CubとSRと

ただの日記

ヴゥ~~ンンン・・・・

2020年08月06日 | 日々の暮らし
 グローブ探しにバイク用品店に向かう途中。

 何だか音がする。ずっと以前の、何かが微振動を続けていて、それから発せられた音に似ているようで、でも、もっと芯のある強い音。
 以前の微振動は、結局のところ、前カゴをキャリアに留めているネジのうちの一本が緩んでいたからだった。今度はもっと太い音がする。
 と言って、フレームやエンジンに直接絡むような音じゃない・・・・ような気は、するんだけど、メカ音痴だからその六感はあまり信用しない方が良いだろう。

 何しろバイクに乗って走っている時、ってのは本当にいろんな音に囲まれている。ただ排気音を撒き散らしている、ってわけじゃない。タイヤが地面を掴む音をはじめとして、エンジンの発する爆発音、排気音、エンジン内のタペット音、チェーンとスプロケットが噛み合う音、振動するフレーム、サスペンション、各部品の軋む音・・・・。

 今回は、そういう音の集合の中に、これまで感じなかった音が混じっている。
 何だ、一体。
 致命傷になるような音ではない、と思いながらも、何が致命傷になるか分からないのが現実世界。大拍子、大雑把な判断で事故を呼んでしまったら、それこそ「注意一秒怪我一生」。二度とバイクに乗れなくなる、なんてのは、やなこった。
 乗れなくなるどころか、この世ともおさらば、なんてのは絶対に真っ平御免。

 じゃ、点検だ!
 今回も前カゴ辺りからの音のような気がする。カゴの中の物が跳ねる、にしては規則正しい振動音だ。けど、前のネジの緩みに比べたら、もっと音が低く、周期がやや長い。とにかくどこかのネジだ。
 そう思って、走りながら前カゴを抑えてみた。が、音は収まらない。カゴじゃないみたいだ。

 取り敢えず、路肩に停めてざっと見たが、どこなのか分からない。
 しかし、大体、そんな適当な見方じゃ、見つかるものだって見つからないだろう。
 ここはちゃんと腰を据えてかからねば、と思いながら、すぐ目の前の、最初に寄るつもりだったバイク用品店に入る。
 店を出て、珍しいことに、それをすぐ思い出し、その場で再度点検にかかる。
 前カゴから音がするなら、カゴを留めているネジが緩んでいるわけだが、そのネジは、前回、しっかり締めた。ならば・・・?

 カゴを留めるネジではなく、カゴを留めるフロントキャリアを留めるためにフロントフォークのフレームから突き出しているボルトを締め付けるナットが、とんでもなく緩んでいた。
 フロントキャリアは左右のフロントフォークに小さなネジで留めてあるからそう簡単に脱落はしないが、一番大事なネジがこれであることは間違いない。
 ・・・・・、でも、ということは餘部に行った時は既に相当緩んでいた、ということか。

 わかって安心したものの、指である程度締めてやれば何とかなると思って手を入れてみるが、余りの狭さに指先で挟むことすらできない。
 こんなに緩んでいるのにどうして締めたらいいのか、と考え、これなら、と両手の人差し指で挟んでみる。それで締める。少なくとも、これで走行中にはじけ飛んでしまうおそれはなくなった。

 家に帰って、忘れぬうちに、とスパナセットを引っ張り出し、作業にかかる。
 このスパナを使って、でさえ隙間が狭くて結構時間がかかった(と言っても数分間)。
 ん~、やっぱり、乗車前点検、ってのは大事だな。
 勿論、大雑把・大拍子な運転をしたからと言って、事故が起きるとは限らない。
 乗車前点検をしたからと言って事故が無くなるわけではない。
 ただ、乗車中に不具合が見つかれば、そっちに気を取られるから事故を起こす可能性は、間違いなく高くなる。
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一気に来るからなぁ

