ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第15回・相愛寄席~2024.11.02

2024-11-02 18:18:18 | 落語

第15回・相愛寄席~2024.11.02

開場前は豪雨の相愛ホール。ずぶ濡れになって会場へ・・・。
今日は江戸からこの上方へ移入された演目をずらりと並べた落語会。
こんなテーマを持った落語会も楽しいものですな。

一、笑福亭喬明・・・「金明竹」 
可愛さから愛らしいさになった喬明さん。もう安定の「金明竹」。でも随所にみられる明るさは、師匠喬介さん譲りですな
 
二、桂かい枝・・・・「堪忍袋」
十八番の「堪忍袋」。でも時間を意識して少し短めに。でもこのようにまとめ方ってあるんですな。やはりプロの落語家さん、噺の構成は自由自在なんですな。堪能の一席。

三、桂春雨・・・・・「にゅう」
珍しいお噺。ここからは四題は圓朝作。そしてこの「にゅう」は初めて聞くがまず、次はなさそうな噺。「にゅう」とは、道具屋の符丁で傷そのもののことや、「にゅうをつける」と傷をつけることを意味するらしいです。
何とも、つかみどころのない噺ですな・・・。

四、桂九雀・・・・・「文七元結」
江戸落語らしい演目。最後はお久と文七が夫婦になるというハピーエンドですが、五十両ものの大金を碁盤の下に置いて忘れる文七に嫁いで、お久幸せになるんでしょうか・・末永く店は繁昌店になったとありますが心配ですな。

五、桂吉坊・・・・・「死神」
吉坊さんよろしいな。吉坊さんの死神、そんなに恐ろしくなくどこか可愛さがある。ふわっとした「死神」。独自のサゲで吉坊さんらしくを・・・。
よろしいな、吉坊さん。

六、桂春團治・・・・「夢の革財布」
これは「芝浜」ではありませんな。普段上方で聴く「夢の革財布」でもありませんな。主人公は魚屋ではなく、着物屋さん。改作して何を訴えたいのか・・まか不思議。これは、普段聞く、人情噺ではありませんな。
まさに「夢の革財布」でおましたな。

でも、これだけの落語会が無料。今回はお友達のご招待でしたが嬉しい限りです。

第15回・相愛寄席~大阪落語の腕力~
2024年11月2日(土)午後2:30開演
相愛ホール

一、笑福亭喬明・・・「金明竹」
二、桂かい枝・・・・「堪忍袋」
三、桂春雨・・・・・「にゅう」
四、桂九雀・・・・・「文七元結」
仲入り
五、桂吉坊・・・・・「死神」
六、桂春團治・・・・「夢の革財布」
三味線・・・佐々木千華








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第6回・北野田エンタメフェスティバル・落語会~2024.10.27

2024-10-27 17:17:17 | 落語

第6回・北野田エンタメフェスティバル・落語会~2024.10.27

12時過ぎから4部制の12人による落語会。長時間ですが、充実の楽しい落語にあっという間に5時半に。ほんま、この落語会毎年楽しみにしてまっせ。

一、桂雪鹿・・・・「延陽伯」
得意の携帯の呼び出し音で始まった雪鹿さん。工夫のあるサゲの「延陽伯」を。
二、笑福亭生寿・・「竹の水仙」
じっくりと語る「竹の水仙」。生寿さん、やはり師匠の生きな噺に近づいてきましたな。
三、笑福亭竹林・・「笠碁」
男の意地の張り合いをじっくり見せてくれる「笠碁」。心の機微だけで笑わすなんて、何て難しい噺なんでしょう。

【第2部】
一、桂八十助・・・「大安売り」
元気はつらつ、真正面からどんと突きかます正攻法の八十助さん。楽しみでおますな
二、桂笑金・・・・「栄螺閻魔」
なんとも、魔訶不思議な噺。新作はより落語家さんの個性がでますな。異色の落語家さんですか?笑金さん。

三、桂八十八・・・「くしゃみ講釈」
大好きな「くっしゃみ講釈」。八十八さん、独特のくっしゃみしながらの講談語り。この噺がでてくると、やはりもう冬ですな

【第3部】
一、露の瑞・・・・「時うどん」
瑞さん、ふたりで冷やかすのではなく、一人でうどん屋と絡む米朝一門型。でも、瑞さんのうどんの食べ方秀逸、お上手ですな、上方で一番では・・・。

