ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

サラダ好きのライオン~村上春樹・大橋歩

2013-10-31 00:42:32 | 本の少し
サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3
クリエーター情報なし
マガジンハウス

☆☆☆☆

このまえ、村上春樹さんで読んだ本が「村上朝日堂」でがっかりしていたのだが、
今回の“村上ラヂオ3”は桁違いに楽しめた。

前作が、若い時の作品で幼い時代のことであったりして、
余りにも遠い時代で、それも関東中心で馴染みがなかったので興味が沸かないからか。

この「サラダ好きのライオン」は、作者も私も同時進行なので共感することが多いからかも。

そして、連載が「日刊アルバイトニュース」と「アンアン」の違いで、
あくまで対象者が違って、内容と表現に大いなる差異を感じているのかも知れない。

“村上ラヂオ3”の小さなこだわり、ちょっとした知識のご披露・・・
どうでも良いようなそれでいて気になるおはなし。

落語好きの私には、こんなマクラの様な、はなし、エッセイは肩が凝らなくて大好きでおます。


そこで、問題、・・・・・・“犬も歩けば棒にあたる”のもともとの意味はなんでしょう。

そうなんです、いつのまにか慣用句としての使い方は、反対の意味になっているようで・・・。


休みの日の昼寝の友に・・・・村上ラヂオシリーズの前作、二作も早速読みたくなりましたな。


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二度寝で番茶~木皿泉

2013-10-29 05:01:42 | 本の少し
二度寝で番茶 (双葉文庫)
クリエーター情報なし
双葉社

☆☆☆☆☆

今年また、新しい作者に出会えた。
既に知る人ぞと知るという方なのか解りませんが、私にとっては嬉しい出会い。

木皿泉さんは、夫婦で共同執筆の脚本家。
夫・和泉努、妻・妻鹿年季子さんのお二人で、
2003年に「すいか」で向田邦子賞を受賞されているらしい。

エッセイといいながら、二人の対話の形で進められる。

他愛のない題材ながら、そこには物事へのこだわり、生きるとはなんぞやまで、
二人の会話のやりとりの中で、軽妙な言葉で語られる。

羨ましいぐらいのパートナー、社会派の漫才師のごとく二人の会話は活きている。



例えば“笑い”についてでは、

かっぱ(妻):テレビも寄席みたいになればいいと思いますね。
大福(夫): 寄席は、何でもありですからね。退屈なものもあったり。
かっぱ: でも、通ううちにそーゆー退屈なのが好きになったりしてね。
大福: テレビは粒ぞろいのスターばかりだから、価値観が平板になってしまう。
かっぱ: 下らないのも流すべきですね。おっ、コイツいけるんじゃないかって、
見てる人に見つけてもらう。
大福: 笑うものぐらい、自分で決めたいです。

いいね、二人で追い打ちかけるように
こんな会話ができる仲間が常に傍にいるなんて、羨ましい限り・・・・。

“老いのの実感”では、

大福: ゴボウとか高野豆腐のおいしさがわかるようになりました。
かっぱ: その程度ですか。
(略)
大福: それから、運命というものを重く感じるようになりました。
かっぱ: えっ、今まで軽かったんですか?

ほんと、重いのか軽いのか解らないはなしが続く・・・・・。
落語でもそうですが、会話って終わるか終わらないうちに相手が話し出すんですよね。

そんな、リズム感のイキイキ会話が続く。



実は、木皿泉さんを知りたくて、

今日、KAWADE夢ムック 文藝別冊「木皿泉~物語る夫婦の脚本と小説」を買ってきて
過去の作品はと最後の作品一覧をみると、なんと一番最初に「新・やっぱり猫が好き」
うれしいな、あの小林聡美さんつながり・・・・好きなものがどんどん集まってくる。

「読書ログ」との出会いによって、好きなものが拡がるような、深みに落ちていくような、
この半年でおます・・・・・・・・。
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どうらく息子・第八集~尾瀬あきら

2013-10-26 08:45:19 | 本の少し
どうらく息子 8 (ビッグコミックス)
クリエーター情報なし
小学館

☆☆☆☆

この“どうらく息子”と“落語心中”がもっか、私が唯一発刊が待ち遠しい落語漫画。

今回は、前回の続きで長らく寄席から離れていた夢六師匠の高座復帰、
そのとき愛する呑み屋の女将が事故にあって、・・・・・・・・。

そして、銅ら壱の兄弟子の女流落語家の銅ら美さんの二つ目昇進。

女将の常連さんの暖かい人情に、読んでいてほろり。

今回主にでてくる噺は、“一目上がり”“芋俵”“芝浜”“厩火事”ってとこで、

おあとがよろしいようで・・・。



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おいしい日常~平松洋子

2013-10-24 01:37:19 | 本の少し
おいしい日常 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆

ほんと、帯のタイトル通り、読めばおなかが空いてくる。

平松洋子さんの「おいしい日常」



どれもが、日常手近にある店。そして手近にある食材ばかり・・・・。

読んでいる内に、何か美味しいものをつくりたくなる。


感化されて、この前の日曜日は私が晩ごはんをつくりやした・・・。

“五穀米”“カレー風味の秋刀魚煮”“イカと里芋煮”“具沢山の豚汁”
結構普段は揚げ物が大好きなのですが、敢て和風で・・・。


本は、途中から平松洋子さんが愛用の“調味料”について

“黒七味”“コチジャン”“柚子胡椒”“塩”“オリーブオイル”“塩”“ごま油”
“バルサミコ酢”“ナンプラー”“ウスターソース”“味噌”“XO醤”“ラー油”
“鶏スープ”“レッドカレーペースト”“ココナッツミルク”“腐乳”“氷砂糖”
の使い方とお奨めのメーカーを紹介。


そのなかで、お奨めの品を買いたくなったのが・・・

千葉県佐原の「馬場本店」の“みりん”
生砂糖とサトウキビの未精製の「鴻商店」の“砂糖”
本場中国の「鎮江香醋」の“黒酢”
これは特にお奨めのでなくても良さそうな“紹興酒”

の四点・・・・買うと、また料理をつくりたくなりますな。

でも、調味料って常日頃から頻繁に上手に使わないと
冷蔵庫の奥ですぐ、何もしないままに量が少なくなって固まったりして、
新鮮な内にほんと使い切るのは難しいですね。

料理に興味のある方には、刺激たっぷりの本でおます。


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落語家の通信簿考えない人ブラック・ジョーク大全落語こてんコテン (単行本)ワタシは最高にツイている
日本語えとせとら淋しいおさかな仕事に幸せを感じる働き方村上朝日堂この世は落語
私語辞典美人の日本語100の基本日のあたる白い壁枝雀らくごの舞台裏 (ちくま新書 1030)
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歌舞伎 家と血と藝

2013-10-22 05:16:10 | 本の少し
歌舞伎 家と血と藝 (講談社現代新書)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆☆

先般、某落語家さんが書いた本とは、雲泥の違い。

力作で、5年後も10年後もずっと読み続けられる素晴らしい本でおます。


歌舞伎の世界で繰り広げられた世襲と門閥。

“家系”“血統”“芸”の継承
歌舞伎座の舞台では、血統にによる世襲と門閥主義により、幹部役者の家に
生まれた者でなければ主役は演じられない。

また、その血が絶えることは、一門の歌舞伎界での勢力争いに負ける事であり、
実の子は元より、妾の子でも、あるいは一門であれば、
甥や従弟にいたる者までを養子にしてまで、後継者をつくりだす。

それは、芸の継承というより名跡の継承、しいては一門が絶えることない為である。

そして、昔からそこに小屋主、興行主の思惑も絡み、襲名一つとっても兄弟といえども
争いごとになり、勝者と敗者に別れる。

一番の頂点は、劇界の最高位である歌舞伎座で主役を演じられること。

明治以降のこの「権力闘争」でもいうべき歌舞伎界での動きをこと細かに紹介している。



例えば、今年の4月から6月までの3カ月間の、歌舞伎座の杮茸落興行の21演目で
主役に据えられたのは10名。

最後に、列挙すると、七つの家からの10名。

市川團十郎家(海老蔵)
尾上菊五郎家(菊五郎)
中村歌右衛門家(梅玉、橋之助、坂田藤十郎)
片岡仁左衛門家(仁左衛門)
松本幸四郎家(幸四郎)
中村吉右衛門家(吉右衛門)
守田勘彌家(坂東玉三郎、坂東三津五郎)

やはり、耳にしたことのある役者さんばかりですが、

この中の、幸四郎、吉右衛門のように血統上は兄弟なのに家はバラバラ、
玉三郎と三津五郎は家系上は同じ家ながら、血統は繋がっていない、

この複雑な関係がいかにして起こり、なぜ形として継続されているのかを
著者“市川右介”さんが丁寧に解説してくれるが、余りの複雑さにいったりきたり
家系図と見比べながらの読書、頭の整理を兼ねて是非お試しあれでおます。