2020年08月05日 | 日々の暮らし
 今日の目標は、新しいグローブを買うこと。

 昔、バイク用品の専門メーカーであるクシタニの福袋を、物は試しで買ったことがある。
 届いた箱を開けてびっくり。「えっ?」と心配になるくらい大量の商品が入っていた。
 定価の30%か25%くらいだったんじゃないか。「30%引き」、じゃなくって「30%の価格」。(もしかしたら、20%以下だったのかもしれない)
 まあ、福袋だから、正直言って「帯に短し襷に長し」で、「?」感はあっても、あまり「!」感はない。自分の体形が一番の問題なのは分かってるけど、ピンとこないというかフィットしないというか・・・。
 それでも、とにかく「お得」感は半端じゃない。

 その中に、バイク用として作られた外縫いのグローブがあった。本当にたくさん入っていた商品の中では、外れくじの景品にしか見えない、でも、ちゃんとしたバイク用。(そうそう。マウスパッドまで入っていた。今も使っている)
 中型以上のバイクに乗る時はちょっと軟弱だけど、原付に乗るには少し大袈裟かもしれないレザーグローブ。
 けれど、一周回って、カブに乗るには格好のグローブ。
 あまりにも使い勝手が良いから、冬以外はずっとこれだった。十年以上使って来たと思う。
 それが最近汚れがひどくなって、眼鏡のちょっとした汚れをグローブの先で拭く、という何気ないこともできなくなった。ここまでくれば、洗うしかない。

 裏返そうとして、よく見ると、あれだけ丈夫だった革の数か所に、切れたような穴が開いている。縫い糸がほつれて、ではない。金属疲労みたいに無理な収縮を強いられているからだろう、段々に弱って、断裂したらしい。
 場合によっては反対側から別革を当てて接着剤で留める、ということもできるし、実際、そうやって二十年近く使っているものもある。
 けれど、そうやって直すと、ちょうどドミノ倒し(と言うより、ピタゴラスイッチの方が正確かも。)みたいに、不思議なくらい、他の所が同じようにして破れ始め、モグラたたきの様相を帯びてくる。
 化学繊維のグローブは、そういうことはない。その代わり、いきなり来て、一発でアウト、だ。直しようがない。

 どちらも一長一短があるんだけど。
 矯めつ眇めつ、おだてたり叱ったり、の腐れ縁、で仲良く付き合うか。
 それとも、仕事が全て、と非情に徹するか。

 今回は、革には手が出せないので、4千円で非情に徹することにした。
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雨漏りか?雨漏りなのか?

2020年08月04日 | 日々の暮らし
 七夕。
 昨日に引き続き、今日も雨。それも強めの吹き降り。

 先日来、ベッドの側、南側の窓の下のカーペットが何だか湿っているようで、気持ちが悪い。

 この間、窓を開けていたら急な雨で、風が吹き込んだ際、カーペットを濡らされた。
 この時は大急ぎで雑巾を持ってきて拭き、何とか胡麻化したが、この数日の濡れ方は、違う。いや、濡れた、とまではいかないけれど、何だか嫌な湿気だ。
 「一発だけなら誤射かもしれない」という名言(迷言?)に倣って、「一日だけなら誤認かも」と思おうとしたが、二日、三日と続くと、そうも言っていられない。
 さすがに気分が悪い。放って置くと床が腐って、何かの拍子に床が抜けてそこに嵌り、怪我をして抜けられなくなって、それで飢えて動けなくなって、独居老人の孤独死・・・・。
 ・・・・なんてことはないと思うが、いやいや、分からんぞ。
 とにかく、この一か所(一メートル四方)だけ湿っているということは、どこかから雨水が浸入してきているに違いない。

