3月10日(木)
5時15分から5時50分まで散歩。
SRで出ようか、コペンにしようか、と迷ったものの、予報を見ると気温が急上昇するみたいで、それなら、とSRで出るつもりになる。
いざ出ようと、その前に用足し。
・・・また妙な音がしたような・・・。どこかが詰まりそうな予感。
いつもと同じく「放っておけば時が解決してくれる」、なんてことは、まずない。必ずもっとひどくなる。
しょうがない、点検するしかない、と前回詰まっていたところを見る。
最初はトイレの排水口だった。排水桝の壁面全体を髭根が蔽い、排水口を詰まらせていた。
次は一つ下、風呂、洗面所の排水口だった。そこに髭根が伸びて排水口を塞いでいた。
そして次は玄関脇。段々深くなって、ここが数十センチの深さ。
数年前、慌てて連絡し来てもらった業者が排水管一杯に束のようになって伸びた髭根を引き摺り出してくれた。その長さ1メートル。
そして今年。正月二日、同じ玄関脇を突きスコップでつつき、危機を脱する(1月14日の日記に書いたが、実際に起こったのは1月2日)。
・・・溢れそうになっている。ということは又ここか?
例の突きスコップでつつく。しかし、二か月前に流れたのだ。そんな急にまた詰まるなんて。普通には考えられない。そして、やっぱり流れ始める気配はない。
最後の最後。一番の難関である門扉の下。ここは深さが1メートル以上ある。
おそるおそる蓋を開けてみる。やっぱり。水は流れていないが浸みこんではいる。排水口は土砂に埋まっていて見えない。
突きスコップの柄の端(それだけ深い)をもって突いてみる。抵抗なくスコップの先が刺さる。
5センチ以上の厚さで、ただの土砂にしか見えない汚泥が溜まっている。
ここから管の中に向けて溜まっている汚泥を取り除けば、汚水は流れる。
流れる筈だが、これは間違いなく専用の道具がなければできない。何しろ排水口まで下りられない。万事休す、だ。
困った時の業者頼み。前の救いの神に電話を掛ける。
6時以降か明日ならと言われ、一旦は「じゃ明日に」と言ったもののやっぱり今日の方が、とお願いする。
高圧洗浄用の放水銃で泥を流し、排水口に入り込んでいた髭根の束を切り取り、引っ張り出す。50センチ弱だったろうか。門扉のそばの低木(と言っても2メートルくらいある)が原因だろうとのことだった。
それにしても6時前から始まって全作業が終わったのは7時半近く。その間全て力仕事。
作業の様子を見ていなかったら「やれやれ。助かった」としか思わなかっただろうけど、あの懸命な作業の一部始終を見ていたら、ただただ頭が下がるばかりだった。
無職老人。もっと心して生きねば。