第13回久米田とんとん亭
久しぶりの、とんとん亭。
地元の落語会、銀瓶さんの「質屋蔵」、良かったですな。
銀瓶さんの「たちきり」「宿屋仇」「百年目」「帯久」などの大ネタ、
すべて、ここの「久米田とんとん亭」で聴かせて貰いました‼️
地域寄席でこの充実感、嬉しいですな。
一,笑福亭乾瓶・・・・・・「子ほめ」
当初三名の会とのお知らせだったのですが、
主催者のとんとん亭のご主人の挨拶で、「本日は四名の方に・・・・・」
あれっ、一名増えてるやん、鶴瓶門下に入門されて、まだ一年二カ月の
乾瓶さんの登場。
しっかり、してますな、声もはっきり大きくて、一番凄いのは
会が始まってからも続々入ってくるお客さん、それも地域の方、
大きな声で「お久しぶり、スリッパがあるのないの」、
高座で喋っているなんぞお構いなし・・・・そのなかで、堂々の高座。
気にしながらも、とちる事もなく、噺を進める。
芸人の根性、座ってますな・・・・・頼もしい、乾瓶さんとの初出会いでおました。
二、桂弥太郎・・・・・・・・・「転失気」
こちらは、9年目の、弥太郎さん。
さすが、年季の違いですな、笑いもしっかりと、噺は「転失気」。
最近聴いた「播州巡り」では、大感心したのですが・・・。
元々は知ったかぶりする和尚さんの話ですが、
小僧の珍念さんの無邪気さといたづらっぽさが出たら更に楽しいのに、
10年選手ともなると、聞く方も贅沢に、なりますな。
三、笑福亭由瓶・・・・・・・「じゅうじゅう亭弁当」
珍しく、新作でありながら、二回目の出会い、「じゅうじゅう亭弁当」
最初に、新大阪から京都まで新幹線で14分と言ってしまってるので、
道中の盛りだくさんに・・・もう着くやんと、矛盾がいっぱい。
相手のミスに乗じて喚き散す、クレイマーもどきのお話。
笑いと気分の悪さは、紙一重ですな。
四、笑福亭銀瓶・・・・・・・「質屋蔵」
よろしいな、銀瓶さん。
「質屋蔵」、私勘違いしていて、聴いてたのは「質屋芝居」。
旦那が、質草の品には、それぞれの想いが込められているというくだり。
この辺りの、旦那の語り、銀瓶さんの真骨頂でおますな・・・・。
まあ、質屋さんって大いに庶民に利口に利用されてたんですな。
「たちきり」「帯久」「胴乱の幸助」「宿屋仇」「百年目」、
この大ネタ、すべてこの「久米田とんとん亭」で聴かせて貰いました。
ネタおろしされた直後とは聞いてますが、どれもどれも、素晴らしいでき。
落語の真髄に触れることができる、久米田の方は幸せ者でおますな。
第13回久米田とんとん亭
2018年2月4日(日)17:30開演
大町町会館
一,笑福亭乾瓶・・・・・・「子ほめ」
二、桂弥太郎・・・・・・・・・「転失気」
三、笑福亭由瓶・・・・・・・「じゅうじゅう亭弁当」
仲入り
四、笑福亭銀瓶・・・・・・・「質屋蔵」