ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

江戸落語図鑑~飯田泰子

2017-02-28 04:05:06 | 本の少し
江戸落語図鑑 ー落語国のいとなみー
クリエーター情報なし
芙蓉書房出版

☆☆☆

図鑑と銘打ってますが、正統派ではありませんと、
一番最初に断りが、・・・・どの噺からでもでも気楽に読める落語本。

江戸の暮らし、その当時の暮しが垣間見れる楽しい構成に。

噺の分類がおもしろいので、ここに・・・・

仕事の現場を
【出商い】時そば、唐茄子屋政談、芝浜、井戸の茶碗
【商屋】百年目、質屋蔵、百川
【道具屋】火焔太鼓、茶金、金明竹
【交通】船徳、巌流島、蔵前駕籠(住吉駕籠)
【養生】代脈、夏の医者、按摩の炬燵
【遊郭】三枚起請、品川心中、愛宕山、つるつる
【職人】竹の水仙、三井の大黒、ねずみ、火事息子、厩火事
遊びを
【芝居】蛙茶番
【芸事】寝床、茶の湯、笠碁
【賭け事】富久、へっつい幽霊
【色事】錦の袈裟、幾代餅
【道中】大山詣り、鰍沢、長者番付、三十石
暮らしでは
【祝儀不祝儀】鮑のし、たらちね、天災、らくだ
【裁き】大工裁き、三方一両損
【行事・歳時記】御慶、かつぎや、花見の仇討、たがや、汲みたて、厄払い、掛取万歳

が載って入るんですが

あと足すとすれば
【長屋】貧乏花見、宿替え、青菜、船弁慶、遊山船、近日息子、不動坊
【泥棒】花色木綿、おごろもち盗人、書割盗人、転宅、月に群雲
【商屋】帯久、、片棒、
【若旦那】たち切れ線香、千両みかん、崇徳院
【御寮はん】猿後家、悋気の独楽、禍は下、
【丁稚】平林、月並丁稚、正月丁稚、隣の桜、鬼の面
【茶屋】親子茶屋、けんげしゃ茶屋、坊主茶屋、辻占茶屋、
【芝居】蛸芝居、質屋芝居、蔵丁稚、七段目、中村仲蔵
【義太夫】動乱の幸助、猫の忠信、お文さん