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ことわざ悪魔の辞典~別役実

2013-10-20 01:02:59 | 本の少し
ことわざ悪魔の辞典
クリエーター情報なし
王国社

☆☆☆☆

あの「淋しいおさかな」の作者、別役実さんの本。
図書館のリストで見つけたので、早速取り寄せて読む。

従来のことわざ辞典とは異なり、一つ一つが落語のオチに使えるぐらい笑える。

例えば
【えんはいなもの】えんは、「縁」ではなく「円」であり、
【うえにはうえがある】のうえは「餓え」。
【かおにどろをぬる】とは、「泥パック」による美顔術である。

とすると
【げいはみをたすける】では分かりますよね、むろん「芸」ではなく「ゲイ」。
【とうかくをあらわす】は、選挙用語で「当確」。
【ときはかねなり】のトキは、国際保護鳥の「朱鷺」。

と、珍説明のオンパレードで愉しめるが、
一転してまえがきとうしろがきでは真面目に書かれている。

「ことわざ」が日常の中で口にし耳にし伝えられてきたもので、
文字に置きかえて伝えられてきたものとは、いささか様相が違う・・・・と。

その文字として意味を固定することによって、口承によって伝えられてきた
遊びの部分がそぎ落とされてきたのではないか・・・と。

そういう意味で、この本は言葉本来の口承によって話された時の勘違い集である。

丁度、文庫本も出ているようなので、買って手元に置いときたい本ですな。


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落語家の通信簿考えない人ブラック・ジョーク大全落語こてんコテン (単行本)ワタシは最高にツイている
日本語えとせとら淋しいおさかな仕事に幸せを感じる働き方村上朝日堂この世は落語
私語辞典美人の日本語100の基本日のあたる白い壁枝雀らくごの舞台裏 (ちくま新書 1030)
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落語家の通信簿~三遊亭円丈

2013-10-19 01:31:07 | 本の少し
落語家の通信簿(祥伝社新書)
クリエーター情報なし
祥伝社


芸歴49年の三遊亭円丈が「芸」の真髄から裏話まで語る・
(あくまで、帯のタイトルを写しました・・だけ)

円丈さん曰く、落語評論家という存在はウサンくさくて信用できない。
小噺の一つもできないくせに落語の評論なんかするなと・・・・・、
期待して読んでみたら、ええ、それ以下じゃんというようなひどい内容。

700席聴いた中での批評と断っているが、その範囲、視野の狭さ。
「落語家の通信簿」なんぞおくがましい題ではなく
単に「円丈の好き嫌いの落語家」と言えば良い程度の中身。

さすがに、師匠円生についてはそれなりのはなしが語られているが、
その他の落語家さん、特にご自分の興味ある創作落語家仲間はそれなりのことが
書かれているが、古典落語の演者さんは、中身の薄いハナシばかり。

いかに、取材というかネタの濃さが、内容のおもしろさを決めるというのが丸解り。


特に、上方落語については生で聴いた感想ではなくCDでの感想が主体か・・・。

枝雀さんの項で、最後の行を紹介すると・・・

>これが芸に行き詰まったとか、生活苦ならわかる。しかし、そんなことはないのに
人生を終わらせた・・・・。なぜ?もうすこし、ハッピィなエンディングはなかったの
だろうか、それが残念でならない。

これって、一般の私たちが言う言葉であり、落語家ならではの視点で語るという
本の帯はまさに過大広告やんか・・・。


最後に、私がつけた「円丈さんの通信簿」

国語「1」・・言葉のボキャブラリィと表現力、不足。
算数「4」・・話題づくりのみで販売増やすとは、案外計算高く、商売上手。
社会「2」・・最低限の社会的マナーが理解できていない。
理科「1」・・実験、体験、の実証なく、己の思いだけで進める。
体育「3」・・69才にもなって、まだこの様な本を発表する体力とは。
音楽「2」・・リズム感がない文章。


久々に、本棚に入れるのが憚れる本でおました・・・・・。


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考えない人~宮沢章夫

2013-10-15 05:05:28 | 本の少し
考えない人 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆

「考えない」ことを考えた本。

作者は考えなくて、ふわふわと手が動き、ダンスするように言葉が生まれる
自然体で文章が書ければという・・・・。

でも、本の中で紹介されている「考えない」行為は、非社会的なもの。

つい押してしまった非常ボタン。
何も考えずにセットする目覚まし時計。
選挙の日、投票券と間違って電話料金の請求のはがきを差しだす。
再発行と名簿を調べると名前がない・・・・投票所を間違っていた。
取扱説明書をすぐに捨てる。

