3月7日(火)
11時過ぎにコペンで出る。
今日は古市口から立杭(丹波立杭焼の地)を通って、東条湖、三木、帰宅の予定。
実は昨日、SRで同じ道を通ってみようと思って出てみたんだった。
だが不思議なくらい昨日はそこら中で工事をしていたり交通規制があったりして、その都度止められた。「しょうがないなぁ」というより、うろうろする気そのものが失せてしまって、結局途中で断念(挫折?)し、引き返した。
通勤時以外でも能く通った道だから特に感興があるわけではない・・・筈だが、毎回何かしら発見があり、変化がある。道幅が広くなったり道路の付け替えがあったり、トンネルができて二車線だったのが片側二車線になったり。
何しろ交通渋滞で悪名の高い有馬街道。その中でも特に渋滞のひどい個所を通る。
そんなところだから既述の通り、道路の改良工事は頻繁に行われ、その分通行規制もしょっちゅう。当然、その時は交通渋滞が起きる。で、文句が出る。
苦情解決のために改良工事、改良工事のために通行規制、通行規制のために交通渋滞。・・・そして新たな苦情が。
例の「負のスパイラル」、みたいだが、当然ちゃんと見れば「スパイラル」ではあっても「負」ではない。不都合の先がさらに不都合、なんてことはなく必ず「改善」されている。要は人々は改善ではなく解決を求めているということなんだけれど、一気呵成に解決する、なんてことはまずできないわけで。
渋滞に巻き込まれることを回避するため、街道線を外れ、片側二車線のバイパスに向かう。
ゆっくり走る軽トラを追い越す。進路が同じだったらしく、軽トラが後ろに付く。
バックミラーに70前後の夫婦らしい男女の顔が映る。嫁さんらしい方が両の頬に手を当て、モヤモヤやっているのが見えた。
どうもこっちのバックミラーに映った顔を見て「ありゃ、前の車運転してるの、爺さんや。こ~んな髭を生やしとるでぇ~」とジェスチャー付きで運転してる爺さんに話しかけているらしい。爺さんの方も笑っているのが見える。
絶対に話題にされてるぞ。間違いなく。
推理通り、片側二車線の道に入って信号待ちで並んだ時、爺さんの方が
「これから(の気候は)開けて走るのに良いね」
、と声を掛けてきた。
折角声を掛けてきてくれたのに、つい
「冬場の方がいいですよ」
と言ってしまう。もう少し気の利いた返答はできないものか。
仲のよさそうな夫婦に嫉妬したわけでもないのだろうが。
大体がいつも一言多く、肝腎な時には一言足りないからなぁ~。
「夏は全く乗れなくなります」
「暑いもんねぇ~」
古市口でコンビニに寄ろうかとも思ったが、止まらず。
立杭で陶器を、とも思ったが、寄らず。
東条の道の駅で、酒の肴になりそうな缶詰を三つ。
車を停める時、同年配の男がチラチラこっちを見てくる。バイク乗りらしい格好だが、足元はギヤチェンジに耐えられる靴ではない。
どういうこと?と思いながら買い物を済ませ、外に出たらバイク二台とは別にスクーターが一台。あ、そういうことか。
夜。6時頃から飲み始めた。
が、とにかく眠くてたまらない。缶ビール一本で転寝。
バイクならまだしも、車で、と言うのはあまりない経験。
120キロ余りのショートツーリング。
満足できているんだから、それでよし。