今日は、笑福亭呂好さんの第一回目の勉強会。
記念すべき落語会に立ち会えて幸せ。
ほんま、よろしおましたで・・・・。
場所は松屋町三番出口上がってすぐ、
2階が会場・・・・こんなお洒落なところがあったんですな。
50名もの、大入り満員、呂好さん人気すごい。
練の地図
一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・「時うどん」
「第一回目の勉強会にお越し戴いて、ありがとうございます」と呂好さんのご挨拶でスタート。
最初は、20人も集まって頂ければと思っていましたが、本日50名もの、大入り満員。
日頃の呂好さんの高座での熱いものに感動しているお客さんでいっぱい。
今日も緊張していますが、初舞台のハナシを。
科白がでてこず、胸に手を置いて落ち着け、落ち着けと思いながらも、
「もう一回、最初からやり直せ」のお客様の声援で、初めから演らせて頂くが、
また同じところでストップ、何回もやり直させて頂いたが、その度にやはり止まる。
頭が真っ白になった・・・・苦い初高座のエピソードを披露。
噺は、笑福亭の二人バージョンの「時うどん」
ヘンな誇張もなくきっちりとした噺っぷり。
こんな、聴いていて落語の世界に正面から入っていける呂好さん好きですな。
二、桂治門・・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」
呂好さんが、トリで「天王寺詣り」をされますので、敢て私も「お詣り」の噺を・・・。
春団治一門のお家芸「野崎詣り」を・・・。
凄いですな、若手が「野崎」や「天王寺詣り」を掛けるなんて。
ネタだけでも、得した感じ。
大師匠の春団治さんから、師匠の小春団治さん、そして治門さんへ。
まさに、一門の十八番が、伝承ですな。
いつか治門さんで、「皿屋敷」「親子茶屋」「高尾」が聴ける日が来るんですな。
この呂好さんの勉強会、一月は眞さん、三月は紫さんがゲストで二席とか。
前座ネタ以外のネタも聴けそうで、それも楽しみでおます。
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「作文」
文枝(三枝)さんの作で、今月の一日に聴いて頂いてネタおろししたばかり。
三枝さんの初期の作品で、商店街の写真館が舞台。
夫婦喧嘩で始まったので、「替り目」か「ハンカチ」の新しい入り型と思いきや
まるっきり違う噺・・・・・息子「作文」を目にした主人が改心して一心に働く、
最後は、嫁さんの「実は・・・・・・」のセリフで終わる、現代版「芝浜」。
前半の夫婦喧嘩のシーン、鶴二さんが演じると
現在の平成というより昭和の匂いがたっぷり。
「出ていけ」「出ていくわ」という、ご近所に知れわたる様な
派手な夫婦喧嘩も、今やないような・・・。
途中、子供の「作文」にほろり。
前回の「ハンカチ」に続いて、今回の「作文」
鶴二さんの現代落語・・・・古典と創作の間の何とも言えない、
古き良き、大正、昭和の時代がぷんぷん・・・・是非、一聴の値打ちおまっせ。
四、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
意気込みたっぷりに、黒紋付きの衣装で登場。
天王寺さんの境内のガイドブックのようで、
あまり笑いのないこんな噺を選ぶなんて、
そんな、呂好さんのセンス好きですな・・・。
松鶴さんのは六代目のCDしか聞いたことがないんですが、
五代目松鶴さんから継いだ(五代目)文枝さんからの流れの坊枝さんのが
生で聴いた中では一番好きですな・・・。
勉強会というだけあって、次々ネタおろしがあるんでしょうな。
二回目は、1月9日(木)、三回目は3月6日(木)、どんなネタに挑戦されるのか、
それだけでワクワクしますな。
次の名人への成長、進化ぶりをみる為に若手の勉強会には、
すすんで足を運ばんとあきまへんな、
そんな新たな刺激を受けた呂好さんの勉強会でおました。
第一回・笑福亭呂好・落語勉強会
2013年11月7日(木)午後7:00開演
練(LEN)2Fありす庵
一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・「時うどん」
二、桂治門・・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「作文」
四、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
打上げは、空堀商店街の“かみなり亭”
今日の主役の呂好さんと、同期の治門さん。
やっと、ひととき。
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