考えてない人に出くわすことが多い。
考えてない人って、非常識、マナーのない人、周りが見えてない人。



先日も、天王寺駅の地下鉄のコンビニでレジを済ませ、
店員の差しだすお買い物袋をレジ台に置いたまま
「キューズモールへ行くには」と聞いたおばあさん。

「一旦そこを上に上がって、右の方へ行くと陸橋があって、その先に見えてきますから」と
丁寧に答える店員さん、

「でも、このまえ陸橋使わずに地下のパン屋の横を抜けて行くと行けたんやけど・・・・・・・。」

「ここのミオを抜けて行ったら行けるんと違う、行かれへん・・・・・。」

おいおい、そんなこと駅員さんに聞けよ、そこまで自信があるなら行ってみたら
一人しかいない店員さん、私の後ろにはもう三人ものお客がつかえて並んでる・・・・。

老人というのを差し引いても、
何も考えない人、周りが見えない人、私の周りには居て欲しくないお人でおました。


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第15回・笑福亭鶴二独演会

2013-10-13 13:27:48 | 笑福亭鶴二

第15回・笑福亭鶴二独演会


開場後の繁昌亭・・・本日は立見も出る大入り満員。


瓶太さん、喬介さん、ビックリツカサさん、皆さん御馴染み方々。



笑福亭鶴二関西私設応援団の辻さんとお祝いのお花、。

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・「兵庫船」

「はい」と手をあげる、喜六。

何とも、喬介さん、前座噺の「兵庫船」を楽しい、愉しい噺に変身。

周りを明るくさせる、喬介さんの落語の世界、極めていますな。

失礼ですが、落語が上手いとか、聴かせるとか、江戸落語の粋なんかとは
正反対のところに位置する喬介さんの落語。

でも、古典落語が古さが無くなって、新鮮さがいっぱいに
息を吹きかえすとこなんぞ、凄いもんでおます。

落語って、楽しんで、なんぼ。笑って、なんぼのもん。
そんな原点を知らしめてくれる、喬介さんの「兵庫船」でおました。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「代脈」

毎年、独演会の為に、ネタおろしをする鶴二さん。
今年は、3本ともネタおろしで、それも春から早いうちから演りかけたようで、
すべてが、我が物になって登場。

この「代脈」も、大先生の替りに往診にいく、見習いの周達の
代脈のお嬢様の部屋に行く前の、控えの間でのやりとりが愉しい。

ややも、すると、エロっぽくなりそうな噺。
そこは、さらりと軽妙な笑いで包む鶴二さん。

来年の独演会も、新しくこんな軽いネタもかけて欲しいですな。


三、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・・「首提灯」

「上燗屋、へいへいヘイと逆らわず」
「あつなし、ぬるなし、ころ加減で上燗」

上燗のお酒が美味しい季節になりましたが、・・・と言いながら
ビール党のわたくしめはいたってこの燗酒の旨さが解らないんですが・・・。

瓶太さんの「首提灯」、今回も上燗屋の部分、瓶太さんらしく、節度ある酔いかた。

「これは何」とあっさり尋ねながら、屋台の親父との会話を楽しんでいる。
道具屋での会話も、時の経つのを忘れるぐらい楽しい。

屋台で呑んだのは、一杯半か、二杯。
各演者さん、上燗屋に、入ってくる酔い具合、テンションで
この噺のすべてが決まるようですな。

素面では、首は斬れないし、グデングデンでも斬れない。
酔い加減、ころ加減、が難しい、噺ですな。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「鰻の幇間」

4月の稲田のネタおろしとは、まるっきり完成度が違う。
噺家さんが噺を練りあげる作業というのは素晴らしいもんですな。

客に騙されたと解ってからは、鶴二さんの幇間、秀逸。

掛け軸は蛇とマングースの絵、鰻は硬いは、湯呑は揃うてないし、
天上からはオシメが干してある、爪楊枝といえばマッチ棒がでてくる。

相手の余りの手際良さに、壮絶に罵しれば罵るほど、幇間の悲哀を感じる。

「鰻の幇間」元々江戸ネタであまり、上方で演じる方も少ないので、
鶴二さん、また一つ良いネタが増えましたな。



五、ビックリツカサ・・・・・・・・「おしゃべりマジック」

「ビックリ、ビックリ、ツカサ」の応援もピッタリ揃う、ノリの良いお客様。

レコードジャケットに黒のレコードを入れて、色スカーフを穴に通して
上から抜くと、あら不思議、レコード盤がその色に変身。

最前列で、友人と仕掛けをどうやこうやと言うてると、舞台からツカサさんに
「あまりネタのこと言わないように、小声でもよう聞こえて気になりますと・・・」
注意を・・・。

