこと。踏み出せなくとも足を浮かせるだけで不安定は始まる。
「安定を求めるために不安定を続ける」。簡単そうで難しく、でも、簡単なこと。踏み出せなくとも足を浮かせるだけで不安定は始まる。