二、露の眞・・・・「コンパ大作戦」作・桂あやめ
女がわちゃわちゃでてくる「コンパ大作戦」。可愛さよりも師匠都さんの匂いがするのはやはり一門ですな。

三、露の都・・・・「ハルちゃん」作・石山悦子
やはり、マクラも落語も秀逸。都さんワールド全開。この噺。都師匠当てこんんで作った落語だけに、無駄がなく笑いの渦がつきませんな。

【第4部】
一、桂小文三・・・「転失気」
こういうのが入ると、又前菜から始まる食事会のようによろしおますな。でも、いまの若手さんどなたも上手でおますな。

二、笑福亭呂好・・「天狗裁き」
本日の秀逸。まさに15年真打の落語。呂好さんの落語はどれも大好きですが。すぐさまもう一度聞きたい「天狗裁き」です。

三、桂文也・・・・「はてなの茶碗」
やはり大ベテランの味。じっくり語るだけで、落語の真髄、おもしろさが伝わってくる。もう少し文也さんの落語、聞きに走らんとあきませんな。


第6回・北野田エンタメフェスティバル・落語会
2024年10月27日(日)午後12:10開演
堺市立東文化会館3階

【第1部】
一、桂雪鹿・・・・「延陽伯」
二、笑福亭生寿・・「竹の水仙」
三、笑福亭竹林・・「笠碁」
【第2部】
一、桂八十助・・・「大安売り」
二、桂笑金・・・・「栄螺閻魔」
三、桂八十八・・・「くしゃみ講釈」
【第3部】
一、露の瑞・・・・「時うどん」
二、露の眞・・・・「コンパ大作戦」作・桂あやめ
三、露の都・・・・「ハルちゃん」作・石山悦子
【第4部】
一、桂小文三・・・「転失気」
二、笑福亭呂好・・「天狗裁き」
三、桂文也・・・・「はてなの茶碗」


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団四会・落語会~2024.10.05

2024-10-05 20:20:20 | 落語

団四会・落語会~2024.10.05

私の前の会社のグループ会社での重役さん。お互い落語好きで、今回の落語会にお誘いをいただく。この露の団四郎さんの会、もうかれこれ20年近くて、今回でこのは発表会兼ねての落語会50回目らしい。会員さんは16名で三週にわたって発表とか、お客様は80名の大入り満員、熱気ムンムンの会場でした。

皆さん芸達者で、各自個性ある余裕の高座。大いに感激と刺激を頂きました。
なにごとも・・継続は力なり・・私たちもじっくり落語に向かい合いたいと思います。

団四会・落語会
2024年10月5日(土)午後3:00開演
日の出ビル3階
一、遊人亭だん幸・・・・「牛ほめ」
二、遊人亭だん平・・・・「一眼国」
三、遊人亭だん蝶・・・・「平の陰」
中入り
四、遊人亭だん礼・・・・「有馬小便」
五、遊人亭だん宙・・・・「胴切り」
六、露の団四郎・・・・・「押し売り」





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岸高落語会・3~2024.08.24

2024-08-24 16:16:16 | 落語

岸高落語会・3~2024.08.24

なんとも楽しい、充実の岸和田高校の卒業生による記念落語会高高
演者さん四人とも岸高出身とは、普通校なのに凄いですね。

一、笑福亭たま・・・・「かご医者」

トップはたまさん、さすが余裕でドッカンドッカン、会場が温まっていくのがわかる。噺は「ちしゃ医者」のちしゃまでいかなくても、笑いタップリでおもしろい、演目で「かご医者」というのもあるみたい。噺もおもしろいところが膨らみつまらないところは削られ、どんどん進化していくんですな。

二、桂文昇・・・・・・「悋気の独楽」

この前の「猿後家」といい今回の「悋気の独楽」といい、文昇さん、文枝さんの十八番はやはりよろしおますな。滑稽噺よりはんなりが似合う文昇さん、「船弁慶」や「稽古屋」も是非聞いてみたいですな。

三、笑福亭笑音・・・・「へんてこ楽器」

初めて聞いた笑音さんの「へんてこ楽器」。お客様を楽しませるサービス精神は師匠の鶴笑さん譲り。音楽好きのごまめ、東京では「のだゆき」さんが好きで半追っかけでしたが、こちらでは笑音さん追っかけまっせ。

四、笑福亭松枝・・・・「莨の火」

そして、最後は松枝さんの「莨の火」。大金持ちの旦那が嫌味にならず、淡々とした大判ふるまいを見ていると、昔の金持ちさんの遊びは粋だったんですな。今の金持ちさんはせこいですな。近くの知事さんしかり。金は天下の回り物、上手に使って遊んで欲しいですな・・・・。

