柳家さん喬・「唐茄子屋政談」・(10.08)
今年の、「ごまめの落語・・BEST1」は柳家さん喬さんの「唐茄子屋政談」
今年は、なかなか行けずに、都合24回の落語会、117席の落語を拝聴。
家か職場か、近くの落語会にと思って行ったのが、
「いずみ山愛落語会」、「田舎そば寄席」、「せんしゅう亭」、「アーバン落語会in堺筋本町」、
「ヴィアーレ落語会」、「呂好一人会」、「和泉ワンコイン寄席」・・・・
結構近場利用させて貰いましたな。
では「2018年・ごまめの落語・・BEST30」 の発表。
1、柳家さん喬、「唐茄子屋政談」・(10.8)
勘当された若旦那、唐茄子売りにやってきたのが、吉原近くの田んぼ、
そこから聴こえる三味線の音に吉原での思い出が・・・さん喬さん、素敵。
名人芸が、目の前の至近距離で見れるなんて、稲田観音落語会、最高。
2、柳家喬太郎、「ハンバーグのできるまで」・(3.21)
お気に入りの「ハンバーグ・・・」大阪から行ったお連れの方も感動。
東京の方っていいな。日頃寄席で気軽に喬太郎さんが聴けるなんて。
3、笑福亭鶴二・「子は鎹」・(10.8)
父親に引き取られた寅ちゃんの元気の良さで、人情噺の湿っぽさがない鶴二さんの「子は鎹」
4、笑福亭銀瓶・「質屋蔵」・(2.4)
旦那が、質草にはそれぞれの想いが込められている。銀瓶さん真骨頂の「質屋蔵」。
5、桂雀太、「代書屋」・(9.25)
最高の高座。今、現役の「代書屋」では雀太さんが一番、超お奨めでおますな。
6、笑福亭たま、「源平盛衰記」・(7.14)
たまさん色満載の、「源平盛衰記」、地噺、たまさんに向いているみたい。
7、桂文三、「福の神 貧乏神」・(7.31)
神頼みででてきたのが、福の神と貧乏神。陽気に喋る貧乏神、文三のキャラと相まって最高。
8、ナオユキ、「スタンダップ・コメディ」・(10.21)
手ぶり、素ぶり、顔の表情も一時に比べて豊かに、テンポも増して笑いも増量。
9、桂南天、「粗忽長屋」・(5.4)
よろしいな。このおっちょこちょい。クレージ―さとナンセンスさ、南天ワールド全開。
10、桂米団治、「質屋芝居」・(6.10)
演じている米團治さん愉しそう。途中で下座から入る声は吉弥さん。
11、笑福亭福笑、「葬儀屋」・(7.5)
練られただけにおもしろい。随所に散りばめたギャグ満載。
12、笑福亭松喬、「鷺取り」・(9.9)
今や十八番。最後には「フライドチキンのカーネル・サンダース氏の若き日の一節でございます」で。
13、桂南光、「五貫裁き」・(6.10)
じっくり聴かせてくれました南光さんの「五貫裁き」・「欲にきり無し、地獄に底なし」
14、桂千朝、「替り目」・(1.14)
独特の語り口。千朝節は私は好きで、はまりますな。
15、桂塩鯛、「妻の旅行」・(1.14)
骨太と繊細さを持ち備えた、塩鯛さんの落語。上手さとオモシロさをほどよくブレンド。
16、桂文之助、「替り目」・(10.27)
文之助さんらしく、ほのぼの夫婦のラブラブ感ようでてますな。
17、笑福亭伯枝、「木津の勘助」・(12.15)
珍しい噺を・・・。ちょっと硬めで、ちょい泣かす、講釈ネタ伯枝さんにピッタリ。
18、橘家文蔵、「時そば」・(3.21)
真打の演じる「時そば」文蔵さん、今丁度、油の乗りきった噺家の旬でございます。
19、桂雀三郎、「船弁慶」。(5.10)
師匠枝雀さんとは、チョイ味付けの違う「船弁慶」。
20、桂よね吉、「蛸芝居」・(3.11)
師匠吉朝の十八番。吉朝一門の十八番として脈々と受け継がれていくんですな。
21、笑福亭鶴瓶、「青木先生」・(5.5)
今日初めて落語を聞くというお連れさん二人、御満悦でした。 「ピィ―」
22、笑福亭竹林、「まめだ」・(10.22)
まめだ、たぬきは、きつねと違って愛嬌がありますな・・・。
23、笑福亭松枝、「三十石」・(9.9)
下座からの舟唄は本日参加者全員で、楽しい、愉しい、八軒屋までの船旅でおました。
24、桂米左、「持参金」・(5.10)
正統派、米朝一門の米左さん。きっちりと噺のおもしろさだけが伝わってくる。
25、桂春若、「井戸の茶碗」・(8.12)
屑屋の清兵衛、千代田卜斎、高木作左衛門、でてくる人全てが善人。気持ちの良い噺。
26、旭堂南青、「山内一豊と千代」・(10.29)
南龍、襲名直前の南青さん。講談界では27年ぶりの真打誕生。
27、桂梅團治、「宇治の柴舟」・(8.12)
舞台が宇治というのが粋ですな。そうかオチの茶柱でお茶処でないとあきまへんな。
28、桂福丸、「風呂敷」・(6.9)
大人の噺「風呂敷」。福丸さんのイメージ払拭。だんだん、おっさんになっていくんですな。
29、笑福亭呂好、「まめだ」・(10.29)
しっとりと銀杏が敷きつめられた三津寺の境内が浮かぶ、呂好さんの「まめだ」
30、桂佐ん吉、「お血脈」・(6.10)
地噺で笑いを集めるのが難しい噺。でも、すごい、佐ん吉さん。楽しませて貰いましたで。
演者お一人様、感動の一演目とさせて頂いております。
一年間ありがとうございました。
来年もよろしくでおます。