船橋情報ビジネス専門学校

身近で起きた出来事を更新していきます!!

とある日の授業の切り取り

2023-11-06 12:24:35 | Weblog
「最近何をしてもうまくいかない・・・。失敗ばっかり・・・。はぁ、なんかいいことないかなぁ。」

と感じていませんでしょうか?
情報ネットワーク科ではこれを考える授業も展開しています。
本日はさわりだけご体感いただきましょう。

まず先ほどのような考え方は、脳が事実を捻じ曲げて勝手にネガティブな感情を生み出しています。
出てきましたね、『勝手に』。
人間はポジティブな出来事には目を向けず、ネガティブな出来事に『勝手に』目を向ける生き物なんです。

それは、古来より備わっている生存本能から来るものなんです。
どういうこと??
少しだけ解説していきます。

想像してみてください。
あなたは今超豪華客船に乗船しています。
行き先はカナダ!昔からの夢である留学です!プラスでおいしい食べ物を沢山食べる予定です。
この時どんな気持ちでいるでしょうか?
あなたの視界から何が見えているでしょうか?
あなたは船で何をしていますか?


考えることができましたか?
何もイメージせずに進まないでくださいね。皆さんの目の前にはいませんが、考えていないことはお見通しです。





さて、考えてくれたと信じて次に進みます。
そんな状況下の中なんと船は氷山に突っ込み船内にどんどん水が・・・。
脱出するためには船首にあるボートまでたどり着かなければならない。

さてどうしますか?


しっかりとイメージしていただけた方は、間違いなくダッシュでボートまで行くイメージをしてくれたと思います。


脳が生きるために『勝手に』動き出させてくれたんです。
しかも瞬時に。

いかがでしょう?
ポジティブなイメージをするときと、ネガティブなイメージをするときのイメージの速さの違いが少し体感できましたか?
そうなんです、人間はネガティブなイメージが得意な生き物なんですね。


今でこそ物がありふれた世界で、特に日本においては、餓死をすることや、いきなり獣に襲われることは極めて少ないと思います。
では我々の祖先はどうだったでしょうか?
今日を生きるために食べるものがなく、生きるために狩りに行くが、いきなり襲われることも多々あったことでしょう。
その経験を積み重ねていくことで、少しずつ生きることは危険だらけと刷り込まれていきました。

そこで脳がどう動いていったかというと、「なるほど、狩に行くと死ぬんだな。じゃあ動けなくなるように気持ちを悪くさせよう!そしたら死なない!」

って感じて、気持ちは完全無視で、今を生きるための行動を体にさせようとするんですね。
ず~~っと、
「それやらなくても『今』死なないよ」
「逃げ出しちゃっても、目を背けても『今』死なないよ」
って。


だからこそ、新しいことは脳が「見なくていいよ~、今のままでいいよ~」
とささやいてくるので、視野が狭くなるんですね。


そして冒頭に戻りますが、
「最近何をしてもうまくいかない・・・。失敗ばっかり・・・。はぁ、なんかいいことないかなぁ。」
これも脳が周囲を見させないようにしているからの言葉になるんです。


情報ネットワーク科の授業を聞いてたらきっとこうなります(多分)。
最近何をしてもうまくいかない(うまくいったことが見えてないだけじゃね?)
失敗ばかり(本当に成功したことないの?)
なんかいいことないかなぁ(目の前にいくらでもある)



ちょっとだけでもどうすればいいのか教えてよって方向けに、

家の周辺でいつもは気にもしない風景を探してみてください。
ただなんとなくいつも歩いている道でも、何か新しい発見ないかなぁと意識して歩くと、「あっ、こんなんあったんだ」と気が付くことが出来るかもしれません。

電信柱には何が書かれていますか?
5つ隣に住んでいる方はなんて苗字ですか?
家の階段は何段ありますか?

・・・
・・・・・・・・。
何でもいいです、日ごろ意識していない部分に意識を向けて、「へぇ~」ってのを体験してみてください。

 

無意識化を意識する練習ですので試してみてください。

続きは授業で!

 

情報ネットワーク科 橘 純平


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