この「岸高落語会」五年ごとと言われてますが、このメンバーなら有料でもOK。二年の隔年ぐらいで開催して欲しいですな。

岸高落語会・3
2024年8月24日(土)午後2:00開演
府立岸和田高校・岸高ホール

一、笑福亭たま・・・・「ちしゃ医者」
二、桂文昇・・・・・・「悋気の独楽」
三、笑福亭笑音・・・・「へんてこ楽器」
四、笑福亭松枝・・・・「莨の火」





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トータル閲覧数300万回超え~2024.07.07

2024-07-08 09:10:11 | 落語

気が付けば、この「ごまめ~の~いちょかみ」のブログ、いつの間にかトータル閲覧数が300万越え、トータル訪問数が110万越えしてました、ありがたいことです。

最初は、2006年9月16日に「こけらおとし公演~天満天神繁昌亭」の落語の覚書からスタートしました。そして、2008年10月15日からは「本の少し」と本の感想も書き始め、2010年2月14日からは「ごまめの自家製」と食べた麺類をブログしてきました。

皆様の閲覧を励みに、毎日コツコツとブログしてまいりました、やはり継続は力なり、と多くの方に支えられた結果でございます。

これからも、ご贔屓くださいますよう、よろしくお願いいたします。

                        ごまめ
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第十六回・ぶんか寄席~2024.07.06

2024-07-06 16:16:16 | 落語
第十六回・ぶんか寄席~2024.07.06

良かったですな、充実の落語会。演者さんといい、演目といい、そして料金といい、良いことずくめ。文華さん年に一度と言わず、夏と冬の二回ほど開催お願いしたいですな。

一、笑福亭喬路・・・「平林」

さすが落ケン出身者、それも文華さんと同じ関学の落ケン。爽やかでありながら、しっかりと語れる実力派。松喬さんの四人目のお弟子さん、孫弟子も含めて楽しみな一門になってきましたな。

二、笑福亭喬介・・・「饅頭こわい」

兄弟子にあたる喬介さん。楽しい楽しい、喬介さん、落語全開。この頃よく出会う「饅頭こわい」。蓬莱の豚まん、大阪だけと言われてましたが、出張者の大阪みやげに、551の豚まん、好評らしくて、もはや関東までは浸透しかけてるんようです。でも、饅頭こわい聞くと、甘いものが食べたくなりますな。

三、笑福亭銀瓶・・・「紙入れ」

本日の秀逸。銀瓶さんが演じる女の色気。春蝶さんといい、この噺やはりシュとした優男がせんとあきませんな。でもつくづく女性の方が一枚も二枚も上手なのがようわかりますな・・・、ああ、こわぁ。

四、桂文華・・・・・「勘定板」

文華さん当初は「木津の勘助」しようかと思われたそうですが、今日のお客様の層を鑑みて、変更。噺は短いので。マクラ、小噺でつなぎますと「小噺集」をこれはこれで大層楽しおました。噺は何と「勘定板」、この噺を持って来られるとは・・・北野田のお客様・・・ですな。でも楽しい、楽しい、文華さんお「勘定板」でおました。

五、桂千朝・・・・・「佐々木裁き」

私の好きな千朝さん。あの独特の言い回しになぜハマってしまう。いつの間にか落語の世界にどっぷり浸ってしまう。ぼちぼち千朝さんお「地獄八景亡者戯」を聴いてみたいですな。

各自の十八番が並ぶと、やはり落語会が締まりますな。このぶんか寄席は必ず参加したいですな。次回も楽しみです。

第十六回・ぶんか寄席
2024年7月6日(土)午後2:00開演
堺市東文化会館・5階・メインホール

一、笑福亭喬路・・・「平林」
二、笑福亭喬介・・・「饅頭こわい」
三、笑福亭銀瓶・・・「紙入れ」
四、桂文華・・・・・「勘定板」
五、桂千朝・・・・・「佐々木裁き」





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第30回定期発表会・素人寄席・天満天神の会~2024.06.08

2024-06-08 10:10:10 | 落語
第30回定期発表会・素人寄席・天満天神の会~2024.06.08

今日は落語仲間の、天神亭神山さんが長年やっておられる落語会に出られるので、大阪の中崎町まで出かける。

会の発足が2007年なんと17年の老舗落語倶楽部。今日の六人の方は年季の入った俗言う玄人はだしの噺家さん。それぞれ、個性があって羨ましい限りです。「天満天神の会」は15年以上のまさに真打さんの登場。

