2011.06/02 (Thu)
愚痴です。
今日はアサヒ新聞の今日の社説のうち、不信任案 「無責任にもほどがある」
と題された文について「?」と思ったことだけを、書くつもりでした。
この題名で大体気づかれたことと思いますが、こんな書き方です。
( 【 】内はアサヒ新聞の記事 )
~~~~~~~~~~~~
【「ついに自民、公明、たちあがれ日本が不信任案を提出した」「今、国会の使命は震災の復旧、予算関連法案づくりなのに、権力ゲームにふける国会議員には憤りを覚える」】
~~~~~~~~~~~~
ここまでで、悪者はこの3党であると断じている。「不信任案提出は権力ゲームだ」というわけだ。
百数十人で?三百数十人を相手に??権力ゲーム???
「多数決が原則」の中で考えるなら、これは権力ゲームというより、無差別級のボクシングの試合にヘビー級相手にフライ級が挑むようなもの。おまけにジャッジたるマスメディアはヘビー級の選手側に揉み手をして擦り寄らんばかり。
~~~~~~~~~~~~~
【「内閣不信任案は野党の政権攻撃の切り札だ。切るなら分かりやすい理由と、明確な展望が要る。どちらもないではないか」】
~~~~~~~~~~~~~
政争のための政争ではない。国民のための政争ではないか。この総理が政治の邪魔をしている。「誰がなっても同じ」ではなく、明らかに邪魔をしている。
だから谷垣総裁は「お辞めなさい」と言った。
こんな分かり易い理由と、辞めさえすれば「誰がなったって、今よりはまともな政治が出来る」という明確な展望がある。それに、既に自民、公明から具体案はいくつも提示してあるのだから。
~~~~~~~~~~~~~
【「震災と原発事故対応への不手際」を挙げているが、確かに原発事故は迷走を重ねている。しかし、自民党だって与党であった時、それを指摘されて来た。
だからこそ、力を合わせて危機を乗り越えてほしい、と国民は願っているだろう。】
~~~~~~~~~~~~~~~~
震災の時、不手際を指摘されて、自民党は修正してきた。民主党は修正どころか無視するばかり。力を合わせようと声を掛け続けてきたのは自民党だということには全く触れない。
~~~~~~~~~~~~~~~~
【「急流で馬を乗り換えよ」と唱えるなら、せめて乗り換える馬と共にその行く先を明示しなければ無責任だ。】
~~~~~~~~~~~~~~~
一見、ごもっとも。けど、野党三党が政権与党と内閣に要望しているのは、「解散」ではない。今のままではダメだから辞職を求めているのだ。
つまり、乗り換える馬は民主党の中に居る。
それを「あの人が良い」と自民党が指名するのか?そして、政治構想を彼らに明示せよ、と?
けど、これについては再三明示しているのではないか。
話の展開、都合の悪いことには耳を塞ぐ。まるで与党の隠蔽体質だ。
さすがに良心(?)が咎めたか、「もっと唖然とさせられるのは民主党の動きだ」と、残り3分の1になって、民主党批判が始まる。
「自分らが菅総理を選んだのを忘れたか」「なぜ首相を叱咤しないのか」
「野党提出の不信任案に乗るのは筋が通らない」
「解散なんて出来ないだろうと高を括っているのは姑息とのそしりも免れない」
(アサヒが言うんじゃないよ。きっと世間が言うだろうってことだよ。アサヒは言ってないからねぇ・・・。ああ!何と姑息な言い回し!!)
不信任案を提出するしか抗議行動のできない野党に対し、「無責任にもほどがある」という題をつけて、批判しているわけだ。
そして民主党には「もっと協力しろ。野党に同調するなんて、筋の通らぬ非常識なことだ」、と。
何気なしに流し読みしてしまえば、両方を同じく社会の良識みたいな顔をして批判しているように見えるが、こうやってまとめて見ると、「これこそ提灯持ち」という表現のあてはまる記事だということが、よく分かる。
さて、「二次補正の目処が立ったら、後進に色々な仕事を譲ると約束してくれた。だから、不信任案に反対する」と鳩氏は言った。
「ええ~っ!またやったぞぉ~っ!!」
「色々な仕事」の中に「総理の椅子に座る」は入ってないだろう?
小沢氏は党員資格停止中だから、ほっといて、松木謙公氏初め、辞職した副大臣は筋を通して賛成に回った。造反だ。(後で副大臣らは反対に回ったと知った。結局、2名!だけ)
またもや貧乏くじを引いたのは横粂議員。(でも、ちょっと見直したな。これから大変だろうけど)
結果は「もしや?」だったのが「何だ!!」の情けなさ。
やくみつる氏が言っていた。
「ここだけ見ればなんと団結力のある政党だとほめたい。けど、表面だけのことだから。」
可決されたら、そして「解散だ!」とやられたら、次がないのは、民主党議員は十二分に分かっている。だから鳩氏が「反対する」と言った途端、雪崩をうって「造反中止!」だ。被災地の人々のことなど、ましてや国民、日本の経済など、全く考えていない。
山井議員の演説は、国会ではなく、国民の気持ちを引き付けたことだろう。
明日以降の新聞が楽しみ(?)だ。
小野寺五典議員や、森まさこ議員がどれだけ大変な思いをしているかなど国民は知らないままで。
そして、政治空白はさらに続くことになる。
結果が出た時は、「何だ!」と思ったけれど、口蹄疫の時も、今回の地震、津波の時も、民主党の議員は一体何をしたか。
それを思い出してみると、期待すること自体が間違いだったな、と、
「やっぱり、一事が万事だったな」と思い切った。
脱力感などに囚われている暇はない。
愚痴です。
今日はアサヒ新聞の今日の社説のうち、不信任案 「無責任にもほどがある」
と題された文について「?」と思ったことだけを、書くつもりでした。
この題名で大体気づかれたことと思いますが、こんな書き方です。
( 【 】内はアサヒ新聞の記事 )
~~~~~~~~~~~~
【「ついに自民、公明、たちあがれ日本が不信任案を提出した」「今、国会の使命は震災の復旧、予算関連法案づくりなのに、権力ゲームにふける国会議員には憤りを覚える」】
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ここまでで、悪者はこの3党であると断じている。「不信任案提出は権力ゲームだ」というわけだ。
百数十人で?三百数十人を相手に??権力ゲーム???
