
嫁さん、出てきたたまさん見るなり、「色白いな」。
このチラシでも、窺えますな。

さすが、浪切ホール、立派なチケット。

100人強の大入り、観やすい高座。
三人三様の良さ・・・・良い落語会でおました.
一、露の紫・・・・・・・・・・・「延陽伯」
「上方落語界のオセロの中島知子」と、でも今や芸も体格も立派になられて
繁昌亭の楽屋である師匠から、「もう、それ古いんと違う」
「地元やから、上方落語の豪栄道にしたらどうか」と、それはちょっと・・・可哀想。
でも、会うたびにどんどん昇格していきはりますな。
落語は「延陽伯」、喋り口調は、師匠の都さんそっくり。
ハキハキ喋る団姫さんとは違って、上手いし、味はあるし、
失礼ながら、大阪のおばちゃんのどっしり感、最高ですな。
どの噺を聴いても、決してハズレのない、紫さんの落語。
次は、どの噺が聴けるのか今から、楽しみでおますな。
二、桂雀五郎・・・・・・・・・「遊山船」
秀逸、凄い、肩の力の抜いた高座だが、随所に入る肩透かしが快感になる。
なんの衒いもなくても、噺の筋を追っているだけで、充分笑いは取れるし、
終わった後に残る、雀五郎さんの余韻も心地好い。
今迄、「遊山船」、生で九人の方を聴きましたが、私の中では一番かも・・・・。
あと、十年、二十年、経った時の、今以上に熟した雀五郎さんに興味津々でおます。
三、笑福亭たま・・・・・・・「口入屋」
定吉が口入屋へ行って、あれこれ女子衆を品定めするところはなく、
お店へ連れて帰ってくる処から始まる。
「ドガチャガ、ドガチャガ」と、「誰でもできるんではない、できるのは番頭のわ・た・し・」
この辺りの、デフォルメっぽいのは、たま節。
あと「お針」「芸事」、「書」に「お茶」「お花」、「剣術」「柔術」「忍術」まで
何でもできる、新人の女子衆の多才ぶりは、案外そのままあっさりと・・・・・・。
でも、深夜の暗闇のお店でありながら、たまさんがやるとなぜか、
部屋中電気明々と(この時は行燈だったのに)感じてしまうのは、なぜ・・・・
仕草、声の明るさ、ご陽気さ、一体何なんでしょう。
一度、たまさんの怪談噺、怖さ1%になるのでは・・・是非聞いてみたい、
そんな気になったご陽気たっぷりの「口入屋」でおました。
「せんしゅう亭~たまの落語会」
2014年8月31日(日)午後2時開演
浪切ホール内交流ホール
一、露の紫・・・・・・・・・・・「延陽伯」
二、桂雀五郎・・・・・・・・・「遊山船」
三、笑福亭たま・・・・・・・「口入屋」
次回の「せんしゅう亭~たまの落語会」・・・ゲストは旭堂南州さんと、月亭天使さん
浪切ホール内交流ホールで、2014年11月15日(土)午後2時開演でおます。
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