あと、旅ネタ、お寺さん食べ物、そして酒へと続くんですな・・・・。

ほんま、広範囲に渡って、噺って創られてますな・・・。




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平成28年度咲くやこの花賞 贈呈式

2017-02-27 10:41:15 | 本の少し

平成28年度・第34回咲くやこの花賞 贈呈式

会社のY氏と終業後、タクシーを飛ばして公会堂へ。
ギリギリだったが、前の方の席が空いており、着席。

司会は羽川英樹さん、
口ぶりから毎年この賞の贈呈式の司会をされているようで。

贈呈にあたり、吉村洋文市長の挨拶。
初めて直接、目にしたが、府知事とかとは違って好感度。
若さがあるといのは、溌剌として、よいもんですな。


一、大崎のぶゆき(現代美術)〈美術部門〉

まずは、現代美術。

解りませんな、下々の者には理解できませんな。

絵でも写真でも仏像でも、また見たくなるもの、
その場で心癒されるもの。

芸術という言葉で、惑わし、こねくり回して難しくしているような。
オリジナルという世界と、不変の世界との融合性。

最後は、自分にとって、好きか嫌いか、好むか好まぬか。

芸術とは、難しいものですな。

二、高田泰治 (鍵盤奏者)〈音楽部門〉

ようやく、プロジェクターでの説明が終わり、
チェンバロが舞台に運びこまれる、案外小さめ・・・。

演奏者の高田氏も小柄で、チェンバロのごとく華奢で控えめ。

お披露目の演奏曲は、バッハから三曲。
聴きなれた曲だが、曲目は・・・・・「ゴルトベルク変奏曲」か。

今のピアノがピアノフォルテといい、弦を叩いて強弱の音がでるのですが、
チェンバロ、弦を引っ掻くので、音は一定の音量で単調

でも、ルネッサンスの優雅に中之島の公会堂に響く。

受賞、おめでとうございます。

三、吉田蓑紫郎 (文楽人形遣い)〈演劇・舞踏部門〉

最近、興味のある文楽界から、人形遣いの吉田蓑紫郎さんお人形と一緒に登場。

人形遣いは三人で遣うのですが、
足遣い15年、左遣い15年、ようやく主遣いへ、30年でっせ。

足遣いしながら、左遣いの所作を盗む、左遣いしながら主遣いの所作を盗む、
いつ、なんどき、「左、遣ってみい」とお声かかるか、常に準備。

普段は、腰から下は見えぬのに、今日はすべてを晒しての遣い。

失礼ながら、文楽のパンプレット見ると、
蓑紫郎さん、下から一割満たない位置づけ、先輩たちの多い中で、
まだまだ、修行は続きますな・・・・・・。

受賞、おめでとうございます。

四、門井慶喜 (作家)〈文芸部門〉

門井さん、作家さん、出身は宇都宮ですが、同志社大学卒。

大阪の古建築物の歴史も取り上げ、
この“咲くやこのはな賞”を受賞するぐらいですから、
活躍拠点は、今は大阪なんでしょうか・・・・。

興味ある作品
「家康、江戸を建てる」
「屋根をかける人」
「ぼくらの近代建築デラックス」

お話し聞いていると、興味津々、是非一冊読んでみようと・・・。

追伸、早速図書館で「家康、江戸を建てる」、借りました。

受賞、おめでとうございます。

五、桂佐ん吉 (落語)〈大衆芸能部門〉

さて、お待ちかね、お目当ての、佐ん吉さん登場。

高座を組まれて、一席、「手水廻し」、上手いな。
話を割愛しながらも、きっちりと聴かせる・・・風格のある、良い落語。

受賞、誠におめでとうございます。


ゲスト、片岡リサ・(琴)

そして、ゲストに、平成23年度咲くやこの花賞受賞された、片岡リサさん。

お琴の奏者なんですが、お喋りの達者なこと、お琴が持ち運びできるなら
繁昌亭の舞台に色物(失礼か)で十分活躍できそう。

演奏の曲目は、
片岡リサ・作曲 「Canton Road」
宮城道雄・作曲 「三つの遊び」から「汽車(ポッポ)」
越谷達之介・作曲、石川啄木・作詞 「初恋」

なかなか、エネルギシュな演奏、よろしおましたで・・・・。


平成28年度・第34回咲くやこの花賞 贈呈式
2017年2月27日(月)午後6:30開演
大阪市中央公会堂1階大集会室

一、大崎のぶゆき(現代美術)
二、高田泰治 (鍵盤奏者)
三、吉田蓑紫郎 (文楽人形遣い)
四、門井慶喜 (作家)
五、桂佐ん吉 (落語)

ゲスト、片岡リサ・(琴)
司会・・・羽川英樹







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いずみ山愛新鮮寄席~桂文枝一門

2017-02-26 22:11:03 | 落語



和泉市南部リージョンセンター


観やすい会場、100人のお席に七分のお客様。

最初に三幸さんがでてきて、後の三人も含めて紹介。

前回も来られた方はと、ほぼ半数の方が手をあげられて、
今日落語を聞くのが初めての方は・・・ほぼ二割の方が。

ホッとしたような、複雑な表情。

吉本若手、イケメン揃いのメンバーとか・・・・・?。

まあ、落語はオモシロければ良いんですが・・・・。


一、桂三実・・・・・・・・「お忘れ物承り所」

師匠の三枝さんの作、他の人でよく聞く噺だが、
こんなに難しい噺だったとは・・・・。

三枝さんの良さは、現代語であって、言葉のおもしろさよりも
話し相手との間のおもしろさ、・・・それだけにそこを踏みはずすと
単に一般人が会話しているだけ・・・・・・。