 そう思って、小降りになった時、窓から上体を乗り出して外壁を目視した。
 この家は元々二階の部屋が掃き出し窓になっていた。向かいの家の二階から、家の中が丸見えになる造りだ。
 掃き出し窓という奴は、見た目にはすっきりして良いけど、一階ならともかく、二階がそれ、と言うのは無駄に開放的で、大体が山の尾根上の土地なのだから、夏は暑く、冬は嘘みたいに冷える。
 それで、一冬過ごしたころだったか、もう辛抱ができずに腰窓にしてもらった。
 以降、周りの目を気にしなくてよくなった。何より、嘘みたいな冷え込みは随分緩和された。
 ・・・・のだが、壁でないところに壁を作ったのだから、元々の壁との折合いがついていないようで、同じように外壁塗装をしてもらった筈が、いつの間にかその塗装に垂直にひびが入った。元の窓の幅で左右に一本ずつ。
 幸いなことに、一方は微かなものだったが、とにかく放って置くわけにはいかない、ということで、十年くらいたった頃に防水用のパテを塗り込んでおいた。

 それが再び割れた。長さ数十センチ、縦にひび割れている。
 一ミリあるかないかのヒビではあるが、ここ数日は南~南西の強風にのって、雨が壁に叩き続けられていたから、おそらく犯人はこいつだ。
 雨が上がれば、ホームセンターに行ってコーキング剤を買ってこようと思ったけれど、これから一週間、こんな天気が続くらしいから、それまでの毎日、こんな吹き降りが、となると、これは間違いなく床が腐って、何かの拍子に床が抜けてそこに嵌り、怪我をして抜けられなくなって、それで飢えて動けなくなって、独居老人の孤独死・・・・。なんてことは、ほぼ、ない、とは思うけど。
 「可能性は0ではない?ということはあるかもしれないじゃないか!けしからん!海水の注入はするな!」なんてこと、言った総理大臣がいたな・・・。後で、「オレはそんな命令は出しとらん!」と言い張ってたけど。

 床が抜けて、そこに嵌って、とまではならなくても、床の一部が腐って歩くたびにそこが沈む感じがする、ってのは気持ちの良いものではない。それに一階ならともかく、二階はホントめんどくさいことになる。

 というわけで、小雨になった時、雪駄を突っ掛け、ウィンドブレーカーを羽織ってベランダに出る。十年前に使って残っていたコーキング剤を無理やり絞り出し、応急処置をする。十分ではないから、改めて買って来て、塗りたくることにしよう。
 

 
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梅雨、梅雨、梅雨・・・・・

2020年08月03日 | 日々の暮らし
 5時前に目が覚めた。
 予報に違ってまだ雨は降ってないらしい。ならばゴミを出しに行かなきゃ。
 用意していたものを玄関まで持って行っていたかな、と頭の中で再確認。
 用足しに降りて、ついでに目視確認。ゴミ袋があったので、セーフ。

 それでも時間的に、少し早いなと思い、それなら、と血圧を測ったり、ストレッチをしたりしていたら7時。もう早いという時間ではない。
 念のために窓を見ると、雨が窓を叩いているのが見えた。
 これは駄目だ、と思ってベッドに寝転がって数分もたたないうちに、雨粒が窓ガラスに叩きつけられる音が大きくなった。豪雨、と言うより、烈雨だ。

 それでも、と、8時頃着替え、静かになった外の気配で、「霧雨なら、行っても良いか」と玄関を開ける。ちょっと見では霧雨のようだが、波打つように雨の白い筋が見える。これでは行って帰るだけでずぶぬれになるだろうことは容易に想像できる。
 今日のゴミ捨ては中止。木曜日まで玄関に放置。

 一昨日どころではない。今日は一日雨と風で、完璧に閉じ込められていた。
 昨日は、「雨が降る。それも昼前後と、3時頃」という何とも面倒くさい予報だった。
 でも、買い物には出たい。

 もう一つ理由がある。先日、折角、カブのキャブレター回りを、クレンザーで磨いてきれいにしたのだから、早々に試運転をと思っていた。

 刻々と変わる予報と、空模様を見て、遂に昼筋、出発。
 久し振りにアイドリングを少し下げてみた。
 隣市の道の駅まで行き、ドラッグストアーに寄り、帰りがけ給油して、一旦帰って改めてスーパーに買い物に行く。

