どくしゃのこえ ★READERS‘ OPINIONS
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(読者の声3)上海市ロックダウンは、新型コロナウィルス対策と言っているが、それは偽装工作であり真相ではない。真相は驚くべきものである。現在、中国は3隻目の空母を上海で建造している。3隻目が完成すれば、中国は台湾を海上封鎖できる。
ウクライナに米国は直接軍隊を派遣せず、武器等を供与する間接支援に留まっている。直接派遣すると、米露戦争になってしまい核保有国同士の直接対決は核戦争に発展する公算が大であるから、間接支援に留めているのである。
ならば中国に台湾が侵攻した場合も同じことがいえる筈で、核保有国である中国と直接対決を避けたい米国は、台湾に直接米軍を派遣するのを避け、台湾に武器等を供与する間接支援方式を採用することになろう。
だが台湾はウクライナと違い島国である。大陸国家であるウクライナの場合、陸上の国境線を跨いで武器等をいくらでも陸送できるが、島国である台湾は、海上封鎖されてしまえば、封鎖を突破することなしに輸送は不可能だ。米軍が中国の空母による封鎖を突破すれば、米中直接対決になってしまう。
それは核戦争に発展しかねないから、米国としては何としてでも避けなければならない。となれば米国の取るべき方策は、3隻目の空母の完成を阻止する以外にない。上海は、中国最大の国際経済都市であり、外国人ビジネスマンが多数住んでいる。米CIAがそこに潜入するのは容易であり、かねてからCIAがここを拠点とし中国人協力者を育成してきた。
3隻目の空母は、昨年11月の段階で、「早ければ今年2月に進水する」と報道されていた。ところがロックダウン後の4月になって「今年後半に進水」と訂正された。「中枢部品の欠如」が理由だが、何らかの妨害工作があったと想像できる。
つまりCIAが3隻目の空母の建造を妨害し、対する中国が上海をロックダウンしてCIA狩りに乗り出したのであろう。面白いことに、ここにきて北朝鮮がロックダウンの徹底を指示した。「新型コロナ対策で先進的な中国を見習え」と言っていることから、中国を見習って北朝鮮もCIA狩りに乗り出したのであろう。
(軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹)
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)5月31日(火曜日)
通巻第7353号 より
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《 CIAが3隻目の空母の建造を妨害し、対する中国が上海をロックダウンしてCIA狩りに乗り出したのであろう 》
陰謀論として一笑に付すことにするんでしょうね、メディアは。
いや、採り上げさえもしないで看過する。「今、それどころじゃない。ウクライナが」って。
そのウクライナで作られた空母「ワリャーグ」が、謎の中国人に海上レストランにするという名目で買われ、気が付いたら艤装が施され、空母「遼寧」としてデビューした。
その自慢の空母「遼寧」をコピーした形で「山東」が作られ、この3隻目はそれらをはるかに凌駕する性能を持っているとか。
「風が吹けば桶屋が儲かる」に奸智を絡めたら陰謀論そのものだけれど、「将来の海上レストラン」がこんなふうになっていくのを見ると、一笑に付してしまって良いものかどうか。