笑いの少ない、皆目、笑いのない、話に・・・・。

何か、笑いに、お忘れものはないでしょうか・・・・。


二、桂三語・・・・・・・・「ちりとてちん」

元気さいっぱい。

声は大きいが、割れていて聞き辛い、・・・・うるさいだけ。

何か、選挙カーが家の前に止まってがなっているような、
「静かにして・・・・横で、うちの嫁さん、寝てまんねん」と言いたくなる、
ような街宣いや、落語。 ネタは「ちりとてちん」。

三、TASUKU・・・・・「マジック」

これまた、音楽の音の大きいこと・・・うるさい。
マイクテスト、音量テスト、されてるんでしょうか。

屋外の盆踊り会場じゃあるまいし、・・・音が大きすぎて
肝心のTASUKUさんが喋っていることも聞こえず。

マジックは大掛かりの仕掛けで見ごたえはあるんですが、
あとでプロフィールをみると、三枝さんのお弟子さん。

落語家希望であれば、ゼンジー北京さんや、アダチ龍光さん。
今の方だったら、桂朝太郎さんや、マギー司郎さんや審司さん。

しゃべくり6割、マジック4割、でも、色物としては良いのでは、
マジックが本格的なだけに、もったいない、TASUKUさんでおました。


四、桂三幸・・・・・・・・「涙をこらえてカラオケを」

トリノ三幸さん。

「立候補」とか、「くもんもん式学習塾」とか聞いて楽しい師匠のネタを
披露してくれていた、三幸さん。

本日の「涙をこらえてカラオケを」は、親父と息子の嫁との会話で笑いを
・・・・ここで、しこたま、笑いをためておかなければ、
あとは、カラオケの宴会場、状態。

歌の上手さもいるし、笑いも取らんといかんし、
師匠の噺、簡単そうで、難しおますな・・・・・・・・・・。

昨日の、南天さんの会とは、うって変わって、
笑いの少ない落語会・・・・・初めての落語が今回だったとは・・・・・。


次回は、八方一門の会。
期待してまっせ・・・・・・・・。

いずみ山愛新鮮寄席~桂文枝一門
2017年2月26日(日)午後2:00開演
和泉市南部リージョンセンター

一、桂三実・・・・・・・・「お忘れ物承り所」
二、桂三語・・・・・・・・「ちりとてちん」
三、TASUKU・・・・・「マジック」
四、桂三幸・・・・・・・・「涙をこらえてカラオケを」





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岡町南天の会~(2017・2・25)

2017-02-25 22:51:15 | 落語

岡町南天の会・南天さん直筆のプログラム。

今日は、嫁さんと、大好きな南天さんの会へ。


一、月亭天使・・・・・・・・・「犬の目」

久し振りの天使さん。

前聴いたのが、4年前、その間どれだけの回数高座に上がられたことか、
失礼ながら、うまくなられましたな・・・。

犬の目、素直に語るだけで、十分笑いのある落語に・・・・。

女性落語家というのを忘れて、噺の世界に誘ってくれる天使さん。
早く、他の噺も聴きたくなっています。


二、桂南天・・・・・・・・・・・「いらちの愛宕詣り」

マクラをたっぷり。・・・・最近、腹のたったことシリーズ。
まずは、某てんふら屋・・・・・、食べ放題の明太子でイライラ。

噺は、ネタおろししてまだ、2、3回目だという「いらちの愛宕詣り」。

狂気の世界、落語はこうでなくては、良いですな、喜六。

おちょこちょいで、それでいて本人はゆったりと構えてる。
憎めませんな・・・。

南天さんの落語、最高、・・・岸和田からJR、地下鉄、阪急、と
乗り継いで来ただけの値打ちありまっせ・・・・。

三、桂文三・・・・・・・・・・・「稽古屋」

続いてよろしいな、文三さんの落語。

あわよくば連のガサツな男。

この男も憎めませんな、格子は折るは、小便かかった草履は火鉢で乾かすは、
女生徒の焼き芋は喰うは、・・・女にモテたい一心の五目習いですが
この一二三さん、このあともこの稽古屋の人気者になってるのに間違いなし。