でも、最後の二色のスカーフを入れて差しこんで、ストライプのレコード出すのに
なんと黒色のレコードを入れるのを忘れて、置いたままのツカサさん。

どうするのかと思っていると、抜きだす時に気づいて、慌てて差しこむ
まさに「ビックリ、ビックリ、ツカサ」さんの巻でおました。



六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「ハンカチ」

鶴二さんの「ハンカチ」、どこにでもある中年の夫婦のほのぼの感が出てよろしいな。

連れが、前に他の人でこの噺聞いたらしいが、まるっきりオモシロさが違う。
やっぱり、鶴二さん、凄いですね・・・・・・・と・・・嬉しいですね。

また、初めてお誘いした仕事仲間のお一人が東京へ転勤。
良い思い出づくりができましたと・・・・・・・嬉しいですね。

ずっと毎回来てくれてる、友人が、今回特におもしろかったと・・・・嬉しいですね。

補助席はもとより、立見席まででての大入り満員・・・・・・嬉しいですな。



来年は、9月21日(日)・国立文楽劇場での独演会が決定。
どんな、ネタが聴けるのか楽しみですな・・・・。

第15回・笑福亭鶴二独演会
2013年10月13日(日)午後6:00開演
天満天神繁昌亭


一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・「兵庫船」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「代脈」
三、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・・・「首提灯」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「鰻の幇間」
仲入り
五、ビックリツカサ・・・・・・・・「おしゃべりマジック」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「ハンカチ」


13-37-188



終演後の鶴二さん。


打上げのあった、繁昌亭前の“cocoNano”さん。
オーナーさんが気さくで、とっても良いお店。


打上げ参加の、ご贔屓の面々。



実は本日は地元のだんじりで、バスがなかなか来なくて30分かけて歩いて駅まで。



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パンジョ寄席~最高・千朝落語

2013-10-12 20:51:09 | パンジョ寄席

久しぶりのパンジョ寄席。

本日は、吉弥さんはもとより千朝さんの登場、楽しみですな。

一、桂そうば・・・・・・・・・・・「うなぎ屋」

多少訛りがとれてきたのようで、聴き易くなった、そうばさん。

演目は「うなぎ屋」、メジャーのようで、案外聞く機会の少ないネタ。

鰻の扱いに悪戦苦闘する鰻屋にスポットをあてるのか、
それを解かっていておちょくる客にスポットをあてるのか、
はたまた、主人公の鰻にスポット当てるのか・・・・。

逃げる鰻に思わず頑張れと、云ってしまう・・・・、そうばさんの「うなぎ屋」でおました。


二、桂吉の丞・・・・・・・・・・・「上燗屋」

凄い、しっかりした高座に大感心。

吉の丞さんとの最初の出会いが6年前の確かこのパンジョ寄席。
その時のことは、まだブログを開設してなかったので、感想は書き留めてはないが、
大工の見習いを辞めてこの世界に入ったとか・・・・・
大味だが好ましく思えたのだけ残っている。

今日は、松喬一門の「これーーは、なに」のねちっこさもなくても充分楽しめる上燗屋。
枝雀さんの形に近いのか、酔いつぶれてグデングデンというより、
上燗屋との絡みを楽しんでいる客・・・・。

