2月21日(火)続き
寒いがえらく良い天気(ここは能い天気、と書くべきですが。「能天気だねぇ~」の元になった言葉だから)なので明後日の準備に、と給油に出た。
ついでに隣市まで行って、菜の花があれば買って来よう。
風が強く、当然雲の流れも速く、曇天と晴天が目まぐるしく交錯する。
それでも耐えられない寒さではないし、何より雲のなくなった空の下、コペンで出ないなんて勿体無さすぎる。
勿論、先日再決心(?)した通り、ネクタイを締めジャケットの上にダッフルコートまで着込んで出掛ける。
正面、六甲山の方は白く霞んでいる。雪が降っているらしい。雨なら山そのものが見えなくなる。
尾根上の道を東進、左折して北へ下る。正面には丹生山系の山々が左右に広がっている。
その景色の右半分が降る雪で白くぼやけ、空も右半分だけが雪雲に蔽われている。
景色の左半分(進行方向)は晴天。陽光の中に山並みが輝いている。
一瞬引き返そうかと思ったが、この分なら給油ぐらいは大丈夫だろう、と思い直す。ガソリンスタンドのある方向は春の陽射しの中にある。
給油を終えて西の空を見ると、重い灰色の東の空と違って、もう春がそこまで来ているといった明るさ。午後2時。陽光に向かっている格好になるのだから当然か。
給油だけではなく、これなら隣市まで行っても大丈夫だろう、と西進を続けることにした。
道の駅で買い物を済ませ、出ようとしたら、強い風の中、雪が舞い始めた。積もるほどではないが、乾いた雪が風吹のように吹きつける。
スタッドレスタイヤにしてなかったのを後悔する、なんて降り方には遠く及ばないことはすぐ分かったが、視界が怪しくなる中を走る気にはならない。
少し待った方が良いかもしれない、とすっかり雪雲に覆われ暗くなった空の下、しばらく辺りを眺めていた。
寒風の吹き荒ぶ中、狂ったように雪片が舞っている。
北国の辺りを真っ暗にして降り続ける豪雪ではない。ごく短時間の「驟雨」ならぬ「驟雪」とでも名付けたい降り方の雪。
幸い数分で雪は収まり、強い風の中、雪雲も吹き散らされた。
勿論積もる筈もなく、路面も濡れてすらいない。
結局、今日も屋根を閉じて走っていた時間が半分近く。
雨ほどではないにせよ、雪でも車は汚れる。
やっぱり、明日また洗車に行こう。今、水洗い100円だし。
でも三日後の12ヶ月点検で洗車してくれるよなぁ・・・。
いや、やっぱり行こう。いくら洗車してくれるからって、薄汚れたままで行くってのはコペンがかわいそうだ。
・・・・それにしても今日は寒かった。