でも、文三さんの笑い声と笑い顔、よろしおますな。

四、桂南天・・・・・・・・・・・「桜の宮」

これも稽古屋続きの噺、稽古屋の連中が花見で何か趣向をと
一芝居を準備するが・・・・そこで事件が。

事件と言えば、途中登場人物の名前を忘れそうになり、
舞台の上で確認、そして台本を読むところでは、
手拭を忘れているのに気づき、
舞台を降りて取りに帰る一幕が・・・・・。

「いらち・・・・」は、ネタおろしで緊張もあり、
それが程よく、作用して、テンションアップしていたが、

余裕が、逆に禍して、ポカをするんですな。

それもこれも、すべて、南天さん・・・・好きでおます。


次の、岡町南天さんの会、は、4月9日。
早速、宝塚の兄貴と姉さんの分も一緒に、4人で申しこみしましたで。


岡町南天の会
2017年2月25日(土)午後3:00開演
豊中市立伝統芸能館

一、月亭天使・・・・・・・・・「犬の目」
二、桂南天・・・・・・・・・・・「いらちの愛宕詣り」
三、桂文三・・・・・・・・・・・「稽古屋」
四、桂南天・・・・・・・・・・・「桜の宮」
三味線・・・・・・・・・・・・・・佐々木千華



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役者は下手なほうがいい~竹中直人

2017-02-23 04:05:06 | 本の少し
役者は下手なほうがいい (NHK出版新書 504)
クリエーター情報なし
NHK出版

☆☆☆

竹中直人さん、コメディアンと思いきや、正真正銘の俳優さん、
それにも増して、映画監督さん。

既に、7作の作品を世に出しているとは、認識不足でした。

覚えのために、列挙しておきますと、

「無能の人」(1991年)・風吹ジュン、原田芳雄、泉谷しげる、久我美子
「119」(1994年)・鈴木京香、赤井英和、塚本晋也、温水洋一、浅野忠信
「東京日和」(1997年)・中山美穂、松たか子、温水洋一、周防正行、荒木経惟
「連弾」(2001年)・天海佑希、及川光博、北村一輝、片桐はいり
「サヨナラCOLOR」(2005年)・原田知世、段田安則、大谷直子、中島唱子
「山形スクリーム」(2009年)・成海璃子、桐谷美玲、波瑠、マイコ
「自縄自縛の私」(2013年)・平田薫、安藤政信、津田寛治

最後の「自縄自縛の私」はデジタル撮影なんですが、終わってみて
「35ミリのフィルムの時代はもう終わったんだな・・・・。」と、
「ぼくの日本映画は終わってしまった」そういえば、
そのあとは、映画監督はされて無いんですよね・・・。

風吹ジュンさんと、大谷直子さんは、大好きだった女優さん。
お二人観たさに「無能の人」と「サヨナラCOLOR」辺りから
観ましょうか・・・・レンタルで、直人さんの作品って並んでいるんでしょうか。

レンタルビデオ屋には、無縁ですので、
一度覗かねば、ございます・・・・・・。

読書ログの皆さん、この七作品の中で、お奨めございましょうか。


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穂村弘のこんなところで~穂村弘・荒木経惟

2017-02-21 05:05:05 | 本の少し
穂村弘の、こんなところで。
クリエーター情報なし
KADOKAWA

☆☆☆

穂村弘さんが、資生堂の「花椿」に掲載中の「歌人・穂村弘の、こんなところで、」の
第1回から41回までの3年半分をまとめたもの。

インタビュー形式なのですが、そのお相手が多彩で楽しめる。

作家・女優・演出家・映画監督・翻訳家・漫画家・デザイナー・
囲碁棋士・歌人・アマチュアボクサー・芸人・美術史家・
エッセイスト・俳優・建築家・音楽家・アナウンサー・舞踏家・
シンガーソングライター・女流棋士・ピアニスト・写真家