 まだ始まったばかりなのに、もう梅雨も終わり、みたいな降り方をする雨。
 これでは自分の身体までカビが生えそうな気がする。




 
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隼駅まで

2020年08月02日 | バイク 車 ツーリング
 弁当のおかずはみんな用意して、ご飯も前日の夕方には炊いておいた。
 あとは朝、レンジで温めておむすび山を混ぜるだけ。

 なのに寝たのが11時半。起きたのが6時前。
 これは「明日がツーリング!」とワクワクしてなかなか寝られなかった、というわけでは、決してない。けど、眠い。クルマなら居眠り運転してしまうかも。
 
 とにかくそれからご飯の用意をしたのだけれど、思いの外、時間がかかり、出たのは8時少し前になってからだった。
 先日は「7時半では、少し遅い」と書いているのに。気分でコロコロ変わる。
 こんなんじゃグループツーリングなんてやったら、ストレスであの世行き確実。
 いやその前に欠席。「ツーリング行きたくない病」になる。

 コースは、福崎まではいつもと同じ。(福崎は「民俗学」提唱者の柳田國男の生誕地。「遠野物語」をまとめた学者)
 福崎から、夢前(ゆめさき)、山崎、と似たような音の地名の順番を間違えると右往左往することになる。
 「山崎」を過ぎ、伊和神社へ向けて北上を始めると、急に景色が変わってくる。特に戸倉峠辺り。

 やはり「餘部」に行くことを考えたら、「隼駅」までは楽な道だと思う。
 楽なだけでなく、楽しい。
 流石に「漁火ライン」なんて二つ名を持つ道ほどの、変化に富んだ景色の美しさはないけれど、心細くなるくらいの静寂の中、深い山間を排気音だけを感じながら走り続ける、ってのは、海沿いの崖路を走るのとは全く違った充実感がある。

 隼駅は予想通り何もないところだった。
 駅舎も、昔の生まれ育った土地の駅に比べたってはるかに小さい。
 ただ、そんなことはどうでも良い。これはアニメやライトノベルの「聖地巡礼」と同じなんだから。
 同じ名前だから、と面白がって「隼」乗りが来るようになった、
 面白がって、「じゃ、ミーティングをやろうじゃないか」、
 「記事にしよう!」
 製造元のスズキも「面白い!協力する」・・・。
 じゃ、町おこしに、となって店ができたりする。
 考えてみれば、これは神社が創建されるのと同じ形なんだ。
 大体、「隼」に限らず、「motoトレイン」「モトとレール」が二十年余り前に廃止された今、もうバイクは鉄道に乗(載)れない。

 今年はコロナウィルス禍で、ミーティングは中止ということだし、今日は休日というわけではないから、バイクは一台もいない。
 梅雨の合間の晴れた一日。蒸し暑く、風のない昼下がり。
 そこに、全くきれい好きでない持ち主のせいで、相応に古ぼけたSRが一台だけ。

 8時前に出て、帰って来たのは4時過ぎ。
 翌日は5時半に起きた。久々に腰が痛かった。久々とは言っても顔をしかめるような痛みではなく、いつもの鈍い痛みで、ストレッチをしたら軽くなった。
 疲れが出たのだろうと思う。前日一日の乗車姿勢のせいだろうが、「これでは連日のツーリングはもう無理なのかも、な」、と思う。
 今日は調子が良くても、たった一日で腰が痛くて動けなくなって・・・なんてことが当たり前に起こる歳になった、ということか。

 そう思いながらも、まだ、「それなりの体力維持と、加減を考えて、の行動」をすれば「できない」と考える方がおかしい、とも思う。
 「歳なんだから無理すんな」、なんて声、
 「聞こえない、聞こえない。聞こえないよ~~~。」
 
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