2017年・ごまめの落語・・BEST30
今年は、39公演、184席の落語を。
岡町南天の会はほぼ皆勤、ラジ関寄席もそこそこに、鶴二さんの独演会や
松喬さんの襲名披露、文楽もありいの、そこそこ聴けましたな・・・。
休みの日でもちょっとした時間で気軽に行ける来年は地元の落語会を中心に、
回数を増やしたいですな。
まずは、
2017年・ごまめの落語・・BEST30でおます。
1、南天 「代書」(6・25)・大師匠の枝雀さんのタイプの「代書」愉しさ、はちきれんばかりの南天ワールドでおます。
2、鶴二 「包丁間男」(11・5)・独演会での一席。小唄を唄いながらちょっかいを・・・良ろしいな。
3、さん生「亀田鵬斎」(3・12)・強情なおでん屋と鵬斉、その強情さが気持ち良い。
4、松喬 「初天神」(10・8)・師匠に最初に自ら願ってつけて頂いたネタで。きついお叱りをうけた思い出のネタ。
5、かい枝 「子は鎹」(11・11)・親父の素朴さがでていて、お花さん、寅ちゃん、の三人三様のバランスが良い。
6、さん喬「抜け雀」(10・8)・江戸の粋さ、さん喬さんならではの上品な「抜け雀」。
7、福団治「藪入り」(8・20)・福団治さんの十八番中の十八番。子を思う気持ちどこの親も一緒ですな。
8、白酒 「犬の災難」(7・17)・白酒さん。江戸の上品さを保ちながらの酔いっぷり、粋。
9、生喬 「重ね扇」(6・17)・六代目松鶴がつくり三田純一が加筆。後世にこんな噺残しつづけて欲しいですな。
10、梅団治「佐々木裁き」(7・17)・梅団治さんの四郎吉子供の可愛さが残っていて好き。
11、菊丸 「幸助餅」(1・9)・菊丸さん惚れ直した一席。今年のトリも菊丸さんの「幸助餅」でおました。。
12、文之助「天神山」(4・5)・「恋しくばたずね来てみよ南なる天神山の森の中なり」春の心地ですな。。
13、小春団治 「猿後家」(11・23)・御寮さんの表情が最高小春団治さんの古典も素敵ですな。
14、春若 「一文笛」(6・4)・米朝さん直伝の「一文笛」私淑している談志さんのモノマネも入る。
15、塩鯛 「くしゃみ講釈」(1・15)・からくりは聞けるし、講談も聞けるし、貫禄の高座でおました。
16、鶴志 「長短」(10・21)・迫力まんてんの鶴志さんの「長短」、素の鶴志さんどちらのタイプ。
17、米二 「はてなの茶碗」(1・9)・端正、正調、落語の真髄、米朝落語の優等生、ここにあり。
18、花丸 「たいこ腹」(4・9)・安定感、たのしさといい、ちょいの粋さといい、よろしいな。
19、談慶 「井戸の茶碗」(7・23)・これこそ出てくる人は皆正直者ばかり、気持ちの良い噺。
20、生寿 「さんま芝居」(7・10)・良かったですな、ネタ選びといい、質感といい、よろしおますな。
21、吉坊 「鷺とり」(11・26)・吉坊見たさの落語会。「茶栗柿、麩」も聴きたかったですな。
22、文太 「愛宕山」(10・21)・師匠小文枝につけて貰った思い出の「愛宕山」。
23、遊喬 「上燗屋」(10・8)・「これぅ―は なに」のフレーズがこびりつく、先代松喬の十八番。
24、鶴瓶 「妾馬」(9・3)・酔っ払ってから鶴瓶ワールド全開。最後はしんみりと人情噺に。
25、佐ん吉「手水廻し」(2.27)・咲くやこの花賞受賞の会の一席。上手いなぁ。風格まででてきた。
26、喬介 「牛ほめ」(6・12)・完璧。「牛ほめ」楽しさでは喬介さん一番。今活き活き乗ってますな。
27、よね吉「宿替え」(10・24)・師匠吉朝の茶目っ気が乗り移った様な「宿替え」。
28、呂好 「へっつい盗人」(1・26)・喜六のアホさ加減が程よく、愉しくへっついさんを盗りに。
29、文珍 「猫の忠信」(9・18)・猫の忠信が芝居かかってますか・・・・・。
30、吉の丞 「時うどん」(10・24)・ヘンな小細工なしに、噺のおもしろさだけで、笑いの渦に。。
演者お一人様、感動の一演目とさせて頂いております。
一年間、ありがとうございました。
来年もよろしくでおます。
来年は、1月6日の文楽からはじまります。