私たちの「笑泉会」は発足して半年。お稽古始めてからはまだ三年。丁度年季明けしたばかりヒヨコというのがようわかりました。でも年四回ずつの「わくわく寄席」と「ゆいゆい寄席」で大いに会員の腕を磨きたいものです。

それと天神繁昌亭での落語講座の際、講師された桂米左師匠が楽屋をひょっこりと覗かれておられました。良きつながりが窺え知れます。

皆さんの熱演の高座に接し、上には上がかぎりなくあると、思い知らされた良き一日でおました。

第30回定期発表会・素人寄席・天満天神の会
2024年6月8日(土)午後1:00開演
中崎町ホール
【第一部】
一、天神亭蝶九・・・・「親子酒」
二、大川亭飄々・・・・「悋気の独楽」
三、天満家樽斗・・・・「ねずみ穴」
【第二部】
一、天神亭神山・・・・「野崎詣り」
二、天神亭つき日・・・「星野屋」
三、天満家真念・・・・「抜け雀」











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笑福亭純瓶の落語教室・2~2024.05.02

2024-05-02 12:12:12 | 落語
笑福亭純瓶の落語教室・2~2024.05.02

今日からは本来新しいネタの「野ざらし」のお稽古がはじまるのですが、三年前から始めた落語の蔵出しをしたくてその第一弾「青菜」を純瓶さんにお願いして見て頂きました。

生徒さんは、私を入れて四名。そのうち落語経験者は三名。
私の他の二名さんの高座名とお稽古の演目は、・笑う亭はぎちゃん「延陽伯」・呑呑亭酒楽「転宅」・です。なかなか達者な語り口です。

笑福亭純瓶の落語教室~グランドホール 落研部
2024年5月2日(木)午前10:00~12:00
岸和田グランドホール






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船場寄席~2024年3月30日午後2:00開演

2024-03-30 16:16:16 | 落語
船場寄席~2024年3月30日

一、シンデレラ・エキスプレス・「漫才」

最初に登場は、主催者でもあるシンデレラ・エキスプレスさん。打ちあわせないような世間話をしながら、最後はちょいとネタある話に。しゃべくり漫才のお手本みたいな漫才。いまコンビ別れする漫才師さんも多い中、楽屋も舞台も好きなことをしゃべって様になる。やはり、長年のコンビの信頼関係の賜物ですな。安心の高座。

二、笑福亭風喬・・・・・「相撲場風景」

得意の朝ドラ出演のマクラから。笑福亭の十八番、「相撲場風景」に。途中携帯が鳴るが、「もう終わるから。あとしばらくの辛抱やで」と噺の中に組み入れながらの落語。これも安定の風喬さんの「相撲場風景」でおました。

三、紅友美・・・・・・・「七色三味線」

ドイツ公演帰りの虹さん。都都逸に年寄り向けの座ったままの体操、そして最後は太棹での津軽三味線。柔から剛まで幅広くご披露・・・久しぶりの出会いでしたが、昔と変わらないかわいいお声でおましたで。

四、ビックリツカサ・・・・「マジック」

ビックリ、ビックリ、ツカサ、さんの登場。丁度ツカサさんにはやり易い大きさの会場とやり易い馴染みのお客さんばかり。「ビックリ、ビックリ、ツカサ」のお声聞いているだけで、どれだけツカサさんの舞台観ておられるか・・・。阿吽の呼吸が見える、船場寄席のツカサさんのマジックでおました。

五、酒井とおる・・・・・・・・「漫談」

くにおさんが亡くなられて、ピンでの舞台。でもお二人やっておられた漫才のとおるさんの台詞をつなげておられるだけで漫談になっている。でも、その三妙な間に「とお~る、ちゃん」というくにおさんの掛け声が聞こえそうです。
出てきて一歩も動いてないというギャグは言いたいし。マイクには正面に立たんとあかんし。立ち位置一つ決めるにもこれから試行錯誤ですな。
でも、一人しゃべりでも、あの懐かしいくにお・とおるが聴けるとはお客にとっては幸せでっせ。

六、林家染二・・・・・・・「いらち俥」

松竹の匂いのする中に吉本の染二さん。師匠の染丸さんがくにお・とおる師匠と仲が良かったのでと・・・。学校寄席での生徒さんをマクラにたっぷりと喋ってから、「いらち俥」へと。でもベテランになっても、あの大きな声は凄いですな。
私も、落語するときは初心の「大きな声」で忘れずに、どんな会場でも一番後ろの方が聞こえる、その120%の声で喋る。これだけは、ごまめの芸風にしたいですな。