ただし、最初のぬる燗で一気に湯呑を傾けてしまい、
すべて飲み干したように見えたのは私だけか。

あと十年後、落語の登場人物相応の年になった時の、吉の丞さん、楽しみですな。


三、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・「深山隠れ」

真室川音頭の出囃子で登場の、吉弥さん。
今年真室川市の観光大使になったそうで、まず唄を唄わないとイケませんので、と

私ゃ真室川の 梅の花(コーリャ) 貴方マタ この町の鶯よ
花の 咲くのを待ち兼ねて(コーリャ) 蕾の中から通って来る。

歌詞をじっくりみると、なかなか色っぽいですな。

実は奥さんが鳥取県の安来の出身で、そこの観光大使もしてますんで・・えへへ、と。

マクラで、ケラケラ笑う子供が会場にいるので、
桃太郎の「クサかった」の小噺を挟みながら、本題へ

ハナシは、武芸者が着いた女ばかりの村で、男手が町へ買い出しに行くと言っては帰って来ず。
山賊でもいるのではないかと、退治に行く。

初めて聴く噺、あとで黒板に書かれた演目をみると「深山(ミヤマ)隠れ」
師匠の吉朝さんがされていた希少な噺。

オチは、婆を凝らしめて、川へ顔を浸からすと・・・
「婆は川で洗濯じゃ」・・・と。

ここで、マクラの桃太郎に戻るとは・・・・・。
あと珍しい「そってん芝居」もいつか聴かせてくださいな、吉弥さん。

師匠とは離れていても、芸の継承はなされるんですな・・・。


四、桂千朝・・・・・・・・・・・・・「鹿政談

本日の秀逸。いや、今年の聴いた噺の中でも秀逸の、千朝さんの「鹿政談」。

最初、奈良の名物をいう前に、京都、大阪の名物も紹介。

あの、もっちゃりとした独特の千朝語りではじまったけれど、
最後のお奉行さんあたりからは、グッと客席を引きこむ。

よくよく考えると、千朝さんの落語、起承転結でいうと、
最後の結の部分だけは米朝さんで演じているような。

最後の部分をきっちり極める、千朝さんの落語は、
終わった後の余韻が最高に素敵でおます。

(そう思うと、千朝さんがトリの落語会に行かなければですな。)



パンジョ寄席
2013年10月12日(土)午後4:00開演
泉ヶ丘パンジョ。パンジョホール

一、桂そうば・・・・・・・・・・・「うなぎ屋」
二、桂吉の丞・・・・・・・・・・・「上燗屋」
三、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・「深山隠れ」
四、桂千朝・・・・・・・・・・・・・「鹿政談」



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ブラック・ジョーク大全~阿刀田高

2013-10-10 05:52:02 | 本の少し
新装版 ブラック・ジョーク大全 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆

阿刀田高氏が狂気の笑い“ブラック・ジョーク”をまとめ撃ち。

でも、中にはエロ・グロ的なものもあって、結構苦手。

著者もあとがきで言っているように、
ブラック・ジョークには、甘口と辛口があるようで。

私的に言えば、後味が良いものと悪いもの。

一つ一つは、ショートコント風ですぐに読めそうだったのになかなか進まなかったのは
悪いものが続くと、すぐ胸焼けをしてしまったようで・・・・・結構、読破辛かったでおます。


ズバリ・・・・・、「わたい、“ブラック・ジョーク”口に合いませんわ」の巻でおました。




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落語こてんコテン~柳家喬太郎

2013-10-08 22:20:08 | 本の少し
落語こてんコテン (単行本)
クリエーター情報なし
筑摩書房

☆☆☆☆

柳家喬太郎さんの「落語こてんパン」の続編。

これで、前回の50と今回の50を足して100の噺を紹介。

この本の愉しさは、その噺の説明ではなく、
その噺を聴くならと、今一番のお奨めの演者をあげていること。

現役の喬太郎さん、仲間うちの噺家さんの中から推薦するなんぞ
なかなかできるもんではありませんけど・・・そこを敢て。

プロからみた、プロの芸の凄さ・・・・・やはり説得力がありますな。

残念なのは、喬太郎さんが東京の噺家さんで、演目も演者さんも当たり前ですが東京中心。

(辛うじて、紹介あったのは、春團治師匠の“皿屋敷”、雀々さんの“さくらんぼ(あたま山)”
米團治さんの“七段目、”文珍さんの“粗忽長屋”米朝師匠と先代の文枝師匠の“百年目”)

是非、上方の噺家さんどなたか、
上方の噺家が語る、“上方落語100ばなし”今聴くならこの噺家さんで・・・・・・
書いて頂きたいものですな。


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桂雀松改メ 三代目桂文之助襲名披露公演

2013-10-06 22:12:41 | 落語

今日は、桂雀松改メ 三代目桂文之助襲名披露公演にサンケイブリーゼに。


各放送局からのお祝いのお花


桂文之助さんの幟も


今日を皮切りに、12月1日の新神戸オリエンタルの公演まで12公演予定されている。


一、桂紅雀・・・・・・・・・・・・・「いらちの愛宕詣り」

噂で紅雀さんの「いらちの愛宕詣り」おもしろいとは聞いていたのだが、最高。

こういうのが“ニン”に合っているということか・・・。
普段の高座から“ちょか”っぽくみえている紅雀さん。

落語の中の主人公の“いらち”ぶりが、ピッタリ合う。
その“いらち”ぶりが、ストレスが溜まる様な“イライラ”ではなく、
のんびりとした“いらち”・・・・大阪でいう“ちょか”がピッタリ。