職業はと尋ねられると色んな肩書きがあるんですな、

すべての方が、その分野で成功されている方だし、
聞き手が、穂村さんなので、二人の会話の内容は高度、
クリエイターの普段の胸の内の複雑さが垣間見れる。

エッセイの題に「こんなところで」とあるんですが、
最初のツーショットの写真の背景に写っているところ、
銀座辺りが多そうですが、関西人の私には此処だと断定できる処は
数か所しかありません・・・・。

でも「花椿」って50年前の子供の時から母が読んでいたので
覗いていましたが、未だ続いているし、内容はオシャレなんですね・・・・。


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第144回・和泉ワンコイン寄席

2017-02-18 23:52:56 | 和泉ワンコイン&笑福亭伯枝
第144回・和泉ワンコイン寄席

定員55名・私はこの後方の椅子席

今日は、ご近所のU野さんとご一緒に、ワンコイン寄席に・・・・。

一、桂鹿えもん・・・・・・・・「手水廻し」

文福さんの七番目のお弟子さん。

東大阪の出身とあるが、大阪弁とは違うへんな訛りあり、
上方落語の良さが、消えてしまう・・・・ああ、言葉って大事、
気になりますな・・・。

噺は「手水廻し」、頭を廻すにしても、漫画チックでもなく、
淡々と話は進む。

雀々さんで聞きなれた「手水廻し」、終始物足りなさで終了。

二、玉田玉秀斎・・・・・・・・「難波戦記・徳川家康の・・・」

昨年、2016年10月に、旭堂南陽改め、襲名したばかりの
玉田玉秀斎(たまだぎょくしゅうさい)さん。

初めは、まず、講釈師になった経緯を、講談調でお披露目。

演目は、真田丸ではなくその相手側、徳川家康が落ち延びていくハナシ。
それも合戦ではなく、単に、桶屋の床下に隠れるだけのハナシ、
まあ、こんなエピソードというか、ハナシなら、30日も60日も
続けて語ることができたんでしょうな。

「講釈師、みてきた様な、嘘を云い」
「この続きは、明晩」

テレビの無い時代、庶民の楽しみだったんですな。

玉秀斎さん、カッコ良いので、また機会があれば聴きたいもんですな。


三、笑福亭伯枝・・・・・・・・「貧乏花見」

「気で気を養う」、という気で、茶か盛りを、と。
持ち寄りの食べものと、酒替わりのお茶を持って、桜ノ宮へ。

道中の楽しいところだが、鳴り物が入らないとさびしいこと・・・。

そこはそこ「気で気を養う」でおますか・・・・。

でも、この近場で、月一落語がしっかりと聴けるなんて、
チケット買って、次は必ず聴こうと思いきや、
来月は出張の予定が入っているので聴けず。

残念ながら、そこはそれ「気で気を養う」、でおますか。

第144回・和泉ワンコイン寄席
2017年2月18日(土)2:30開演
和泉シティプラザ3階 和室

一、桂鹿えもん・・・・・・・・「手水廻し」
二、玉田玉秀斎・・・・・・・・「難波戦記・徳川家康の・・・」
 三、笑福亭伯枝・・・・・・・・「貧乏花見」


コメント (2)
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出光佐三・人を動かす100の言葉

2017-02-16 05:15:25 | 本の少し
出光佐三 人を動かす100の言葉
クリエーター情報なし
プレジデント社

☆☆☆

あの百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」のモデルになった、
出光興産の創業者、出光佐三の物語。