船場寄席
2024年3月30日(土)午後2:00開演
船場センタービル・SEMBA10プレ~ス

一、シンデレラ・エキスプレス・「漫才」
二、笑福亭風喬・・・・・「相撲場風景」
三、紅友美・・・・・・・「七色三味線」
四、ビックリツカサ・・・・「マジック」
五、酒井とおる・・・・・・・・「漫談」
六、林家染二・・・・・・・「いらち俥」





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噺家五十年 露の都十八番・二日目~2024.03.02

2024-03-02 16:16:16 | 落語

噺家五十年 露の都十八番・二日目~2024.03.02


一、露の都・・・・・「陰膳」

石山悦子さんの作、占いに関わった噺。まさに都さんを当て込んで作ったような噺。「白いごはんに、赤飯に、京阪乗る人、おけーはん」このフレーズ帰り道でズット流れていました。「ハルちゃん」といい、この「陰膳」といい、石山悦子さんとのタックル、まさに都さんワールド全開で、名コンビですな。

二、露の陽照・・・・「動物園」

都一門の末っ子の六番弟子。それなりの人生のベテランらしく、一門では一番落ち着いているか。動物園の虎もどこかお上品。それからすると師匠都さんのパワーはお歳以上のターボつきですな。

三、露の都・・・・・「堪忍袋」

このあたりの噺になると、安心して聴けるほんま都さんの十八番の「堪忍袋」。やはり、どこかに女性が登場する噺は、しっくりとくる。
でも、一日三席、六日間の十八席、十八番(おはこ)とは、やはりその挑戦、意気込みだけでもすごいですよね。1974年3月3日に入門、まさに噺家50年なんですね・・・入門したての宣材写真、かわいいです。

四、笑福亭鶴瓶・・・「二人癖」

「妾馬」しようと思ったら、「兄さん、最終日に私するんやで」と、断られて。まあ、あれだけたっぷりマクラ話してもいいんならと、都噺に対抗して鶴瓶噺をたっぷりと・・・。
噺は「二人癖」、鶴瓶さんの「二人癖」はじめてですな。まあどっか似ている、ご両人でおますな。

五、露の都・・・・「文七元結」

人情噺のお涙頂戴が、都さんに掛かると爆笑噺に。少しぐらい話が飛ぼうと、風船のごとく自由気ままに戻ってくる。やはり凄いですな。そして、それを温かく見守る都さんのファンさん、まさに親衛隊ですな。後ろから客席を見ていると、都さんバリの女の方でいっぱい、凄いおば様パワー感じましたな。

噺家五十年 露の都十八番・二日目
2024年3月2日(土)午後1:30開演
中之島会館

一、露の都・・・・・「陰膳」(石山悦子・作)
二、露の陽照・・・・「動物園」
三、露の都・・・・・「堪忍袋」
四、笑福亭鶴瓶・・・「二人癖」
中入り
五、露の都・・・・「文七元結」





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第四回・大阪落語祭・初日~2023.02.09

2024-02-09 21:21:21 | 落語

第四回・大阪落語祭・初日~2023.02.09

大阪落語会の初日公演に、めったに行かないグランド花月へ。
大箱で決して落語を聞く環境ではないですが、普段とは違ったお客様で満員。

一、笑福亭鉄瓶・・・「時うどん」

さすが、現役バリバリの油の乗り切った鉄瓶さんの高座。今迄聞いた「時うどん」でうどんの食べ具合のリアルさは最高の上手さ。この上手さは、美味さにつながり、聴きなれた落語でもグッと引き締める。実を言うと、鉄瓶さん本日一の秀逸の高座でおましたで。

二、笑福亭松喬・・・「花色木綿」


初めてのななんばグランド花月での高座と。松竹所属だけに、吉本の舞台はまるっきりアウェイ状態、圧倒されています・・と。落語は得意の泥棒ネタで、昨今お弟子さんの喬龍さんで立て続けに聞いている「花色木綿」。
でもシュッとしている喬龍さんより、師匠の松喬さん、泥棒は数段お似合いですな。

三、桂文珍・・・・・「落語記念日」

漫談ともいえる、落語についての蘊蓄を散りばめた文珍さんらしい噺。花月の普段あまり落語に触れることがない花月のお客様にはぴったりかもしれませんが、大阪落語祭り。落語ファンには少しさびしい内容。どの客に充ててするかは落語の難しいところえすな。
オチで「九月十二日は落語記念日です」と、因みに本家本元の俵万智さんの短歌は
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日  です。