のんびりしているように見せながら、
心の奥の“ちょかぶりが見え隠れした”師匠の枝雀さん。

その、師匠をも彷彿させる、紅雀さん。

あのあと、子供を風呂に連れていくフルバージョンもあるのでしょうか。
是非、続きを聴いてみたくなる紅雀さんの「いらちの愛宕詣り」、超、お奨めでおます。


二、桂南光・・・・・・・・・・・・・「義眼」

今日の主役である文之助さんこと、雀松さんのエピソードを紹介。
でも、いたって真面目で、そつがなく、師匠の枝雀さんが、大師匠の米朝さんに
「この雀松、ひとつもしくじりしませんねん」と、変な悩みを相談すると、
米朝さん、一言「それで、ええがな」。

雀松の名付け親はその米朝さんで、「船弁慶」にでてくる「雀のお松」から・・・。
普段周りでは、大きな頭で「あたまっちゃん」そして京都の「文之助茶屋」も
大いに関係あるお店で、実は二代目桂文之助さんが始められた店。

今回、「文之助茶屋」さんの御了解を得ての襲名の運びとなったとか・・・。

又、文枝門下にとっても、初代文枝門下で、初代文三、二代目文都、初代文團治とともに
「四天王」といわれた中の、一人である名跡。・・・83年ぶりの復活。

どんどん、上方の名跡が継がれ復活していくのは、良いことでおますな・・・。



南光さんは、得意の「義眼」。
二回ほど聞いているのだが、印象が薄いのはなぜ、こんなに軽い噺だったからか。

今でこそ、ポリーフを視るのに内視鏡をお尻から入れることがあります,、
腸の中、きれいにしてからですが、鯛の目など消化されずあったら、
「ぎょー」とするんでしょうな・・・。


三、笑福亭鶴瓶・・・・・・・・・「宮戸川」

この前の繁昌亭の、七周年の記念興行で皆で浄瑠璃をした時のハナシ。

桂春之輔さんが、最初の練習の時、普段、歌舞伎、浄瑠璃が好きだと聞いていたが
思いの外下手で、皆の「ヘタでんな」の声に、・・・・すねて・・・・・「でえへん」「やめる」とボイコット、
そのあと電話をしても出ず・・・・・ようやく繋がったと思ったら、「一度、いうてみたかった」のひと言。

60過ぎのおっさんのすることでっか・・・・と、文之助さんとは、関係ハナシでスタート。


雀松さんのことあまり関心なくて、天気予想士の・・・ええ、いや天気予報士の資格をお持ちで。

噺は、“半七、お花”の宮戸川。

江戸ネタのしっとり感はなく、上方風というか現代風というか、鶴瓶噺に。

でも、幼なじみの二人が、どちらかがしばらく東京へ行っていて、久し振り会ったとか
叔母さんが、「あのお花ちゃんか」、きれいになってと言わせているが、
なぜか、辻褄合せのバタバタの展開。

でも、いずれにしても笑いたっぷりの「宮戸川」

最後は、いつもの「この続きは本が敗れていて覚えていない」ではなく、
「この続きは、私の落語会で」ときっちり宣伝して、高座を降りる。


四、桂ざこば・・・・・・・・・・・「藪入り」

ざこばさんの「藪入り」は初めて。
「火焔太鼓」「文七元結」など東京噺を最近積極的にされているが、今回は「藪入り」。

福團治さんの名人芸とどうしても比べてしまう。

息子が帰ってくるという喜び、子を思う親の気持ち、
普段と違うギャップにおもしろさがあるんで、
いつも、テンションの高いざこばさんの場合、その差が薄く感じられて、案外損かも。

でも、我家でも息子が帰って来る時の嫁さんのハシャギようは、
この藪入りに近いもんがありますな。


五、口上(文之助、文枝、南光、鶴瓶、文我、ざこば)

向かって、左から司会の文我さん、続いてざこば、南光、文之助、文枝、鶴瓶、さん。

最初は南光さん、南光さんのところで書きましたが、この口上の時の紹介とごっちゃに・・・。
続いて、ざこばさん、文之助さん、前の雀松さんにもあまり思い出ないんですわ・・・。

それよりも、あの鶴瓶、さっき楽屋で“半沢直樹”の時のビス「見したりまひょか」と
見せびらかしてますねん。「おまえ、首吊って死んだんちがうんか」と、文之助さん置いといて
両端でバトル炸裂。・・・・いつも、襲名で見られるお馴染みの光景。