腹が座っているというか、常に世間というか業界のぬるま湯を嫌い、
一匹オオカミといわれても、己の信念と正義を信じ、突き進む。

私の好きな言葉に「変化する瞬間、進化する」というのがありますが、
金や物に屈従せず、「人間尊重」の精神で、常に前向きに進化した生涯。

100ある言葉の中で好きなのは、
「仙厓さんの遺墨の中に“指月の訓”がある。
赤ん坊に月を指して、あれをご覧といっても
赤ん坊は月を見ないで指を見る」
目先ではなく、ものごとの根本をみる。
大事なことですな・・・・・・。

人を動かす言葉・・・ではなく、
その言葉を発する人、そのものが大事ですな。

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パリわずらい 江戸わずらい~浅田次郎

2017-02-14 05:06:07 | 本の少し
パリわずらい 江戸わずらい (小学館文庫)
クリエーター情報なし
小学館

☆☆☆

浅田次郎さんのJAL機内誌への連載のエッセイ、第三弾。

名古屋へ出張の際、小さな本屋で購入。
電車の時間もないので、どうしても知っている作者。
読んでいる本の続編といった、安心バージョンを選んでしまう。

570円が安いのか高いのか・・・実は。安かったんです。

というのも、一番最初のハナシが「旅の仕度」で、
浅田さん、「PAC」(パック)と覚え、
パスポート、エアチケット、クレジットカード。
何を忘れてこようとも、この三つさえあればとりあえず旅は続けられる。

もし、ひとつでも欠けようものなら、中止もしくは中断である。


この最初の4行で、冷や汗が・・・・・。

あれ、自分のパスポートが切れ掛けているのに・・・更新が。
去年の9月で切れている、去年の春先には一度気づいていたのですが、

調べてみると、半年間はまだ、完全に無効ではないようで
住民票の準備などは免除されるようですが。

仕事で、海外でも行くとなってから気づいては、こと遅し。
そういうことでは、ギリギリセーフ。

570円、安い、買い物でおました。

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鳥肌が~穂村弘

2017-02-12 15:21:13 | 本の少し
鳥肌が
クリエーター情報なし
PHP研究所

☆☆☆

鳥肌が立つ、ってこと、ありますか。

怖い、恐怖ですよね。

この本の表紙、よく見ると女性の肌の部分に粒々が
ああ、鳥肌、立ってるんだ・・・凝った、装丁。
(これを想定外と言います)。

ダジャレを言いながら、ああ、何か、
鳥肌立ったこと思いだそうとしているのですが、
人間って、恐怖の体験は忘れるようになっているらしく、
私が楽天的なのか、なかなかでてきません。

ゾッとすること、なければなしで、これで良しと。

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永六輔の伝言~矢崎泰久

2017-02-09 03:05:07 | 本の少し
永六輔の伝言 僕が愛した「芸と反骨」 (集英社新書)
クリエーター情報なし
集英社

☆☆☆

2016年7月7日に永眠された、永六輔さんについての本。
享年83歳。

学生時代にはよく読んだ作者の一人。

今背中の本棚を見ても、青木雨彦、伊丹十三、なだいなだ、團伊玖磨、などの中に
永六輔さんの本が10冊、私をエッセイ好きに育ててくれた方ばかり、
引退後は、ゆっくり振り返りながら、レヴューでもと思っている本達。

今回は、矢崎康久さんが、僕が愛した、「永六輔さんの伝言」と題し、
生前中交友のあった人たちを、六輔さんに成り代わり書いたものである。

でてくる人は、六輔さんとは生まれが20年違う私にとっても、
ほぼ同時代に生きた様なもの・・・・懐かしいもあり、同じ思い。

でてくる人達とは、
渥美清、淀川長治、岸田今日子、三木鶏郎、三木のり平、丹下キヨ子、黛敏郎、
三國連太郎、中村八大、坂本九、石井好子、淡谷のり子、三波春夫、美空ひばり、
小沢昭一、野坂昭如、やなせたかし、住井すゑ、宮本常一、筑紫哲也、水上勉、井上ひさし。