四、福團治、文枝、八方、文珍、南光、仁智、米團治、八光・・・「口上」
ずらりと並んでの口上、司会の八光さん除けると、平均78歳、まさに後期高齢者の集まりですな。ボケてても間合いが伸びても、それが味だと、良いお仕事ですな。いつまでも皆さんお元気で・・最後に大阪締めで締めを。

五、桂南光・・・・・「南光闘病日記」

後の文枝さんが創作と決まってるので、ここは大阪らしい古典をお願いしたかったのに、ダラダラの「闘病日記」。流石に話術の名人揃いながら、三本も続くとあきますな。闘病から「義眼」ぐらいかと最後まで期待していたのに、吉本の圧に押されてるんでしょうか、がっかりでおました。

六、桂文枝・・・・・「宿題」

最後は、文枝さんの創作の中でも今では多くの人が手がける「宿題」。カツレツがとんかつになったように、本家本元が最高に良いという訳ではないですよね。でも、数学の問題ってほんとよく読むと矛盾だらけですよね。
原作者としてのこの噺、20年前の文枝さんの60歳の時の作品。一番油の乗っていた時なんでしょうな・・・。

12日は、文楽劇場で、鶴二さんと談春さんの東西対決、楽しみでおます。

第四回・大阪落語祭・
~初日なんばグランド花月公演~
2024年2月9日(金)午後7:00開演

一、笑福亭鉄瓶・・・「時うどん」
二、笑福亭松喬・・・「花色木綿」
三、桂文珍・・・・・「落語記念日」
仲入
四、福團治、文枝、八方、文珍、南光、仁智、米團治、八光・・・「口上」
五、桂南光・・・・・「南光闘病日記」
六、桂文枝・・・・・「宿題」





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2024年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ~gomame339

2024-01-01 10:10:10 | 落語

2024年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ

今年は「笑泉会」の「わくわく寄席」と「出前一丁落語会」が開催出来ますように・・・福を来るように笑いを振りまきたいとおもいます。

そして、落語は天王寺、難波まで足を伸ばして「ハルカス寄席」「鰻谷寄席」も月一回は通いたいですな。

幾つ何十になっても、皆さんの“ごまめ”でいたいと、
今年も「ごまめのうた」歌詞を掲載させて頂きます。

    ごまめのうた
             島田陽子
  いつかて いっしょに あそびたい
  にいちゃんたちに ついてくねん
  さっさとしいや ほっとくで
  しかられたって へいきやねん
  ごまめで いれてくれるねん
    ごまめ ごまめ うれしいごまめ
    ちいさい子かて なかまやねん

  いつかて いっしょに あそびたい
  にいちゃんたちは おこらへん
  とっととしたかて おそいのン
  しゃあないいうて まってるねん
  ごまめやさかい かまへんねん
    ごまめ ごまめ うれしいごまめ
     ちいさい子かて なかまやねん
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第5回北野田エンタメフェスティバル落語会~2023.10.21

2023-10-21 21:21:21 | 落語

第5回北野田エンタメフェスティバル落語会~2023.10.21

今日は、年に一度の北野田野エンタメフェスティバル落語会。
12時過ぎから5時半までの間に中入り三回あるといえども、5時間半の長丁場、おおいに楽しませてもらいましたが、やはり少々疲れましたな・・・。

一、桂りょうば・・・「普請ほめ」
コンパクトにまとめながら、きっちとした米朝落語。でも、髄所に垣間見れる枝雀さんにニンマリ。

二、林家染八・・・・「地蔵の散髪」
このレアな噺。よろしいなこんな噺持ってると、どんnあ落語会でも重宝、ネタといい恐いもの知らずですな。

三、桂三歩・・・・・「仲直り」三枝作
これは、師匠三枝さんの創作。でm、現代版「笠碁」かな、仲の良い友がバンカーで使った手のサンドウェッジでケンカ。閻魔さんのとこまで引きずっていく。でも昔から言う、喧嘩するほど仲が良い。のええ噺ですな。

二部:13:30~14:30
一、露の棗・・・・・「動物園」
愛子さん似の棗さん。ちょっと太目で虎の皮を着るのが苦しそうなのは愛嬌ですか。でもキモの虎の動き、もっと見せて欲しかったですな。