「多数決が原則」の中で考えるなら、これは権力ゲームというより、無差別級のボクシングの試合にヘビー級相手にフライ級が挑むようなもの。おまけにジャッジたるマスメディアはヘビー級の選手側に揉み手をして擦り寄らんばかり。
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【「内閣不信任案は野党の政権攻撃の切り札だ。切るなら分かりやすい理由と、明確な展望が要る。どちらもないではないか」】
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政争のための政争ではない。国民のための政争ではないか。この総理が政治の邪魔をしている。「誰がなっても同じ」ではなく、明らかに邪魔をしている。
だから谷垣総裁は「お辞めなさい」と言った。
こんな分かり易い理由と、辞めさえすれば「誰がなったって、今よりはまともな政治が出来る」という明確な展望がある。それに、既に自民、公明から具体案はいくつも提示してあるのだから。
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【「震災と原発事故対応への不手際」を挙げているが、確かに原発事故は迷走を重ねている。しかし、自民党だって与党であった時、それを指摘されて来た。
だからこそ、力を合わせて危機を乗り越えてほしい、と国民は願っているだろう。】
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震災の時、不手際を指摘されて、自民党は修正してきた。民主党は修正どころか無視するばかり。力を合わせようと声を掛け続けてきたのは自民党だということには全く触れない。
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【「急流で馬を乗り換えよ」と唱えるなら、せめて乗り換える馬と共にその行く先を明示しなければ無責任だ。】
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一見、ごもっとも。けど、野党三党が政権与党と内閣に要望しているのは、「解散」ではない。今のままではダメだから辞職を求めているのだ。
つまり、乗り換える馬は民主党の中に居る。
それを「あの人が良い」と自民党が指名するのか?そして、政治構想を彼らに明示せよ、と?
けど、これについては再三明示しているのではないか。
話の展開、都合の悪いことには耳を塞ぐ。まるで与党の隠蔽体質だ。
さすがに良心(?)が咎めたか、「もっと唖然とさせられるのは民主党の動きだ」と、残り3分の1になって、民主党批判が始まる。
「自分らが菅総理を選んだのを忘れたか」「なぜ首相を叱咤しないのか」
「野党提出の不信任案に乗るのは筋が通らない」
「解散なんて出来ないだろうと高を括っているのは姑息とのそしりも免れない」
(アサヒが言うんじゃないよ。きっと世間が言うだろうってことだよ。アサヒは言ってないからねぇ・・・。ああ!何と姑息な言い回し!!)
不信任案を提出するしか抗議行動のできない野党に対し、「無責任にもほどがある」という題をつけて、批判しているわけだ。
そして民主党には「もっと協力しろ。野党に同調するなんて、筋の通らぬ非常識なことだ」、と。
何気なしに流し読みしてしまえば、両方を同じく社会の良識みたいな顔をして批判しているように見えるが、こうやってまとめて見ると、「これこそ提灯持ち」という表現のあてはまる記事だということが、よく分かる。
さて、「二次補正の目処が立ったら、後進に色々な仕事を譲ると約束してくれた。だから、不信任案に反対する」と鳩氏は言った。
「ええ~っ!またやったぞぉ~っ!!」
「色々な仕事」の中に「総理の椅子に座る」は入ってないだろう?
小沢氏は党員資格停止中だから、ほっといて、松木謙公氏初め、辞職した副大臣は筋を通して賛成に回った。造反だ。(後で副大臣らは反対に回ったと知った。結局、2名!だけ)
またもや貧乏くじを引いたのは横粂議員。(でも、ちょっと見直したな。これから大変だろうけど)
結果は「もしや?」だったのが「何だ!!」の情けなさ。
やくみつる氏が言っていた。
「ここだけ見ればなんと団結力のある政党だとほめたい。けど、表面だけのことだから。」
可決されたら、そして「解散だ!」とやられたら、次がないのは、民主党議員は十二分に分かっている。だから鳩氏が「反対する」と言った途端、雪崩をうって「造反中止!」だ。被災地の人々のことなど、ましてや国民、日本の経済など、全く考えていない。
山井議員の演説は、国会ではなく、国民の気持ちを引き付けたことだろう。
明日以降の新聞が楽しみ(?)だ。
小野寺五典議員や、森まさこ議員がどれだけ大変な思いをしているかなど国民は知らないままで。
そして、政治空白はさらに続くことになる。
結果が出た時は、「何だ!」と思ったけれど、口蹄疫の時も、今回の地震、津波の時も、民主党の議員は一体何をしたか。
それを思い出してみると、期待すること自体が間違いだったな、と、
「やっぱり、一事が万事だったな」と思い切った。
脱力感などに囚われている暇はない。