全米108の大學にあった『孔子学院』の、104校が廃止された。
28校でゾンビ復活。「米中姉妹校交換プログラム」などと改称していた
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ゾンビは復活する。
共産主義は「グローバリズム」と名前を変え、二段構えで国家破壊を狙っている。日本で言えば、皇室伝統廃止を狙う共産主義者等が、当面『女性天皇』、つぎに女系天皇論を推進する長期策謀に似ている。
中国共産党のプロパガンダ機関として、中国のスパイの巣窟と認定された「孔子学院」はトランプ政権の下で、査察が行われ、米国教育省の予算管理下にあるところは徐々に廃校となった。
米国アカデミズム世界は、決断のあるリーダーが出れば劇的改編が可能だ。
日本は左翼学者の巣窟「日本学術会議」への予算を止めれば、売国奴的学者の一斉追放が可能だが、岸田じゃねぇ。
日本の十五の大學にある孔子学院は廃絶の議論さえなく、やりたい放題の中国共産党の第五列として機能し続けている。
「米国学者アッソシエーション」が照査した、228ページの報告書に拠れば、全米108の大學にあった『孔子学院』のうち、104校が廃止された。
ところが28校でゾンビは復活していた事実が判明した。
「米中姉妹校交換プログラム」「言語研究センター」が等と組織名を改称していたことを保守系メディアの『ワシントン・タイムズ』の花形記者ビル・ガーツがすっぱ抜いた(同紙、22年6月21日)。
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)6月23日(木曜日)
通巻第7378号 より
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古くはマタ・ハリなどの女スパイ、日本ではゾルゲ事件、小説、漫画に登場するジェームス・ボンドや、最近のコードネーム「黄昏」等、「世界の平和のために」大活躍(実際は暗躍)する人物はいくらでもいる。
ただ、本来スパイというものは、「普通の生活をしながら諜報活動をする者」であって、決して格闘術や暗殺術、変装術に長けていたり特殊な能力を持っていたりというスパイ×ファミリーの「黄昏(誰そ彼)」のような人物ではない。
早い話が、バーゲンセールですごい勢いでセール品をつかみ取っていく普通(?)の主婦にしか見えないのがスパイであり、本当の諜報活動の中心事項とも言える。セール会場ではなく、場所を替えてみれば分かる。
新兵器や新技術の展示会場で、周囲の迷惑も考えず、安物のカメラで写真を撮りまくってい中年女性は異様には見えるけれど、誰も彼女をスパイだとは思わない。
「孔子学院」というのはまさにそれで、語学習得のために来ている学生全てに洗脳教育を施しているわけではない。逆に単に学生から情報を収集する場、と考えた方が良いだろう。あとは金さえ使えば何とでもなる。
勿論、教える側は楽をして情報が入手できるので安全だし、何しろ所在する大学から、「協力機関だから」と援助金だって入って来る。もう笑いが止まらないんじゃないかな。