二、笑福亭由瓶・・・「癪の合薬」
熱演も熱演、汗たっぷりの由瓶さんのこの「癪の合薬」いつの間にやら十八番のになりましたな。

三、桂勢朝・・・・・「永田町商店街懐メロ歌合戦」
これも十八番の勢朝さんの「永田町商店街懐メロ歌合戦」。安倍さんや麻生さんに河野さんはもちろん、今の岸田さんにビックモーター迄登場。やはり時事ネタをほり込める鉄板の落語ですな。


三部:15:10~16:10
一、露の瑞・・・・・「ちりとてちん」
「北野田から来たのだ」、の瑞さん。フランス風の「チリ・トテティン」に瑞さんらしい若さが満開。この冬は食べ物シリーズで「ふぐ鍋」など見てみたいですな。

二、桂米紫・・・・・「堺飛脚」
これも、よろしいな。北野田でこんなレアな噺が聴けるなんてラッキー。
一つ目小僧に唐笠小僧、高入道、のっぺらぼう、これって昔のおばけのオールスターなんですな。でもどこか童話っぽくってかわいい噺ですな。米紫さん「明石飛脚」に続いての飛脚シリーズですな。あと「紀州飛脚」というのがあるらしいですが、これは艶笑落語で聴く機会はなさそうでおます。

三、笑福亭遊喬・・・「餅屋問答」
お目当ての遊喬さん。どっしりとした笑福亭らしい「餅屋問答」。やはり、筋立てで聴かせる落語、じっくりほっこりと安心してきけますな

四部:16:30~17:30
一、桂三実・・・・・「あの人どこ行くの?」
これも三実さんの十八番「あの人どこ行くの」。日頃の人間観察から湧き出た一席。でも今の若手さんの感性すごいですよね。でも、それを幼い子供二人に語らせるとはそこが素敵ですよね・・・。

二、桂春之輔・・・・「お玉牛」
失礼ながら、一皮むけた春之輔さんに出会う。以前の壱之輔さんとは違って、師匠を飛び越えて大師匠の三代目春団治さんお口跡がちらほら。言葉汚いがどこか上品さがある三代目、春之輔さんの落語、注目でおます。

三、笑福亭竹林・・・「いらちの愛宕参り」
最高、竹林さんの「いらちの愛宕参り」。後半の寅公を風呂に連れて行ってからはいらちぶりが爆発、大爆笑編に。噺って、色んな味付けでドンドン進化するんですな。
もう今から、来年の「北野田エンタメフェスティバル落語会」、楽しみでおます。


第5回北野田エンタメフェスティバル落語会
2023年10月21日(土)
堺市東文化会館3階

一部:12:10~13:10
一、桂りょうば・・・「普請ほめ」
二、林家染八・・・・「地蔵の散髪」
三、桂三歩・・・・・「仲直り」三枝作

二部:13:30~14:30
一、露の棗・・・・・「動物園」
二、笑福亭由瓶・・・「癪の合薬」
三、桂勢朝・・・・・「永田町商店街懐メロ歌合戦」

三部:15:10~16:10
一、露の瑞・・・・・「ちりとてちん」
二、桂米紫・・・・・「堺飛脚」
三、笑福亭遊喬・・・「餅屋問答」

四部:16:30~17:30
一、桂三実・・・・・「あの人どこ行くの?」
二、桂春之輔・・・・「お玉牛」
三、笑福亭竹林・・・「いらちの愛宕参り」




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朝から特濃6~2023.08.11

2023-08-11 09:09:09 | 落語

朝から特濃6~2023.08.11

今日は朝から繁昌亭へ、電車が空いてると思ったら世間様は祝日そして盆休みが始まってるらしい。私は毎日がお休みみたいなもんですから、曜日の感覚はあっても祝日はあまり関知してないですな。
 
一、桂文鹿・・・・・「さわやか勝負パンツ」
当初トリだったようですが、ほかの仕事があったようで朝一番の登場。ほぼ80%事実に基づいたお噺とか。得意のインドでのバスで出会った日本の一人の女性旅行者がお腹の調子が悪くて悪戦苦闘。でも海外旅行では、水道水は飲むな、生野菜は食べるな、かき氷も食べるな、とはよく言われましたが・・台湾や韓国での屋台や縁日では一切口にすることもなく、それはもう味気ないもんでおました。さっさと足早で降りた文鹿さんの「さわやか勝負パンツ」でおました。
 
ニ、桂かい枝・・・・「ハル子とカズ子」
これまた、時間を意識しての手短で、得意の「ハル子とカズ子」さん。まあ、皆さん朝は弱いらしくて、さらっとしたした高座。これまでの二席、中身は別にして話っぷりは特濃ではなく淡麗な落語を・・。
 