最後の、文枝さんが「文枝一門の所縁ある文之助という名前ですが、雀松さんの人柄、
芸熱心でもあり、今回の襲名となりました」と、実は来年の彦八まつりの実行委員長を
文之助さんにしていただこうと思っています。
今迄彦八まつりは、台風が来たり、雨が降ったり、まともに二日間晴天だったことがありません。
是非、天気予報士の力をもって、晴天の彦八まつりを開催して頂きたく、願いをこめて
お願いしたところです・・・・。

最後に、大阪締めではなく、三本締めでめでたく終了。

文之助誕生の襲名披露、晴れの舞台こちらまで嬉しくなりますな。


六、桂雀三郎・・・・・・・・・・・「帰り俥」

師匠の枝雀さんを彷彿させるリニアモーターカーのマクラから、昔の乗物といえば、
“駕籠”と“人力俥”・・・・・・・ああ、「住吉駕籠「ちしゃ医者」」「いらち俥」「稲荷俥」あたりか。

帰りの俥引き“北浜”から“大阪駅”そして“伏見”“丹波”最後は“舞鶴”
まで行ってしまう。

ああ、これが「帰り俥」、小佐田定雄さんの作。
最後のサゲは「ゴルバチョフ」でおました。


七、桂文之助・・・・・・・・・・・「替り目」

最後に、桂文之助さんとしての初高座。

昔は甘いものが好きでしたが、長年止めてましたが、
この年になるとちょっと甘いものが欲しくなりますな。
と「文之助茶屋」さんを気遣いしてのハナシでしたが・・・

酒にまつわる定番のマクラが始まると、
お酒では知らぬ者どうしがお近づきのしるしにまあ一杯というのがありますが、
これが甘いもんでしたら、こうはいきませんな・・・。

あれえ、文之助さんお酒のハナシ、やり難くなりそうですな。

噺は、人力車・・・・さっきと話ついてるけど・・・・「替り目」

この噺、普通嫁はんを「おまえ」と呼ぶんですが、文之助さんは「おかあちゃん」と呼ぶ。
この上品さ、優しさが文之助さんの良さ。
この夫婦感がほんのりと優しく普通の家庭を演出。

妻に対するいたわりの言葉、単に酔っぱらいの言葉で、明日になったら何をいうたか
忘れているような酔いどれではなく、女房との会話を愉しむ良き夫。

大阪ではなく神戸の匂いがする「替り目」で、上品な文之助落語、開宴でおます。


桂雀松改メ 三代目桂文之助襲名披露公演
2013年10月6日(日)午後2:00開演
サンケイホールブリーゼ

一、桂紅雀・・・・・・・・・・・・・「いらちの愛宕詣り」
二、桂南光・・・・・・・・・・・・・「義眼」
三、笑福亭鶴瓶・・・・・・・・・「宮戸川
四、桂ざこば・・・・・・・・・・・「藪入り」
仲入り
五、口上(文之助、文枝、南光、鶴瓶、文我、ざこば)
六、桂雀三郎・・・・・・・・・・・「帰り俥」
七、桂文之助・・・・・・・・・・・「替り目」



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ワタシは最高にツイている~小林聡美

2013-10-01 05:11:55 | 本の少し
ワタシは最高にツイている (幻冬舎文庫)
クリエーター情報なし
幻冬舎

☆☆☆

あの女優・小林聡美さんのエッセイ。

お気軽で、日頃のちょっとしたことを何気なく、お話しに。

“歌わせろっ”では、年に一、二度ぐらいしかカラオケに行かないそうだが、
ドラマの打ち上げで二次会で、カラオケに行くと決まったら、
何を歌えば良いのか、何が歌えるのか、古くてもイケないけど、今の歌は唄えないし、
前日から選曲して準備してしまう。

レパートリーの中から選んだのは、南沙織、オウヤンフィフィ、伊藤咲子、美空ひばり。

でも、番が回って来ないと思っていると、集まった中ではベテランで、
「ボチボチお開きなので、締めの一曲、お願いできますか」と

迷わず、選んだのが。美空ひばりの「愛燦燦」・・・・
小林聡美さんの「愛燦燦」、聴きたいですな。

私は、カラオケは無縁で、でも十八番を一曲だけ持っています。
都はるみが唄う、「北の宿、ダイアナ」という一曲で、各地の宴会で歌っているので
優に30以上の街で、ご披露していますな・・・・。


この本を読んでいて、幸せそうな小林聡美さんがなぜ、夫の三谷幸喜さんと離婚を。

ここに書かれていることは、すべて絵空事と、思ってしまう。

そういえば、旦那さんについての記述は少し・・・・・・・。

離婚できる、気ままさに、「ワタシは最高にツイている」ということでしょうか。



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