2014.04/19 (Sat)
世界遺産・・・・・。世界遺産、ねえ・・・・・。
「人類の宝だから、残すべく努める。」
・・・・・う~ん。
「和食は人類の宝」、かぁ~~~。日本もこの数十年で変わったというか何というか・・・・・。価値観が変わったんですよね。
喜ぶべきか、悲しむ、いや、ともすれば暗澹たる気持ちになりそうなのを振り払うべきか。
二年生までは寮だった。四年生になって純粋な自炊を始めたのだけれど、レパートリーはカレーライスのみ。いや、ライスはなかった。パンにつけて食べていた。あとは目玉焼きだけ。
就職して二年ほどはやはり寮だったのだけれど、寮を出た二十四歳からは本格的に自炊をしなきゃならなくなった。それで、薄っぺらで、美味しそうな料理の写真がたくさん載っている「中華料理」の本を買ってきた。
本と言うより「冊子」と言った方が良いくらいの本だったけれど、とても大事なことが書かれてあった。
「初めは計量スプーンやカップを使って『これが最良』という味をつくり、覚えてください。初めから自分の覚えている味覚で料理を作ると美味しいものはつくれません」、みたいなこと。
そのとおりですよ。何事もまずは「倣う」ところから始まります。
全く違うことみたいですが「郷に入れば郷に従え」と言う言葉、これ、決して「長いものには巻かれろ」みたいな後ろ向きな言葉ではない。
その地、その場、その風に合わせてやってみてこそ、これまでの自身を客観視できる、発展のヒントがあるのだ、と積極的に捉えるべきでしょう。
「己の能力の範囲内でしか物事を把握することはできない」、というのを逆手に取っている、と言えることかもしれません。「自身の能力で以て『そこに合わせてみる』」というのは、自身を枠の中に置き、客観視しているということでしょう?
不安に感じない分、得るものも多く、「郷」を把握することも確実にできるんじゃないでしょうか。
計量スプーンと計量カップを両手に持って、一つ何かをすれば机の上の料理の本を見に戻り、一つ何かをすれば間違ってないか本とにらめっこをする、という生活が半年くらい続いたでしょうか。子供のころから台所の手伝いなどは全くして来なかったけれど、流石に「それなりに」慣れてきました。
けど「中華料理」の本を買ってきただけ。当然のことながら慣れてくるのは「中華料理」ばかり。「世界の三大料理の一つ」なんて言われてても、やっぱり飽きてきます。できることなら「洋食」なんかもつくってみたい、カレー以外に。
世界遺産・・・・・。世界遺産、ねえ・・・・・。
「人類の宝だから、残すべく努める。」
・・・・・う~ん。
「和食は人類の宝」、かぁ~~~。日本もこの数十年で変わったというか何というか・・・・・。価値観が変わったんですよね。
喜ぶべきか、悲しむ、いや、ともすれば暗澹たる気持ちになりそうなのを振り払うべきか。
二年生までは寮だった。四年生になって純粋な自炊を始めたのだけれど、レパートリーはカレーライスのみ。いや、ライスはなかった。パンにつけて食べていた。あとは目玉焼きだけ。
就職して二年ほどはやはり寮だったのだけれど、寮を出た二十四歳からは本格的に自炊をしなきゃならなくなった。それで、薄っぺらで、美味しそうな料理の写真がたくさん載っている「中華料理」の本を買ってきた。
本と言うより「冊子」と言った方が良いくらいの本だったけれど、とても大事なことが書かれてあった。
「初めは計量スプーンやカップを使って『これが最良』という味をつくり、覚えてください。初めから自分の覚えている味覚で料理を作ると美味しいものはつくれません」、みたいなこと。
そのとおりですよ。何事もまずは「倣う」ところから始まります。
全く違うことみたいですが「郷に入れば郷に従え」と言う言葉、これ、決して「長いものには巻かれろ」みたいな後ろ向きな言葉ではない。
その地、その場、その風に合わせてやってみてこそ、これまでの自身を客観視できる、発展のヒントがあるのだ、と積極的に捉えるべきでしょう。
「己の能力の範囲内でしか物事を把握することはできない」、というのを逆手に取っている、と言えることかもしれません。「自身の能力で以て『そこに合わせてみる』」というのは、自身を枠の中に置き、客観視しているということでしょう?
不安に感じない分、得るものも多く、「郷」を把握することも確実にできるんじゃないでしょうか。
計量スプーンと計量カップを両手に持って、一つ何かをすれば机の上の料理の本を見に戻り、一つ何かをすれば間違ってないか本とにらめっこをする、という生活が半年くらい続いたでしょうか。子供のころから台所の手伝いなどは全くして来なかったけれど、流石に「それなりに」慣れてきました。
けど「中華料理」の本を買ってきただけ。当然のことながら慣れてくるのは「中華料理」ばかり。「世界の三大料理の一つ」なんて言われてても、やっぱり飽きてきます。できることなら「洋食」なんかもつくってみたい、カレー以外に。
フランス料理だけじゃなくって、世界の料理には色々と美味しいものがあるらしい。
結局は「煮る、炒める、焼く、蒸す、揚げる、漬ける」、なんだけれど、食い意地が張っているから色々食べてみたい。
そんなことを思いながらもレパートリーは増えることなく、仕事で帰ることが遅い日が多くて、ちゃんとした料理を作るのは土、日くらい。
・・・・・・みたいな生活がさらに数年続いたでしょうか。
或る時「料理の四面体」という本に出会った。衝撃を受けました、言い過ぎかもしれませんけど。
「食は広州に在り(邱永漢)」とか「食通知ったかぶり(丸谷才一)」とか、「口八丁手包丁(金子信雄)」等の本を読んで、少しずつ色んなことを始めていたんだけど、この「料理の四面体」は将に「目から鱗」、でした。
何が?ということは次回に。
結局は「煮る、炒める、焼く、蒸す、揚げる、漬ける」、なんだけれど、食い意地が張っているから色々食べてみたい。
そんなことを思いながらもレパートリーは増えることなく、仕事で帰ることが遅い日が多くて、ちゃんとした料理を作るのは土、日くらい。
・・・・・・みたいな生活がさらに数年続いたでしょうか。
或る時「料理の四面体」という本に出会った。衝撃を受けました、言い過ぎかもしれませんけど。
「食は広州に在り(邱永漢)」とか「食通知ったかぶり(丸谷才一)」とか、「口八丁手包丁(金子信雄)」等の本を読んで、少しずつ色んなことを始めていたんだけど、この「料理の四面体」は将に「目から鱗」、でした。
何が?ということは次回に。