まさに、昭和、そのものですな・・・・・・。

早く、ゆっくり、振り返ることのできる、時間はいつくるのでしょうか。

まだまだ、やることがあるような、
でもどこかで自分自身で決めなければとも思っております。

再来年には元号も代わる、昭和、平成、そして〇〇、と三代にわたって生きるとは、
“昭和”は、どんどん、遠くになっていくんですな。


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しあわせのねだん~角田光代

2017-02-07 05:05:05 | 本の少し
しあわせのねだん (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆

角田さんの日常、それもお金にまつわるハナシを。

昼めし(977円)、Suicaカード(5000円)、電子辞書(24000円)
健康診断(0円)、蟹コース(5820円)、ねぎそば(390円)、鞄(59000円)
携帯電話(26000円)、キャンセル料(30000円)、冷蔵庫(136000円)
松茸(4800円)、クリスマス後の物欲(35000円)、

まあ、お買い物とか昼飯一つ食べるにしても、迷いますな。
ましてや、お金が出ていくとなれば、なおさらでおます。


私の先月大きく使ったのは、

落語会チケット・三公演(6500円)、アリゲリッヒのCD(5600円)、
SALEでのドレスシャツ3枚(13600円)、パスケース(2000円)、
島田陽子さんの本二冊(2808円)、快気祝の会のお土産(38800円)
Newのメガネ(23600円)その他、お菓子に本そして散髪・
・・・ああ、使い過ぎですな。

どれも、買うときは悩んで悩んで、時間掛けて、買ったものばかりでおますが、

眼鏡だけが、出来あがるまでに日にちが掛かるので、まだ手元には来てませんが、
その他はすべて今のところ満足して使っております。

金額に、関わらず、後悔する買い物って、たまにありますよね。
衝動買いしない、予算化した中で使う、カードでの買い物は避ける。

まあ、限られたお小遣いの中ですから・・・賢く買い物しなければですな。



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第三の時効~横山秀夫

2017-02-04 08:41:27 | 本の少し
第三の時効 (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社

☆☆☆☆

あの児玉清さんの本で推薦されていた中から選んだ一冊。

めったに読まない小説、それも警察もの、警察小説というジャンルらしい。

六つの話は短編ながら連作。

各々は人間心理に基づき、犯人を追いつめていくのだが、
おもしろいのは、捜査一課の中に、強行犯捜査一係、通称「一班」、
同じく「二班」、「三班」が居てて、お互いタイプの違う班長が争いながら
手柄を競い、事件の解決にあたる。

第一班の朽木班長は捜査手法がスタンダードな「理詰め型」
第二班の楠見班長は「搦め手型」「謀略型」と、
第三班の村瀬班長は「閃き型」「天才型」と、
それぞれ、際立った個性が話の進行をより面白くさせている。

組織というのは、会社も警察も同じ・・・・・。
どれだけ、外に向かうのかで、勝敗がつくのですが・・・・。

F県警強行犯シリーズ第一弾。
ということは、第二弾、第三弾、もあるのか・・・・。
続けて、読んでみたいもんです。

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続続大阪ことばあそびうた・おおきに おおさか・~島田陽子

2017-02-02 04:05:06 | 本の少し
続続 大阪ことばあそびうた おおきに おおさか
クリエーター情報なし
編集工房ノア

☆☆☆☆

続続でっせ、大阪ことばあそびうたも、ついに三冊めでおます。

ほんま、大阪のことばは、やわらかくて、それでいてときにはきつうて。

それでいて、ごっついたのしいし、おかしくてたまらん・・・。


“おこってんねん”では、

いてもたろかぁ
にがさへんでぇ
さがしたおして
しばいたる
こころわるいワ へとつくワ
ろんにも くいにもかからん
ひょんな はなしや
はったおしても
くそかすにいうても おさまらん
じゅつないなぁ どないしたろ

===かぞえうた

そやがな、さいだす、おおさかのこと、きにかけてくれて、えら、おおきに。

では、ぼちぼち、おわりに、しまひょか。

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