11月6日(土)
昨日(金)は平日なのに、隣地の工事が始まらない。床下の配管用のパイプ大小がたくさん運び込まれ、それに関連するらしき部品も大きな筒形の袋に一杯入れてあるみたいだが、この2,3日置きっ放し。
でも、全く何もしていないかと言うとそういうわけでもないようで、急に物音がして作業が始まったりする。かと思えば三十分も経たないうちに静かになったり。
しかし作業は過不足なく進行している様で、来週中には家の形ができ始め、今月中には二棟同時に棟上げをするらしい。
まあ、思い出してみると四十年以上前、勤務地の目の前で宅地の造成が行われていて、いざ、家が建てられ始めると、一日で一階、二日目には二階ができ、三日目には屋根もできて家の形ができてしまった。あれには驚かされた。
2×4(ツーバイフォー)工法というのを初めて目にしたのだと後で知った。勿論草分けのミサワホームの仕事。
昼前に計画通りコペンで出掛けた。
前を走るクルマの運転が気になって仕方がないので、丁字路でその車の進行方向の逆へハンドルを切ろうと決めた。
どっちに曲がっても目的地に行ける。急ぐ用事でもない。
そして右折することにした。
しばらく走って左折する。更にしばらく走って、旧道を行くか直進するか決める。この道を選んだとき、いつもはほぼ間違いなく旧道を行く。くねくねしていて楽しい。半分遊び、というより半分以上は走るのが目的だからなんだけど、たまには気分を変えたいと思ったか、直進してしまった。
ちょっと後悔する。道は綺麗だが直線と大きなカーブと単調な下りが続くだけでやっぱり面白みがない。
何よりも自動車道の入り口に向かう交差点の角にあったガソリンスタンドが廃業して数年。いつの間にか建物もすっかり撤去されて雑草の生い茂るだけの更地になっているのが何とも寂しい。思った以上に広い敷地だったことが分かって、それが余計に寂寥感を強める。
バイクに乗るようになって、二日以上の休みがあれば、必ずと言っていいくらい、ここから自動車道に入った。バイクに乗っていて目に入るもの全てが、好奇心の対象になった。このスタンドを左に見ながら自動車道に向かう。それだけでワクワクしたものだが。
柿の葉茶を買いに行ったのに、柿の葉茶がなかった。桑の葉茶は売り切れることが多かったので先日まとめ買いをしたのだが、まさか柿の葉茶がそんなに売れているとは思いもしなかった。
「予約しておきましょうか」といわれたけど、今回は止めにした。
続けて南下し、隣市の道の駅に行ってむかごを買おうとした。
これまた間の悪いことに売り切れてしまっている。ここのは一袋の量が多い分、値も張る。長持ちするものだから、「次で良いか」といつも後回しにしていた。そうこうするうちになくなった。
ないとなれば欲しくなる。
店の人にいつ入って来るか聞くと「え?ありますよ」と言う。
慌て者のこと、例によって探し回っても見つけられず、店の人が案内してくれたところに行くとたくさん置いてある、といういつものバツの悪いパターンになるのか?
早とちりをしたかな、と思いながらもそれで見つかれば問題なし、昔ほどバツの悪さなんて感じなくなったし、と店の人に付いて行く。
・・・やっぱり売り切れていた・・・。
「今、鳥取にとりに行ってますので、この土日辺りには入ってくると思います」
頭の中に一所懸命むかごを採っている姿が浮かんだが「取りに行ってる」というのはそういう意味ではないだろう。
連絡をしてもらうことにする。
年に一度はむかご御飯。むかご入りの卵焼き。火を通して塩だけ振って酒の肴に。百合根の代わりにむかごを入れて茶碗蒸し、なんてのもいいかもしれない。