9月25日(土)
今日はセメントが固まるのを待つためだろう、隣地は工事をしていない。
更に新たに型枠が設置され、ガレージの壁になるらしい準備、完了ということか。
2時頃、SRで出る。やはり出掛け、エンジンはキック一回で掛かる。エンジンを切って、中途半端に冷えかけた時に掛け直すのが一番厄介だ。
ハーバーランドの大垣書店まで行き「スーパーカブ6」と「週末ツーリング」を買う。
先日からファーブル昆虫記を読みたくなる。
小学生の頃、「ファーブル昆虫記」と「シートン動物記」は読んだ覚えがある。覚えがあるだけで内容は全く覚えていない。
「昆虫記」より「動物記」の方が親しみが持てるし、確かその頃にシートン動物記の方は石川球太だったかのマンガが少年漫画雑誌に連載されたように思う。(今、調べてみたら、あれは「牙王物語」だった。紛らわしい。ただ、石川球太はシートン動物記も漫画に描いているらしいが)
それでシートン動物記の方には何となく親しみを感じていた。
どちらも本当は相当な大部の書物なんだということを知ったのは大学に行ってからだった。そして「昆虫記」、「動物記」とあるけれど、実際は日記、随筆、論文が混然一体となったもので、だから大部になり、内容も小学生に分かる(実感できる)部分は限られている。
その限られている部分を更に読み易くしたのが、「昆虫記」或いは「動物記」としてまとめられているらしい。両氏の著作の、ほんの一部しか読まずに読んだと思っていた。
小学校の先生が小学生に分かるように話をしていても、頭の中まで小学生レベルというわけではない。
それでその頃から「いつかは本当に昆虫記を読まなけりゃならないのかな」と思い始めていた。
気が付けばその頃から四十五年以上が経っている。
「いつかは~」と思っていたのに、本を探すこともせず、気が付けば老眼になり、本を読むのが億劫になり始めて既に二十年。今始めなければ、後がない。
だが。
何しろ読み止(さ)しの本が山ほどあるので、「昆虫記」も早々にその仲間入りをするかもと思ってしまい、なかなか手を出せずにいた。
けど、考えてみれば別に一括購入する必要はない。大部だからと言って、一巻ずつ読み進めればよいだけのこと。読めたら順次買い足す。それにどうせ文庫本で出ているだろう。文庫本なら高くてもたかが知れてる。
そう思って店内を探すのだが見つからない。
諦めて入口まで戻って覚束ない指使いで検索する。出てくるのは「在庫切れ」或いは「取り寄せ」。それも全集。十巻。
これはいけない。十巻が上下に分かれているから、実際は二十巻。
一体いくらかかるんだ???