三、露の紫 ・・・・「雪の旅笠」
ようやく、夏らしく怪談話を。露のと言えば大師匠の得意の噺。お寺の本堂でロウソクの灯りで聴く怪談噺、さぞ怖いでしょうな、こわがりの私には無理でおますが。
 
四、笑福亭松喬・・・「親子酒」
うどん屋に絡むところはなく、親父さんが息子との「アルコールを絶つ」との約束を破って飲み始める。でも、今日は日本酒ではなくビール、夏バージョン何でしょうか。冬になれば熱燗にでもなるんでしょうか。季節によって気ままに飲むもの替えれるとは落語家さんご器用でございますな
 
仲入り
 
五、桂三象・・・・・「大 大阪辞典」(作・三枝)
あれ、支度にとおっしゃてたので「三象踊り」かと思っていたら、普通の高座姿で、師匠の創作「大、大阪辞典」を・・・。でも、三象さん、どこか訛りがあるのか大阪人と言いながらどこかニュアンスがおかしい。 どこともなくおかしみがわいてくる三象さんの落語でおました。
 
六、笑福亭喬介・・・「饅頭怖い」
大トリの喬介さん、演目は「饅頭怖い」。東京の小屋へ行くと皆さん15分ずつぐらいで二つ目も真打も次々出てきて疾風のごときの高座の連続なんですが、トリ、主任の方の落語はみっちりと長講落語を。いつも、最後のこれが見れただけでも良かったと、満足で亭席をあとにするんですが・・・。
そう思うと、大トリって大変ですな。
 
贅沢いうと「算段の平兵衛」か「ねずみ」「立ち切り」あたり聴きたかったですな。まあ、聴きたければ独演会、来いでおますか。「厩火事」「崇徳院」も早く聞いてみたいでおます。

 

朝から特濃6

2023年8月11日(祝・金)午前10:00開演

天満天神繁昌亭

一、桂文鹿・・・・・「さわやか勝負パンツ」
ニ、桂かい枝・・・・「ハル子とカズ子」
三、露の紫 ・・・・「雪の旅笠」 
四、笑福亭松喬・・・「親子酒」
仲入り 
五、桂三象・・・・・「大 大阪辞典」(作・三枝) 
六、笑福亭喬介・・・「饅頭怖い」
 
 
 
 
 
 
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第24回・かわむこう寄席~2023.07.08

2023-07-08 10:10:10 | 落語

第24回・かわむこう寄席~2023.07.08

今日は、桜亭不二子さんをお目当てに、紀ノ川越えて和歌山に・・・。皆さん、お疲れ様でした。良い落語を聞かせていただきありがとうございました。

素晴らしい落語、皆さん芸達者、そして笑顔が素敵な落語家さん。ネタおろしも久しぶりの蔵出しもあると言いながら、どなたも個性豊かで、どの演目も十八番と言えるようなニンにあった落語ばかり。長くに渡って自主公演を開催されていて、歴史と実力のある「紀の会」さんですな。

声は大きく、元気があって、お客様に楽しんでいただこう、そしてご自分も楽しんでおられる。この楽しさが一番ですな。私も落語を初めて三年目に突入、まずは、今日の素人と言いながらのベテランさんの落語に接して、「声は大きく、元気をもって、楽しむ」の初心忘れべからずでおますな。

第24回・かわむこう寄席

2023年7月8日(土)午後2:00開演

和歌山市・河北コミュニティセンター

一、おひさま亭にっこり・「金明竹」

二、美山はな福・・・「野ざらし」

三、笑泉亭讃吉・・・「竹の水仙」

四、鶴亭和尚・・・・「転失気」

五、桜亭不二子・・・「遺言」

六、星家するめ・・・「植木屋娘」

①、和歌山市河北コミュニティセンター
②、可愛いイラスト・かわむかい寄席
③、女性陣・左から、はな福さん、不二子さん、にっこりさん
④、仲入りのお二人、讃吉さんとはな福さん
⑤、男性陣、左から、和尚さん、するめさん、讃吉さん
⑥、第24回・かわむこう寄席~2023.07.08


①、和歌山市河北コミュニティセンター
②、可愛いイラスト・かわむかい寄席
③、女性陣・左から、はな福さん、不二子さん、にっこりさん
④、仲入りのお二人、讃吉さんとはな福さん
⑤、男性陣、左から、和尚さん、するめさん、讃吉さん
⑥、かわむこう寄席のネタ帳・味のある寄席文字
⑦、第24回・かわむこう寄席


コメント (2)
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