CubとSRと

ただの日記

初コペン

2021年01月10日 | 日々の暮らし
 1月7日

 ゴミを捨てに行こうと外に出たら、降り始めた雪で道が白くなっていた。
 僅か五十メートルほどの往復。風が強いので積もることはないだろう、と思いながら帰る。

 午後2時半を過ぎた今、相変わらず風は強く、雲の流れは速く、室内の蛍光灯の光は煤けてしまった様で、まさに昼行燈。点けていることを忘れるほど外の方が明るくなる。
 勿論、こういう日は灯りを消すと、速い雲の流れがあざ笑うかのように陽を遮り、部屋の中を暗くする。滅多にないこと、いそいそと蛍光灯の紐を引っ張ったりした後だと、ただ苦笑するしかない。
 風音が無ければ、間違いなく外に出ている。どれかのハンドルを握って。

 昨日は「初コペンの日」だったので、昼過ぎ、乗って買い物に出た。
 「寒さ」と「耐久年数」と「滅多に乗らない」の三拍子で、バッテリーが弱ってきているのが分かる。まだ、直ちにアウト、という状態までには至ってないが、三ヶ月ほど前の点検時、「弱ってきている」とは言われている。

 弱ってきてはいても普通にエンジンは掛かるし、タイヤの空気圧調整も年末の洗車時にやっているので、問題はないだろう。(実際、問題はなかった。)
 
 去年はとうとう一度も着なかったダッフルコートを着込み、マフラーをぐるぐる巻きにして隣市の道の駅まで行く。寒さは全く問題がない。
 「この時期、屋根のある車は面白くないだろ?」
 、と思うがあちらからすると
 「何でまたこの寒いのに、オープンで走ってんだ?」
 という感想しかないんだろう。
 実際、たまに擦れ違うコペンだって、オープンで走ってる、なんてのは、まず見ない。(同乗者、それも異性が乗っているから、という場合は仕方がない、というか範疇外。羨ましい限り)

 「わざわざ寒い思いをして」と言うなら、バイクは異次元の話。桁違いに寒い。それこそ「寒い思いをして、何で?」ということになるんだけど、いつも思っている通り、「楽をしたいからバイクに乗る」んじゃない、「楽しいからバイクに乗る」。
 寒さより楽しさの方が勝ってるから、バイクに乗る。クルマの屋根を開けて走るのだって、「その方が楽しいから」。
 「楽」は「利便性」が基準だけれど、「楽しさ」には「昨日の便利は今日の当たり前。今日の当たり前は明日の不便」などという価値基準の流動性はない。
 流れない空気の「部屋」が移動するクルマは、視覚以外、変化が少なくて退屈だ。確かに窓を開ければ激変するが、それだって転倒する可能性から緊張感を持ち続けることを強要されるバイクや自転車等の二輪には言うまでもなく、歩くということにだって到底及ばない。

コメント
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