ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

機嫌のいい犬・川上弘美~

2021-02-11 11:11:11 | 本の少し

 

☆☆☆☆

今年のテーマのひとつに、短歌を詠うというのがありますがなかなか実行できてなくて、自己嫌悪気味。
NHK短歌この三年半に飽きずに投稿していますが、一番すごいときは二カ月で三作、佳作入選。思い出せばその時は短歌の歌集も沢山読み、短歌のリズムが身体にしみこんでいた時なんでしょうね。

ということで、言葉のリズムに触れようと、俳句ですが、あの川上弘美さんの句集があったので目を通しました。(好きな俳句、16年間の句集なんですが、不思議なぐらい年によって好きの波があります。)

では、読み返せるように、覚書しときます・・・。
1994年
夜店にて彗星の尾を見つけたり
はつきりしない人ね茄子投げるわよ
この夏でバカヤロ日記三年目
1995年
サイダーの泡より淡き疲れかな
1996年
秋の日にあたためられてあしのうら
くちづけの前どんぐりを拾ひましよ
1997年
五月雨やゆがみてあをきラムネ玉
2000年
楽しさは湯豆腐に浮く豆腐くづ
2001年
権妻を三人連れや花の昼
春の夜の少しのびたるもやしの根
2002年
きみみかんむいてくれしよすぢまでも
2004年
髪切ってチェリオを飲んで遅日なる
野球少年玉離さずよ昼寝の中も
2005年
秋風や惣菜買へる警備員
2006年
マーブルチョコ舐めて色とる日永かな
2007年
もの食うて機嫌なほりぬ春の雲
2008年
春昼の小路や義太夫さらふ声
うどん屋にやくざと情婦花の昼
2009年
春日の循環バスを降りられず
みなちがふ靴のヘリぐせつちふれる

俳句は、季語や切れ字、歴史的かなづかいなど結構ハードル高いです。
でも、言葉の楽しさは一緒ですよね。


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